36話 訂正
「さてと・・・
まあ座・・」
「わかりました」
言い終わる前に
椅子に座った
「まったく
今も昔も
お前の行いには
呆れてくるぞ
今回は良い方だが
野外訓練では行方不明
実技試験ではルール無視
まあ実技試験は
相手に非があったが・・」
「話がそれ始めていますよ」
「おっと
そうだな
学校としても
これ以上
問題を起こさないで欲しいんだよ
お前を退学にしたくは無いからな」
「そうですか?」
「お前も退学になりたくないだろ?」
「・・・・・・」
額に手をあてる
「・・・なんで
そんなに考え込むんだ
まあ
今回はけが人が
出なかっただけ良かった
ここのガラスは網が入っていないからな
割れるとかなり飛び散る」
「それは良かったですね」
「なあ?
お前が
問題を起こす事は
今に始まったことじゃないが
日頃の態度を改める気はないのか?」
「無いですよ」
「即答か
・・・いつも
授業は寝る
テストは狙ったように
赤点ギリギリ
実技も見事なまでに平均」
「問題は無いでしょう?」
「大有りだ
ふざけてるだろ」
「どうしてですか?」
「戦闘訓練の事件を
忘れた訳じゃないだろ?」
「?」
「おい!」
「嘘ですよ」
「そうか
なら
あの事件の事を
考えると
おかしいと思わないか?」
「別に何もおかしいとは思いませんが?」
「しらばくれてるのか?」
少しドスの聞いた声になる
「・・・・・少し
お灸を据えただけすよ」
目を瞑りながら話した
「お前がなぜ怒っていたのかは
わからないが
お灸を据えるにしても
やりすぎだ
俺達
教師が止めに入るのが
もう少し遅かったら
確実にあいつは死んでいた」
「・・・・何が言いたいんですか?
また話がそれていますよ」
「いや
もう話は終わりだ
最期にこれだけは言わせてもらう」
眉間にしわを寄せ
「ふざけるのも
大概にしておけよ」
低めの声でそう言った
「分かりました
それでは」
ゆっくりと席を立ち
歩こうとした時
思い出したように
「先生
少し付け足しておきます」
陰のある笑みを浮かべ
「じつはあの時
先生達も殺そうかな?
って考えていたんですよ
未遂で
良かったですね」
「・・・・・」
今度は扉を丁寧に開け
「失礼しました」
ピッシャアン
職員室全体に響くほど
強く閉めた
お読みいただき
ありがとうございました




