3 ペガサスとの出会い
ばななです。本日三度目の投稿です。もう書くことがなくなってしまいました。すみませんでした。
私は、安全な寝床を探して、さまよっていた。
だが、所詮、危険のかたまりであるダンジョン故、一向に見つからない。
もう、昨日に比べると、少し明るくなっている。朝なのか・・・?
私は眠たくて眠たくてしょうがなかった。こんな状態で敵と戦いたくはない。
と思った矢先、来ましたー。敵ですねー。
なぜこの世界の獣は、こうも空気が読めんのだろうか。
敵は、まだ見た事がない、翼の生えたドラゴンだった。
と、サラッと言ってしまった私だったが、もう、敵を見た瞬間、
私の脳裏には、2文字が浮かんでいた。
「「敗北」」
あー!!!まだこんな所で死にたくはない!!
だって、空中攻撃とか、未知の領域っしょ。
私の攻撃手段、剣だけだよ? どうする!
戦う
道具
➡ 逃げる
よし。逃げよう。こんな状態で戦っても負けるだけ。
ドラゴンが威嚇を始める前に、私は全速力で走った。
ラッキーな事に、ドラゴンは、追ってこなかった。
ひとまず安心すると、私寝床を探しているという事を思い出した。
あー。何か穴とかないかなー。
ハイ。ありました。この世界はこういうとこだけ都合がいい。
壁には、頑張れば人ひとり入れるくらいの、狭い穴が開いていた。
もっと広い所で寝たいなーなんて贅沢な事を思う。
でも、このくらいのサイズの方が見つかりにくいかも。
私は、近くにあった草をもぎとると、その穴の床にしいた。
草を持ったまま穴に入り、見つからないように、入口を草で塞ぐ。
私は、安心して眠りについた。
目を覚ますと、辺りはさっきより少しだけ暗くなっていた。
時間がわかりにくい。夜なのか?
あーあ。早くこんな薄暗い洞窟から抜け出したい。
よし。早く出口を探そう。
体操座りで寝ていたからなのか、やけに足と首が痛い。
寝すぎたのか、余計に空腹感を覚えた。
穴から出ると、また、出口に向かって歩き出した。
いや、待てよ。もしかして出口など無いのかもしれない。
私はここで人生を終えてしまうのかあああああー。
もし出口があったとする。今、私が歩いている方向が出口の方だという確率は、
方向音痴な私からして、約0.1%にも満たないだろう。
今、とんでもない事を推測してしまったせいで、もう希望がすべて抜けていった。
なにやってんだ、私。しっかりしろ、私。
そこに、第四の敵が現れた。なんと、蛙っぽいそいつらは、群れで来やがった。
なんだよ!卑怯だ!!
私は、怒りやら不安やら苛立ちなどのいろんな感情+寝不足+空腹のせいで、
何かに目覚めてしまったらしい。
群れのドラゴン達に戦う気など無かったっぽいが、私は勝手に、群れの中に突っ込んでいた。
剣を振り降ろすと、蛙達は、あっという間にやられてくれた。
切り刻まれた蛙の死骸を通りすぎる。
やった張本人が言うのも難なのだが、
正直言って、キモイ。
沢山の蛙。生きているのも十分にキモイのだが、血も流さずに山積みになっていると、
さらに、グロテスク感が倍増される。
今気付いたのだが、こいつらは、やけに派手な色をしている。
派手な色をしている生物には近づかない方がいい と、理科で習ったような・・・
もしかしたら、毒持ちだったのかもしれない。
下手すれば大量の毒で死んでいたかも・・・なんて事を考える。
まあ、いっか。 初めて勝ったんだし。
空腹なのには変わりないが、少し食欲が落ちた気がする・・・。
そうして、食料を探しているうちに、第二の宝箱を発見した。
開けてみると、それは食料では無かった。
何かの卵?なのか。明らかに卵の形をしているが・・・
卵好きの私としては、すぐに食べたかったのだが、それが、どうも
食べられる大きさでは無かった。見た事は無いのだが、おそらく、ダチョウの卵くらい・・・
それに加えて、色が異様だった。少しくすんだピンク色。
どう見ても食用では無いな。とわずか2秒ほどで推測した私は、私は、宝箱のふたを閉じた。
次の宝箱を探そうと歩き始めたとき、視界の隅にあった宝箱が、ガタガタと揺れているのがわかった。
え・・・マジか。 てか、どう考えてもタイミング良すぎでしょ。
少し気になった私は、宝箱のふたを開けてみた。
そこにいたのは、頭にツノらしきものが生えていて、翼のようなものもある・・・
これって・・・ ペガサスじゃね??
明らかにおかしいだろー。卵から馬が生まれるとかww
てか、それ以前に、ペガサスはUMA(未確認生物)でーす。
現実的にありえないわー。
あ、此処 現実じゃねえわ。
くだらない脳の会話で、ここが現実では無いと分かった私は、
素直にペガサスを受け入れる事にした。
で、こいつをどうする。
置いていく
➡ 連れて行く
置いていくと、多少の罪悪感がある。
すでに精神状態がおかしい私は、そのくらいは耐えられる。
だが、もし、こいつを育てて大きくすれば、剣しか攻撃手段のない私の、戦力になるのでは?
と思った私は、この選択肢を選んだ。
決して、 『かわいそう・・・』などという事ではなく、
『こいつは使える・・・馬だから蹴りか・・・空中移動もできるな・・・。』
などという、中二病の思考が導いた。
宝箱の中からペガサスをそっと抱き上げると、食料を求めて、また歩きだした。




