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先祖代々勇者です。  作者: ばなな
3/8

3 ペガサスとの出会い

ばななです。本日三度目の投稿です。もう書くことがなくなってしまいました。すみませんでした。

私は、安全な寝床を探して、さまよっていた。

だが、所詮、危険のかたまりであるダンジョン故、一向に見つからない。

もう、昨日に比べると、少し明るくなっている。朝なのか・・・?

私は眠たくて眠たくてしょうがなかった。こんな状態で敵と戦いたくはない。


と思った矢先、来ましたー。敵ですねー。

なぜこの世界の獣は、こうも空気が読めんのだろうか。

敵は、まだ見た事がない、翼の生えたドラゴンだった。

と、サラッと言ってしまった私だったが、もう、敵を見た瞬間、

私の脳裏には、2文字が浮かんでいた。


「「敗北」」


あー!!!まだこんな所で死にたくはない!!

だって、空中攻撃とか、未知の領域っしょ。

私の攻撃手段、剣だけだよ? どうする!


戦う

道具

➡ 逃げる


よし。逃げよう。こんな状態で戦っても負けるだけ。

ドラゴンが威嚇を始める前に、私は全速力で走った。

ラッキーな事に、ドラゴンは、追ってこなかった。


ひとまず安心すると、私寝床を探しているという事を思い出した。

あー。何か穴とかないかなー。


ハイ。ありました。この世界はこういうとこだけ都合がいい。

壁には、頑張れば人ひとり入れるくらいの、狭い穴が開いていた。

もっと広い所で寝たいなーなんて贅沢な事を思う。

でも、このくらいのサイズの方が見つかりにくいかも。


私は、近くにあった草をもぎとると、その穴の床にしいた。

草を持ったまま穴に入り、見つからないように、入口を草で塞ぐ。

私は、安心して眠りについた。





目を覚ますと、辺りはさっきより少しだけ暗くなっていた。

時間がわかりにくい。夜なのか?

あーあ。早くこんな薄暗い洞窟から抜け出したい。


よし。早く出口を探そう。

体操座りで寝ていたからなのか、やけに足と首が痛い。

寝すぎたのか、余計に空腹感を覚えた。

穴から出ると、また、出口に向かって歩き出した。


いや、待てよ。もしかして出口など無いのかもしれない。

私はここで人生を終えてしまうのかあああああー。

もし出口があったとする。今、私が歩いている方向が出口の方だという確率は、

方向音痴な私からして、約0.1%にも満たないだろう。


今、とんでもない事を推測してしまったせいで、もう希望がすべて抜けていった。

なにやってんだ、私。しっかりしろ、私。


そこに、第四の敵が現れた。なんと、蛙っぽいそいつらは、群れで来やがった。

なんだよ!卑怯だ!!


私は、怒りやら不安やら苛立ちなどのいろんな感情+寝不足+空腹のせいで、

何かに目覚めてしまったらしい。

群れのドラゴン達に戦う気など無かったっぽいが、私は勝手に、群れの中に突っ込んでいた。

剣を振り降ろすと、蛙達は、あっという間にやられてくれた。


切り刻まれた蛙の死骸を通りすぎる。

やった張本人が言うのも難なのだが、

正直言って、キモイ。


沢山の蛙。生きているのも十分にキモイのだが、血も流さずに山積みになっていると、

さらに、グロテスク感が倍増される。


今気付いたのだが、こいつらは、やけに派手な色をしている。

派手な色をしている生物には近づかない方がいい と、理科で習ったような・・・

もしかしたら、毒持ちだったのかもしれない。

下手すれば大量の毒で死んでいたかも・・・なんて事を考える。


まあ、いっか。 初めて勝ったんだし。

空腹なのには変わりないが、少し食欲が落ちた気がする・・・。



そうして、食料を探しているうちに、第二の宝箱を発見した。

開けてみると、それは食料では無かった。

何かの卵?なのか。明らかに卵の形をしているが・・・

卵好きの私としては、すぐに食べたかったのだが、それが、どうも

食べられる大きさでは無かった。見た事は無いのだが、おそらく、ダチョウの卵くらい・・・

それに加えて、色が異様だった。少しくすんだピンク色。

どう見ても食用では無いな。とわずか2秒ほどで推測した私は、私は、宝箱のふたを閉じた。


次の宝箱を探そうと歩き始めたとき、視界の隅にあった宝箱が、ガタガタと揺れているのがわかった。

え・・・マジか。 てか、どう考えてもタイミング良すぎでしょ。

少し気になった私は、宝箱のふたを開けてみた。


そこにいたのは、頭にツノらしきものが生えていて、翼のようなものもある・・・


これって・・・ ペガサスじゃね??


明らかにおかしいだろー。卵から馬が生まれるとかww

てか、それ以前に、ペガサスはUMA(未確認生物)でーす。

現実的にありえないわー。


あ、此処 現実じゃねえわ。


くだらない脳の会話で、ここが現実では無いと分かった私は、

素直にペガサスを受け入れる事にした。


で、こいつをどうする。


置いていく

➡ 連れて行く


置いていくと、多少の罪悪感がある。

すでに精神状態がおかしい私は、そのくらいは耐えられる。

だが、もし、こいつを育てて大きくすれば、剣しか攻撃手段のない私の、戦力になるのでは?

と思った私は、この選択肢を選んだ。

決して、 『かわいそう・・・』などという事ではなく、

『こいつは使える・・・馬だから蹴りか・・・空中移動もできるな・・・。』

などという、中二病の思考が導いた。


宝箱の中からペガサスをそっと抱き上げると、食料を求めて、また歩きだした。


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