オーダー94:フュージョンバリエーション
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とある休日、今日のカフェチャーミーキャットには、
アカネ、水彦、モモネコちゃん、アオネコちゃん、
クロギツネちゃん、こぎつねちゃんが
お客さんとして来店しています。
こぎつねちゃん「今日もこねこちゃんが作ったケーキは美味しいです〜!」
クロギツネちゃん「そうね♪」
今日もクールなクロギツネちゃんは、
こぎつねちゃんの前ではメロメロです。
テル「こんにちわ〜!」
青子「ごきげんよう、みなさん。」
そこへ、青髪ロングのキツネ耳少女の妖怪である青子とその弟のテルの2人が来店して来ました。
テルは普段、イギリスで修行をしていますが、
休暇をもらい、一時的に日本に帰国したとのことです。
クロギツネちゃん「あら、青子にテルくんじゃない。」
シズカ「今日は何にしますか?」
青子「注文する前に、皆さんにお見せしたいものがあるのです。」
春人「見せたいもの?」
こねこちゃん「なになに?」
テル「こちらです!」
テルがテーブルに置いたのは、
かつて鬼達との戦いで、水彦がマユ子が融合するために使った神秘のアイテム・フュージョンブレスレットでした。しかも今回は計6つの3セットあります。
水彦「あっ!フュージョンブレスレットだ!」
アカネ「でもなんで6個も!?」
テル「姉さんから喜びの連絡がきたので、日本に帰国する前にさらに買っておいたんです。かなりの高級品だから、もう2セット買うのがやっとだったけど。」
アカネ「そんな高級品なら無理して買うなよ…。」
アカネはボソっとツッコミました。
青子「というわけなので、今度はどんな融合戦士が誕生するのか、実験してみようと思うのです♪」
春人「それはおもしろそうだね!」
こねこちゃん「私シズカちゃんと融合したーい!」
シズカ「なんだか緊張するなぁ。」
まず手始めに、こねこちゃんとシズカの2人が
フュージョンブレスレットをそれぞれの片腕にはめ、
融合を始めようとしていました。
こねこちゃん、シズカ「フュージョ〜ン、クロス!!」
こねこちゃんとシズカは、
ブレスレットを付けた腕を×字になるようにタッチし、
まばゆい光と共に2人から1人に融合しました。
シズねこちゃん「こねこちゃんとシズカちゃんが融合したシズねこちゃん、ニャニャンと誕生♪」
こねこちゃんとシズカによるシズねこちゃん。
その姿は、融合したというより、シズカがこねこちゃんを思わせるモコモコ着ぐるみを着た姿をしていました。
しかも手足としっぽの先っちょは、シズカの黒髪を
思わせる黒で塗装されています。
アカネ「シズカが猫の着ぐるみ着ただけじゃねぇか!」
シズねこちゃん「そんなことないよ〜。ちゃんと融合してるよ〜。」
青子「確かに融合は成功してるようです。」
モモネコちゃん「でもこれはこれでありだね!」
アオネコちゃん「異議なしですの〜❤️」
シズねこちゃんの可愛さに、カフェにいるほぼ全員、
メロメロになりました。
次はモモネコちゃんとアオネコちゃんの姉妹が
フュージョンしようとしていました。
モモネコちゃん、アオネコちゃん「フュージョ〜ン、クロス!!」
モモネコちゃんとアオネコちゃんは、
ブレスレットを付けた腕を×字になるようにタッチし、
まばゆい光と共に2匹から1匹に融合しました。
モアネコちゃん「2匹で1匹のチャーミングキャット・
モアネコちゃん、参上!」
右半身がモモネコちゃんを思わせるピンクの毛並み、
左半身はアオネコちゃんを思わせる青い毛並みの
モアネコちゃんへと、2匹は融合しました。
モアネコちゃん「さぁ、あなたの罪を教えるですの!」
水彦「可愛くてハードボイルド!」
テル「アカネさんもいかがですか?」
アカネ「いや、あたしはいいよ。クロギツネパイセン、どうぞー。」
アカネはフュージョンブレスレットによる融合を断り、
クロギツネちゃんに譲りました。
でも一方のクロギツネちゃんは、恥ずかしそうにしていました。
クロギツネちゃん「私も遠慮するわ…。」
こぎつねちゃん「私はやってみたいです!クロギツネさんと合体してカッコ良くなりたいです!」
でもこぎつねちゃんは、融合する気満々です。
するとクロギツネちゃんは、そんなこぎつねちゃんの
可愛く、元気な姿を見て、少し元気を取り戻したかのようにこう言いました。
クロギツネちゃん「こぎつねちゃんがそこまで言うのなら…試しにやってみようかしら!」
というわけで、クロギツネちゃんとこぎつねちゃんも
フュージョンしようとしていました。
クロギツネちゃん、こぎつねちゃん「フュージョ〜ン、クロス!!」
クロギツネちゃんとこぎつねちゃんは、
ブレスレットを付けた腕を×字になるようにタッチし、
まばゆい光と共に2匹から1匹に融合しました。
妖狐ちゃん「ジャンジャカジャンジャンジャ〜ン!ビュ…」
するとそこへ、床に出現した土管から
青子達の母親である小さいキツネ妖怪の妖狐ちゃんが飛び出て来ました。でも飛び出た時、なんとクロギツネちゃん達のフュージョンが発生したことによる
まばゆい光に巻き込まれてしまったのです。
そしてその姿は…
妖狐ちゃん「三位一体!」
こぎつねちゃん「以心伝心!」
クロギツネちゃん「ご唱和ください、我らの名を!」
キツネギドラ「神獣キツネギドラ〜!!」
アカネ「なんだその姿!?」
モアネコちゃん「ミュミュミュ〜!!クロギツネ先輩達が怪獣になっちゃったですの〜!
