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なんとなく、の日々
授業中、ボンヤリと外を見る。雲がゆっくりと流れていた。
突然、美由の顔が現れた。
いつの間にか、授業が終わっていた。
「今日は、私を楽しくしてね」
どうしよう。彩乃と帰るつもりだったんだけど…。
「そうなんだ。じゃあ、またね」
なぜか明るく、美由が去っていった。
彩乃と街をぶらついていると、彼女が言った。
「キスしたいなあ〜」
一目のつかないところでキス。
「あーあ、こんなふうに、気楽に付き合えればいいのに」
彩乃の表情が暗くなった。
「でも、私の使命なのよね。あなたに好かれるのは」
使命…。
僕はただ、彼女にあこがれていただけなのに…。
いったい、何が起こったんだろう?
「明日も楽しく過ごそう」
彩乃が笑顔で言った。




