2 水対策
男爵領は水不足の問題を抱えいる。マリエールのいる内はなんとかなるがいずれマリエールは旅に出る。
不安は解消したい。
2 水対策
男爵領の民は水の不安を抱えている。マリエールがいる内はなんとかなるがマリエールがいなくなったら途端に困る。恒久的な水の確保が必要だ。
西の領地からもらうのは越権行為だろう。すると山の向こうだ。マリエールも行った事がない。フライを使っても日帰りは無理そうだ。男爵に外泊許可をもらう事が必要だ。男爵に夕食の時相談した。マリエールは、
「お父様、マリエールはこの領地の水不足を解消するために、山の向こうへ行きたいと思います。外泊の許可を下さい。」
男爵は渋い顔をした。男爵は、
「今でもマリエールは、領民の水を供給している。それ以上は必要ないと思うがどうだ。」
山の向こうには誰も行った事がない。可愛い娘を行かせたい父親はいない。マリエールは、
「恒久的な水不足の解消を目指します。私がいる内だけの供給では困るのではないですか。」
マリエールは外泊許可を得た。
次の日、マリエールは山を越えるためのフライをした。男爵領側の山脈は見ての通りである。フライのない人間に辿り着けない断崖絶壁絶壁の連続である。断崖絶壁の次には深い谷がある。それが連続にあり北に行くほど谷底に水が溜まっている。山を越えると其処は別世界であった。乾燥とは縁遠いジャングルのようなところだ。大きな湖はないが池が点々とあり、密林で埋めされているように見える。大きな川流れているのが判る。
地上に近づくと大きな鳥が舞い上がるのが判る。両翼を広げると10mはある怪鳥だ。明らかな猛禽だ。マリエール目掛けて突進してきた。エアシールドを纏まってウィンドウカッターで首を切り収納した。この地域を探索するのが目的でないのでここから水を引く方法を考えた。川から水を引くが妥当だろう。先ず山にトンネルを掘り村東側の窪地まで水路作った。水路に堰き止めを作って窪地から水が溢れ村が水没しないようにした。川と繋ぎ堰き止めまで水を引いた。最後に堰き止めを開けた。勢い良く水が流れ込んだ。高低差から考えれば窪地地八分目までで止まる筈だ。村の池の100倍位の容量の池が出来る。しかも使い過ぎても簡単に枯渇しない。飲料水として使えるかは保障の限りではない。浄水まではやり過ぎだろう。マリエールがここいる限り水魔法で出せばいい。後は井戸水を利用すれば事は足りる。この領地の水不足の解消はここまでだ。
男爵に報告して男爵が現場視察に来た。男爵は、
「大きな池が出来たな。これならマリエール言う通り、恒久的な水不足の解消に繋がるのであろう。マリエール、見事な采配であった。褒めてやろう。」
男爵は機嫌良く言った。マリエールは、
「私がいなくなっても安心出来るように池を造りました。恒久的に水は絶える事ないでしょう。後はこれをどうやって利用していくです。私も少しは手伝うつもりですが、池の活用については領主主導で行って下さい。私がいなくなっても大丈夫なように作った池ですからね。私が主導でやったら本末転倒ですからね。」
男爵は笑いながら、
「そういう事だな。判っておる。任せておくがいい。きっと立派な領地にしてみせる。」
頼もしい言葉だ。
山の向こうはジャングルだ。大きな川がある。山にトンネルを造り、村の東側の窪地に水路を引いた。村の池の100倍の容量の池が出来た。




