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⑺『白昼夢に於ける、一考察』
⑺『白昼夢に於ける、一考察』
㈠
輪廻の所謂現象感覚というものは、一度時世を終えてみないと、分からない感覚であるということは、恐らく確かな理論であろう。それは、多分に、例えば、目を覚めて初めて、直前に居たのが夢の世界だったと、認識する感覚に近いかもしれない。
㈡
また、その夢が白昼夢であったと、認識する場合に、我々は夜の夢とはまた別の、次元において視覚していた世界だったと判別するのである。厳密に思考すれば、夜、人々は眠りについているため、夜見る夢に人々は、睡眠状態として、活発には動いていない訳である。
㈢
処が、白昼夢を見ている間、人々はまさに活動しているのであって、その時空に夢を見ることで、人々との相互作用が相まって、白昼夢が、特殊的になる様な気がしてならないのだ。或いは物音かもしれない、何れにしても、白昼夢を見ている間、社会的に白昼は動いているのである。




