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Chapter19 おかえり
視点:蔵野まち→新渡戸夕貴
「ただいま」
蔵野まちの本当の笑顔を、俺は、このとき初めて見た。
「メリークリスマス!」
パァン!!
有無を言わさず鳴ったクラッカーの音。
蔵野まちは笑ったまま泣いていた。
それを見たひろみは走って彼女に飛びついて、彼女を抱きしめて
「まっちー!! おかえり!」
と言った。
それで、ここ数日の蔵野まちに何があったか知らないが、わんわん見たこともない顔で泣き出して、ひろみを強く強く抱きしめていた。
いいなぁ、俺もひろみを抱きしめたい。
でもその前に言ってやることがある。
「まち、おかえり」と、高島。
「おかえり、まち」と、加賀。
このカップルは……そこは俺が言って締めるところだろう。
この第七帰宅部部長たるこの俺が
「まち! おかえり」
ヒロアキは一緒に帰ってきたんだから言わなくていいじゃんか……。
そして俺に向けられた全員の目が何だか怖いな。
「おかえり………『まち』」
俺は言った。
「ひろみぃ~!」
「まっちー……いたい、いたい……折れりゅ……」
よし、全員揃ったな!
ようやく揃った第七帰宅部。
新渡戸夕貴に加賀遊規。
山田ヒロアキに山田ひろみ。
霧野みやこは永久欠番。
蔵野まちと高島さき。
さて、これから、楽しくするぞ!
さぁ、何しようか!




