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えっ俺がコスプレの十八番だった大賢良師張角に!?朝廷が思ってた以上に腐ってたので念入りに内政をして黄天の世を築きたいと思います  作者: 揚惇命
1章 張角16歳

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転生者と王佐の才の邂逅

 張曼成に連れられて荀家の者たちが広宗の領都へとやってきた。


 張曼成「叔父上、荀家の者たちを連れて参りました」


 張春輝「曼成よ。道中、御苦労であった。下がって、ゆっくり休むと良い」


 張曼成「はっ!御言葉に甘えさせていただきます」


 張曼成が退室する荀家の主だった者たちが挨拶をするため入室した。


 荀緄「この度は、こちらの勝手を受け入れてくださりありがとうございます。荀家の長をしております荀緄と申します」


 荀衍「荀緄が三子荀衍と申します」


 荀諶「荀緄が四子荀諶と申します」


 荀彧「荀緄が五子荀彧と申します」


 麟杏「荀彧の妻の唐麟杏と申します」


 張春輝「荀家の皆、丁寧な挨拶痛み入る。広宗の地を王宏様より預かっている張春輝と申す。長旅、疲れたであろう。王宏様より迎えの兵が来るまで、ゆっくりと滞在されると良かろう」


 荀緄「御心遣い、感謝致します張春輝殿。皆行くぞ」


 荀彧「あの、一つお聞きしたいのですが良いでしょうか?」


 荀緄「彧!?張春輝殿、愚息が失礼な真似を申し訳」


 張春輝「荀彧殿と申したな。何を聞きたいのだ?」


 荀彧「張角殿はこちらに居られないのでしょうか?」


 張春輝「息子なら東の森で村長をしている」


 荀彧「お会いすることは叶いませんか?」


 張春輝「息子に?何故?」


 荀彧「人々の暮らしをよくする発明の数々に興味が湧きまして。直にお話を聞きたいと」


 張春輝「ふむ」


 荀彧「出来れば僕と妻の滞在先は東の森にしていただけると」


 荀緄「勝手なことを言うな彧!張春輝殿、大変申し訳ございません。言って聞かせますので」


 張春輝「ハッハッハッハッ。息子に興味を持つとは面白い子だ。しかし、東の森まで安全を保障できない。護衛が居れば話は別だが…そうだ!誰か、曼成を呼んでくれ!」


 波翁「ではワシが」


 波翁が外に出て、暫くすると張曼成を連れて戻ってきた。


 張曼成「波翁殿から叔父上がお呼びと」


 張春輝「おぉ。曼成、待っていたぞ。1つ、護衛の任務を受けてもらいたい。勿論、給金は支払う」


 張曼成「叔父上から、金を取るなんてできませんよ。護衛対象と目的地は?」


 張春輝「この荀彧殿と唐麟杏殿を角の開拓している東の森に」


 張曼成「従兄の元に?俺もちょうどこっちに来たついでに従兄に会って行こうと思っていたので、そのついでで良ければ、お受けします」


 張春輝「感謝する」


 荀彧「宜しくお願いします張曼成殿」


 唐麟杏「宜しくお願いします」


 荀緄「張春輝殿、愚息が我儘を言って申し訳ない。愚息のこと宜しく頼みます張曼成殿」


 張曼成「ついでですので、そうお気になさらず。それに子供は好奇心旺盛ですから」


 こうして、張曼成は2人を連れて東の森へ向かった。


 張曼成「それにしても、親元を離れても従兄に会いたいなんて、重かったことするよな坊主」


 荀彧「どうしても一度お会いしたかったので!」


 唐麟杏「主人は昔からこうなんです。興味のあることにはとことん貪欲でして」


 張曼成「にしても張譲の養女が惚れた相手と逃避行なんて…知られたら大変な目に遭うのでは?」


 唐麟杏「養父のことですから私を殺す刺客ぐらいはもう既に手配してるかと」


 張曼成「達観してんだなぁ。って、おいおい俺は巻き込まれたくないんだが」


 唐麟杏「すいません。その時は皆仲良く」


 張曼成「それ冗談だよな?冗談だよなぁ?」


 荀彧「張角殿ってどんな人だろう…早く会いたいなぁ」


 張曼成「おーい、旦那さん寝取られんぞ」


 唐麟杏「えっ?その張角殿は、そっちも行けるのですか?」


 張曼成「そういう意味の方じゃねぇよ!」


 唐麟杏「なら、何も問題はありません」


 張曼成「ねぇのかよ!って、アレが従兄が開拓してる東の森?いやいや、もう立派な村じゃねぇか!」


 ???「お前ら何処から来た!」


 張曼成「いや、管亥お前なぁ。俺の顔を忘れたのか?」


 管亥「張曼成様!?これは失礼を。張角様にお会いに?」


 張曼成「そんなとこだ。後、荀家の末っ子が会いたいらしくて護衛もな」


 管亥「直ぐに案内致します」


 張曼成「頼む」


 管亥に連れられて、村長屋敷(仮)に案内される面々。


 管亥「張角様、お客様をお連れしました」


 良師「今日は来訪の予定は無かったはず。入ってもらってくれ」


 張曼成「おっ?村長姿も様になったんじゃねえの従兄」


 俺のイマジナリーフレンド、俺のことを従兄と呼ぶこいつは誰?


 張角『やれやれ。この男は父上の弟の子で張曼成だ。俺は曼成と呼び捨てで呼んでいた。確か、最近会ってなくて、暫くぶりに会う。仕事は叔父上と共に国境警備を務めている』


 サンキュー。


 良師「久しいな曼成。国境を警備しているはずのお前がどうしてここへ?」


 張曼成「荀家が亡命するって話は聞いたか?」


 良師「それとなく馬木工じぃから」


 張曼成「一応、安全面を考えて武装解除させたから道中の護衛で俺と部下たちがな。で、部下たちは久々の領都で羽目を外して、俺は従兄に一目会いにな」


 良師「そうか。俺も久々に会えて、嬉しい。ん?なら、何故管亥は客だと?」


 張曼成「あぁ、それは俺がここに連れてきたこの2人だと思う」


 荀彧「ようやくお会いできました!人々の暮らしを良くする発明の数々に感銘を受けました。荀彧と申します」


 えっ?

 この少年は今なんて言った?

 荀彧?

 同姓同名の別人って可能性も?

 転生者の俺が王佐の才と邂逅?

 いやいやいや、無いよな?

 ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも楽しい・面白い・続きが見たいと思って頂けましたら、下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から評価してくださいますと執筆活動の励みとなります。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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