21話 立ち話
「・・・・と言うことなのさ」
全てを話し終えた
「ハハハ
テメェを負かすとは
たいした奴だな
花子ってやつは」
「うるさいねぇ
アイツが強すぎたのさ
私の力とも相性が良かったからねぇ」
「言い訳か?」
「事実さ」
「テメェの力は
確か
共食いだったか?
あれと相性が良い
能力や力なんて
あるか?」
「あったのさ
信じられないけどねぇ」
「ちっ
先を越されちまったな
花子って奴に
テメェを
最初に負かすのは
俺だと言ってたのに」
「お前に何度挑まれたことかねぇ
あはは
まあ結局
お前の全敗だったけどねぇ」
「ふん
いつか
ぶちのめしてやるよ
そのときは
覚悟しとけ」
「いつかねぇ
いつになるのかねぇ?」
笑顔で言う
「それはそうと
立ち話も疲れたねぇ
お前の城に
行って良いかねぇ
お前の事だから
もてなしの準備ぐらい
同属達に
指示しているだろう?」
「お見通しって事か
良いぜ
俺の城に来い
歓迎しよう
【空腹】さん」
「歓迎されますかねぇ
【鬼神】さん」
道中
「忘れてたねぇ」
「何だ急に?」
「土産さ
ほら」
と言い
「おえぇ」
ボトッ
口から瓶を吐き出した
「おお!
これは人間酒か?
美味そうだ
これは良いつまみを
用意しねえとな」
嬉しそうな声で言った
「喜んでくれて
何よりだねぇ」
城下町
今は大分廃れているが
見渡す限りが
明かりで満たされ
いつくもの
建造物が立ち並ぶ場所
その中心には
巨大な古城があった
「昔とかなり違うねぇ」
「修繕を進めてんだよ
それに
昔より大分
広くなっただろ?
そんだけ
人間どもが
俺を
恐れて拠りつかず
怪物どもが
こぞってやって来るって事だ」
「これだけ
広いと
統治も大変だろう?
お前
そう言うの駄目だった
ような気がするんだけどねぇ?」
「そんなことするわけ無いだろ?
傘下に加えてくださいって来た奴らが
勝手に繁栄して増えてるだけだ
俺は
食料等を定期的に届けていれば
満足なんでな
テメェも似た様なもんだったろ?」
「そうだねぇ
まあ
私の場合は
妖怪だったけどねぇ」
「そうだったな
【妖王】の奴が
今は統治しているが
昔はオメェが統治していたな」
「統治じゃないよ
ただ
守ってやっていた
それだけなんだけどねぇ」
「妖怪どもは
オメェに感謝してんだ
オメェのおかげで
怪物と人間の手から
生き延びる事ができたんだからな」
「あはは
あいつ等にも
会いに行こうかねぇ」
「泣き叫んで喜ぶと思うぜ
テメェは
妖怪に
崇められてるんだからな」
「少し先になりそうだけどねぇ
しばらくは
大人しくしていないと
いけない事に成りそうだからさ」
まだまだ会話は続く
誤字等ありましたら
修正いたします。




