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えっ俺がコスプレの十八番だった大賢良師張角に!?朝廷が思ってた以上に腐ってたので念入りに内政をして黄天の世を築きたいと思います  作者: 揚惇命
1章 張角16歳

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十常侍の使者(前編)

 何進の使者が三国志の超大物の曹操で驚いたが、貂蝉を嫁に貰えるのは、割と楽しみではある。

 だって四大美人の1人に数えられてるんだぜ架空の人物なのに。

 さて、次は十常侍側の使者がやってくるそうだが…誰が来るのやら。


 ???「此度は時間を作ってくださったこと感謝する。霊帝様にお仕えしている趙忠《ちょうちゅう》と申す。互いにとって有意義な話となることを期待している」


 まさかの十常侍側のナンバーツーが使者として訪れるとは思わなかった。

 それだけ、十常侍側も父を取り込むために必死だということか。


 張春輝「これは御丁寧な挨拶痛み入ります。王宏様の臣下張春輝と申します。こちらは」


 良師「張春輝が嫡男張角と申す」


 趙忠「(ふむ。此奴が誰も手のつけていなかった広宗の東側を開拓している者か…張譲が警戒するのも頷ける。さて、張譲からはこちら側へ引き込めないと判断したら弱味を握れと言われていたな。では、先ずは金で釣ってみるとしよう…)おぉ、貴殿が誰も手を付けようとしなかった森を開拓して村を作った張角殿であったか。帝様も大層御喜びになられていてな。そうであった!貴殿と出会うことがあれば渡してほしいと頼まれていたものがある。こちらは帝様よりの心配りだ(さて、帝様からと念を押した心配りにどう答える?)」


 帝様からの心配りと来たか…。

 確か、今の帝は霊帝様であり、十常侍の傀儡も同然だったはず。

 だが、俺には直近で揚惇命先生の描く威厳ある霊帝様を見ている…何かきっかけさえあれば目を覚まされるのでは…いやいやいや揚惇命先生の世界観と同じと考えたら痛い目を見る。

 しかし、帝様からと言われて簡単に断るのも…そうだ!

 確か、この頃長江の中下流域で、大規模な旱魃《かんばつ》があり、深刻な水不足に苦しむ多くの民が出たはず。


 良師「本当はこのようなものをお受け取りするわけには参りませんが帝様の御心配りとあっては断るわけにも行きますまい。これを有り難く頂戴した上で、趙忠殿にお願いしたい。こちらの帝様からの御心配り、どうか長江の中下流で起こった旱魃の被害に遭われた民のためにお使いいただきたい」


 張角『流石は、俺を信奉する良師だ。世のため人のため民のために汚い金を使うとは、でかした!』


 こうして俺のイマジナリーフレンドも大絶賛なので、一先ずはこれで良いだろう。

 さぁ、趙忠…どう出る?


 趙忠「(ほぉ。考えたな。帝様からの御心配りと言ったがあれは我らからの御心配り。簡単に金を受け取るなら扱いやすいと見たが…まさか長江の中下流域で起こった旱魃の被害の救済金に充てるように頼むとは…こちらの懐は痛むが相手を侮った勉強代として、言う通りにするのが良いだろう)張角殿は何と御心の広い御方であろうか。では、帝様の御心配りを長江の中下流域で苦しむ民の救済金に充てるようにこちらからも帝様へ言っておくとしよう」


 良師「宜しくお願いします。帝様にも落ち着いている地方の官僚に金を使わず本当に困っている人のためにお金をジャブジャブ使うようにお伝えください」


 趙忠「そうです…なぁ」


 良し!

 先ずは、一つ切り抜けた!

 まだ、油断はできないが相手が賄賂で俺のことを絡め取ろうとしてきたのを防ぐことはできた。

 何が帝様からの御心配りだ!

 お前らが都合よく帝様を傀儡にしている癖に。

 どうせお前らが民からせしめた金だろ?

 偶には民に還元しろっての!


 趙忠「(ぐっ、コイツ念入りに脅してきよった。帝様からの御心配りを長江の中下流域で苦しむ民のために使ってなかったら帝様からの御心配りだと偽ったことをチクるぞとな。張譲、お前はコイツのことを少々侮りすぎたな。此奴、この歳で堂々と…。やれやれ、これは骨が折れそうだ。中央の官僚なんかよりもよっぽど頭の回転が速い。ある意味、コイツが中央で官僚になっていなくて良かったと考えるべきか。さて次は、金で駄目なら女ならどうだ?)張春輝殿は、良い御子息を持たれた御様子。ところで、張角殿に縁談の話はありますかな?」


 張春輝「それは…」


 良師「これは俺に対しての質問です。父上が答える必要はありません」


 張春輝「う、うむ。そうであるな」


 危ない危ない、ここで父上が先程王允殿の養女との縁談が決まったところでしてなんて口走ろうものなら、十常侍からどのような嫌がらせを受けるか…。


 良師「ハハッ。それが全然でして…そろそろ身を固めたいとは思っているのですが…中々、良き相手が居ませんもので」


 趙忠「(父を制して己で答えるとは…既にこの地の権力は張角殿に移っていると考えるべきか…だが良いことを聞いた。相手が居ないのなら張角殿の意に沿う相手をくれてやれば、女に溺れよう)そうでしたか…ちなみにどのような方をお求めですかな?」


 こうも簡単に食い付いてくるとは…この調子でまた一つ爆弾でも投下してみるか。


 良師「恥ずかしながら、性欲が強いものでして1人で賄えるかどうか…小さい村の若い娘全てでようやくといったところかも知れません」


 普通ならコイツ何いってんだ?

 そんな都合よく、女が集まるわけねぇだろとなる。

 だが、コイツらは違う…後ろで自分たちが私腹を肥やすための犠牲となった女性がいる…ここらでその者たちを少しだけでも解放してもらおうじゃないか。

 ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも楽しい・面白い・続きが見たいと思って頂けましたら、下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から評価してくださいますと執筆活動の励みとなります。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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