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人に非ず怪物に非ず(仮)  作者: 鳥ノ
1章 夏休み 
32/39

31話 余り

「ふう

 やれやれ

 全く終わりが見えん

 都市壊滅に

 大規模な自然破壊

 そして

 試作品破壊

 はあ

 死ねるかもな」

 机の横に

『疲れた体も元気に!』

 と書かれた箱がある

「徹夜も限界があるな

 だが

 後回しにもできんし」

 疲れ果てた体を

 動かし

「愚痴を言っても

 仕方ない

 やるかぁ」

 積み上げられた紙と

 複数のモニターに

 目を向けた

 










「見えますでしょうか?

 この荒地と化した場所は

 昨夜まで数多くの

 建造物が立ち並んでいた

 都市です

 にぎやかな面影は一切なく

 現在も救助活動が続けられております

 なぜこのような

 事態が起きてしまったのか

 現在調査中との事です」

 電化製品を販売している

 店舗のテレビに目を向けている

(あーあ

 予想は付いていたけど

 やりすぎだよ

 そりゃ

 偵察機の一つや二つ

 飛んでくる訳だねぇ)

 頬まで覆うほど

 大きいマスクをした

 長身の女性が居た

(力加減の下手さは

 変わって無いねぇ

 これじゃあ

 【銀舌】と同じだよ

 分かってやってるのかねぇ?)

「きれいな人がいる」

「モデルさんかな?」

「でも

 あんな人

 見たこと無いよ?」  

 行き交う人々に

 チラチラと見られているが

 気にも留めていないようだ

(あと

 半分か

 どうしようかねぇ?

 人助け?

 人殺し?

 それとも・・・・・)

 そう思っていると

「何か

 お探しでしょうか?」

 店員から声をかけられた

「あ、ああ

 すまないねぇ

 今のニュースに想うところがあってねぇ」

「そうですか

 確かに

 痛ましい出来事ですからね

 お知り合いでも?」

 小さく頷き

「すまないねぇ

 お騒がせしたよ」

 そう言い

 立ち去った

(危ないねぇ

 あやうく

 食べそうになったよ

 あはは

 今夜は・・・殺しかねぇ・・・)

 マスクで分からなかったが

 裂けた口を歪め笑っていた











餅食べる

歯に付く

取れない

イラッとする

そんな一日でした


お読みいただき

ありがとうございました

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