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あなたを愛してる  作者: xjw
11/14

二人と

 美由とファストフードでお茶しながら、僕はぼんやりしていた。

「どうしたの?」

 美由がたずねた。

「別に…」

 僕は愛されてるわけじゃない。いるべき場所にいるべきもの。

「彩乃のこと、考えてるの?」

「ちょっとね」

 僕は笑った。


 美由とキスをしているとき、スズメより少し大きな野鳥が飛んでいくのが目に入った。

「気、散らさないでよ」

「ゴメン」


「なんか、楽しくなかった」

 帰り道、美由がつぶやいた。

「彩乃のこと、考えてたの?」

「そんなには…」

「そう」

 美由が手を振った。

「じゃ、明日も楽しくやろうよ」

 笑顔で、彼女は去っていった。


 家の前に、彩乃がいた。

 彩乃は僕に抱きついた。

「ねえ、私のこと、好きになって!愛して!お願い!」

 僕らはキスをした。


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