15話 予定外
「これは
予定外ねぇ
どうしょうかねぇ?」
「さあ
どうするのかしら?」
人間や
怪物の
屍骸が
無数に横たわり
その中に
肉の塊の様な
常人が見れば
吐き戻してしまいそうな程
グロテスクな
怪物が
そこに居た
「私の記憶が
正しければだけどねぇ
あれさ
昔【腐敗】が
作り出した
合成怪物の
初期の型に
似ているんだよ
だけど
少し違う
なんだろうねぇ
違和感を感じるよ
【腐敗】が作り出した
怪物に違いは無い筈なのに・・・」
「どうするの?
消し飛ばせば
良いのかしら?」
「まって
もしかしたら
あれは
【腐敗】の
コレクションの
一つかも知れないからねぇ
下手に【腐敗】の
コレクションを
刺激しないほうが良いよ
【腐敗】は
自分の物を傷つけられると
よく八つ当たりで
何万単位の生物を殺すのさ
そうなると
私や【鬼神】よりも
人間の脅威に成るからねぇ」
「そうなの?
でも
貴方が最強でしょう?」
「確かに
私は最強さ
強さは誰にも負けないよ
でもねぇ
【腐敗】の力は
強いとか弱いとかの
問題じゃないのさ
詳しくは言えないけど
とにかく
人間や
同属達を
あんな風にしてしまうことが
出来るのさ
だから
当時
数多くの国を
暇つぶしで
滅ぼした
とにかく
【腐敗】を
刺激したくないのさ
消し飛ばしたりして
【腐敗】に知れたら
本気で不味いよ?」
「あら?
人間を
大切に思っているのは
本当なのね
じゃあ
酒の件は
諦めるの?」
「諦めないよ
一つ提案があるんだけどさ
頼まれてくれるかねぇ?」
「いいわよ
出来る限りだけど」
「私を表に出してくれないかねぇ
そうすれば
私の力が使えるからさ
私の力なら
【腐敗】に
ばれる事無く
あれを処理できるからねぇ」
「いいわよ
でも
調子に乗らないでよ?」
「了解ねぇ
この国を酒にしたら
すぐに戻るさ
安心することねぇ」
「そう・・・
そ・・・れ・なら・・」
ドサッ
と倒れこんだ
お読みいただき
ありがとうございました




