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人に非ず怪物に非ず(仮)  作者: 鳥ノ
0章 意味の無い日々
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1話 日常1

他の作家の皆様はどれ位の時間で

小説を書き上げるのでしょうか?

1話の長さなどもどれ位が良いのか?

分からず短めに区切って書き上げていますが

これで良いのでしょうか?

「昨日、路地裏一面に血痕が発見された事件は

 上級の怪物によるものと国は判断し

 陰陽師と共に怪物の行方を探り

 退治すると方針を決定した模様です」

 暗い部屋の中でテレビのニュースアナウンサーが

 淡々と昨日の事について話している

「お前達人間は本当に私達を根絶やしにしたいんだね

 高々1人食べただけなのに

 陰陽師まで出してくるとは

 ははは、まあこんな私でも

 陰陽師の十人や二十人程度敵じゃないし

 何なら返り討ちに・・・

 多少の足しにはなりそうかなぁ」

 物騒な独り言

「一応、言っておくけど駄目よ

 そんなことしちゃ

 あいつ等に目を付けられると

 私の学校生活どころか

 人生も壊れてしまいかねないからね」

 ちゃんと聞いていたらしい

「人生?人生って今言ったの?

 あははは

 人生、人生ねぇ

 ふふふふ」

 突然何かに取り付かれた様に笑い出した

「あのさ、もうお前はこちら側(怪物)だよ

 分からないの?

 あの時、私がお前を襲ったとき

 お前は人では無くなってるんだよ

 だからお前は

 人がどんなに凄惨に殺されようと

 一定以上の感情を懐かない

 これが人と言えるかなぁ」

 可笑しそうな声で言った

「・・・・・・」

 静かに手を髪に伸ばし

「いだぁぁぁぁぁぁぁい」

 思いっきり引っ張った

「まって痛い痛いから怒ってるなら

 謝るから引っ張らないで

 千切れる千切れちゃうから

 ごめんなさいごめんなさいってばぁぁぁぁ」

 無表情で更に力を強めていく

「別に怒ってなんて無いわよ

 ただ自分の髪が邪魔になったから

 抜こうと思っているだけよ?」

「怒ってるよね?それってぜーたい

 怒ってるよね?ごめんなさい。すいません。

 調子に乗りました。

 どうかお許しくださいぃぃ」

「はぁ」

 自分髪から手を離しため息を一つ

「私は貴方達のような化け物に

 なったつもりなど微塵もないわ

 怪物か人間かなんて

 私には関係ないもの

 私は私

 貴方は貴方

 それで良いじゃない

 怪物だ人間だ

 下らないわ」

 冷たくそう言った

「痛かったー

 別に同属になれって

 言った分けじゃないのに

 酷いなー」

 不貞腐れたような声でそうい言った

「そろそろ

 楽しい楽しい学校の時間なんじゃないんですかー

 楽しい楽しい人の日常が始まりますよーだ」

 楽しい、をやけに連呼していた









 

 

 

「そろそろ時間だぞー

 席について

 座りましたーと

 五回腹から叫べー」 

「「「「「「なんでぇ」」」」」」

 あははははははと笑い声が起きる

(お前の学校の先生は相変わらずだねぇ)

(それはほめ言葉かしら)

(あれで先生が務まるのかねぇ

 ああ、この前中級の怪物を

 退治していたわねアイツ)

(あんな人ほどいざという時

 身を挺してでも生徒を守ろうとするものなのよ

 今の世の中、学力よりもいかに

 より生存率の高い学校に

 子供を入れるかで揉める親も多いそうよ)

(中級が倒せるならかなり安全そうねぇ

 その気になれば上級ともそれなりに

 やり合えそうだし

 何段クラスの怪物は基本的にそう言う

 所には来ないからね

 まあ、私は違ったけど)

(大都市を壊滅寸前に追いやった

 規格外の怪物が此処に居たわね

 ああ、恐ろしい恐ろしい)

(その規格外の怪物を超えるような

 怪物が此処に居ると思うんだけど?)

(さあ?見当もつかないわ?)

(白々しい

 【空腹】と同胞達から崇められた

 私を瀕死にしたくせに

 よく言うね)

(それは自業自得だわ

 貴方は私を殺そうとした

 だから私は貴方を殺しかえした

 ただそれだけなのよ)

「おーい花子聞いてるかー

 割と重要な事も話してるぞー」

「はーい

 すみませーん

 聞いてませんでしたー」

 全く悪びれを感じない返事

「まったくじゃあもう一度

 言うから良く聞いておけよ

 昨日の夜に此処から場所は離れているが

 男性が怪物に襲われたと思われる

 事件があったことは皆しっているな?

 この頃夜に活動するタイプの怪物が

 多くなってきていると言う

 報告もされているらしいから

 くれぐれも夜に出歩かないようにしろよ

 人の魔は夜に増幅するが

 怪物の気も同じように増幅する

 それに怪物の気は種族にもよるが

 人よりも遥かに増幅の度合いが違う

 間違っても戦おうなんて思うなよ

 勝ち目なんて無いからなー

 勝ちたいならまず妖器をもって

 なおかつ昼間に挑め

 と言ってもまずお前らじゃ

 中の下が限界だろうけどな」

 からかう様にそう言った

「いいかお前ら頼むから死なないでくれよ

 死んじまったら元も子もないからな

 いいな?

 的なこと話していたんだよ

 わかったかな

 花子君?」

 呆れ気味にそう言った

「ワカリマシター」

 片言の返事

「はー全くどうなっても

 知らんぞ」

こうして人の日常は終わる


 












誤字、脱字、何かお気づきの点などございましたら

お気軽にお知らせください

確認でき次第修正しますので

よろしくお願いします。

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