なんとクロギツネちゃんとこぎつねちゃんだけでなく、
たまたま妖狐ちゃんもフュージョンに参加したことにより、3匹は長い3本の首、背中には翼も生えている
キツネの神獣(?)・キツネギドラへと融合したのです。ちなみに真ん中の首はクロギツネちゃん、
右の首はこぎつねちゃん、左の首は妖狐ちゃんで
構成されております。
キツネギドラ(クロギツネちゃん)「って何よこの姿!?恥ずかしい…。」
キツネギドラ(こぎつねちゃん)「でもクロギツネさんと一緒でかっこいいです!」
キツネギドラ(クロギツネちゃん)「そ、そうかしら?」
キツネギドラとしての姿にクロギツネちゃんは恥ずかしがっていましたが、こぎつねちゃんの喜んでいる表情を見て、ホっとしました。
キツネギドラ(妖狐ちゃん)「まさかまろも融合してしまうとは!でもどうせなら真ん中の首が良かったでおじゃる!」
一方の妖狐ちゃんは、自分の首が真ん中じゃないことに
文句を言っています。
春人「融合しても性格はバラバラでまんまなんだね。」
カフェの中がフュージョンキャラの話題で盛り上がっている一方、外から女性の悲鳴が聞こえました。
どうやらその女性は、ひたっくりにバックを盗まれたようです。それを知り、3人のフュージョンキャラは、
ひたっくりを捕まえるため、カフェを出ました。
ひったくり「ゲヘヘ!いいもんゲットしたぜ!」
シズねこちゃん「待ちなさい!」
いかにも悪役っぽく悪うひったくりの前に、
シズねこちゃん達フュージョンキャラが立ちふさがりました。
ひたっくり「な、なんだテメーら!?特に後ろのヤツ、
1番気になるんだけど!キツネ!?ドラゴン!?」
ひたっくりは特にキツネギドラの姿に驚いていました。
シズねこちゃん「盗んだ荷物を返しなさ〜い!!」
モアネコちゃん「ダブル引っかき攻撃ですの〜!!」
ひたっくり「ぎょえ〜〜〜〜〜!!」
シズねこちゃんとモアネコちゃんの鋭い爪による
連携攻撃が、ひたっくりに炸裂し、怯んだ隙に、
シズねこちゃんがバックを取り返しました。
キツネギドラ(妖狐ちゃん)「これでもくらうでおじゃる!」
キツネギドラ「滅びのアルティメットフォックスバースト!!」
ひったくり「どわ〜〜〜〜〜!!」
さらに追い討ちで、
真ん中のクロギツネちゃんの口から青いビーム、
右のこぎつねちゃんの口から黄色いビーム、
左の妖狐ちゃんの口から赤いビームを同時に発射され、
ひったくりに大ダメージを与え、黒こげにしました。
ひったくり「ま、まいりました…。」
こうして、ひったくりから女性のバックを取り返すことに成功しました。すると周りに人々が集まり、
3人フュージョンキャラを褒め称えたり、スマホで3人の写メを撮ったりしました。
キツネギドラ(クロギツネちゃん)「やっぱり恥ずかしい…。」
キツネギドラ(こぎつねちゃん)「えへへ♪がんばったです〜!」
キツネギドラ(妖狐ちゃん)「もっとまろを称えるでおじゃる!」
その後、黒こげになったひったくりは逮捕され、
バックも女性に返すことができましたとさ。
今回はミズタンに続く、新しく色んなフュージョンキャラが参戦しましたが、皆様はどのフュージョンキャラが気に入りましたか?




