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キス
深夜。
僕は目を覚ましていたのだろうか?
何でもできる。
僕はそう確信した。
自然に戻そう。彩乃や美由のことを。
僕はそう思った。
朝になっていた。
彩乃が僕に言った。
「あんたなんかに用はないわよ」
彩乃は友達たちとどこかにいった。
これでいいんだ…。
彩乃とよく座ったベンチ。
僕は独りで座っていた。
彩乃は失ったけど、思い出は残った。まあ、いいんじゃないかな?
「祐司!」
僕を呼ぶ声。
振り返ると、彩乃がいた。
苦悩の表情を浮かべて…。
「なぜなんだろう。あなたを好きでいなきゃいけないの。もう、呪縛からは解かれたはずなのに…」
気がつくと、僕らは濃厚なキスをしていた。




