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第34話 『深淵の核、覚醒』

「……終焉は、免れたようだな」


 低く、静かな声が響いた。


 ユークが顔を上げると、空間の奥に「影」が立っていた。


 「……誰だ」


 「私は《深淵の観測者》。

 この世界を“監視”する者……と言えば分かるか?」


 フードを被った長身の人物が現れる。

 漆黒のローブを纏い、その手には黒い杖が握られている。


 「貴様がヴァルナクトを……」


 「否。私は“彼”とは別の存在だ」


 観測者はゆっくりと歩み寄る。


 「貴様が“適応者”であることは、我々も把握している。

 ヴァルナクトが敗れた今——“次なる適応”が始まる」


 「次なる適応……?」


 「“深淵(アビス)”は——終わっていない」


 観測者が杖をかざすと、空間に新たな魔法陣が浮かび上がる。


 「“王”が消えても、“源”は存在し続ける。

 深淵の中心には“核”が存在するのだ」


 「……核?」


 「《深淵の核(アビス・ジェネシス)》——それを封じなければ、いずれ世界は再び深淵に呑まれるだろう」


 「……つまり、俺にそれを封じろってことか?」


 「そうだ。

 そして——“核”には“守護者”が存在する」


 ユークは剣を構える。


 「……それが次の敵ってことか」 観測者が杖を振ると、空間に巨大なゲートが出現した。


 「この先に“核”がある。

 貴様に資格があるかどうか——試されることになる」


 「……試される?」


 ユークが剣を構える。


 「適応者よ。

 お前の力が本物かどうか……“核”が決める」


 「やってみろ……」


 ユークはゆっくりと歩み寄る。


 「待って!」


 セリナがユークの腕を掴む。


 「あなた……今、ボロボロじゃない……」


 ユークは振り返り、セリナに微笑んだ。


 「でも……行くしかない」


 「なら……私も一緒に行く」


 「……セリナ……」


 「だって、あなたの“支え”は私でしょ?」


 ユークは一瞬驚いたが、すぐに微笑む。


 「なら……頼りにしてる」


 ユークとセリナは、互いに視線を交わした。


 「……行くぞ」


 「ええ」


 ユークとセリナは並んでゲートに歩み寄る。


 ゲートの先から、禍々しい気配が漏れてきていた——。



 観測者は微笑む。


 「——よく理解した」


 「では、“核”への道を開こう」



観測者が杖を振ると、空間に巨大なゲートが出現した。


 「この先に“核”がある。

 貴様に資格があるかどうか——試されることになる」


 「……試される?」


 ユークが剣を構える。


 「適応者よ。

 お前の力が本物かどうか……“核”が決める」


 「やってみろ……」


 ユークはゆっくりと歩み寄る。


 「待って!」


 セリナがユークの腕を掴む。


 「あなた……今、ボロボロじゃない……」


 ユークは振り返り、セリナに微笑んだ。


 「でも……行くしかない」


 「なら……私も一緒に行く」


 「……セリナ……」


 「だって、あなたの“支え”は私でしょ?」


 ユークは一瞬驚いたが、すぐに微笑む。


 「なら……頼りにしてる」


 ユークとセリナは、互いに視線を交わした。


 「……行くぞ」


 「ええ」


 ユークとセリナは並んでゲートに歩み寄る。


 ゲートの先から、禍々しい気配が漏れてきていた——。



---

「《深淵の核(アビス・ジェネシス)》……守護者か……」


 ユークは剣を握る。


 「これが……“万能適応(オールマイティ)”の真価を試される戦いか」


 「大丈夫。

 あなたなら、できるわ」


 ユークとセリナは、ゲートを見据える。


 「……行くぞ」


 ユークとセリナは、ゆっくりとゲートの中へと歩みを進めた——。



読んでいただきありがとうごさいます!

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