1 魔法少女
マリエールは領地のお姫様。男爵令嬢だ。魔法が得意な6歳の少女だ。アイテムボックスを持ちフライや水魔法が使えるから農業用水や飲料水が配れる。
1 魔法少女
魔法少女マリエールは、実はこの領地のお姫様。男爵令嬢だ。東の辺境の地の領地だけど辺境伯ではない。領地の東は砂漠だ。いるのは駱駝や蠍ぐらいだ。何が攻め来たという話しは聞いた事がない。何処まで続いているかも誰も知らい。南は海だし北は高い山脈が続く。山の向こうは魔物が住んでいるそうだが誰も行った事はない。そんな男爵領だが、当然の如く、水の便が悪い。広大領地だが人間の住めるところは少ない。領地にただ一つ池が有って。その周りがこの領地の唯一の村だ。100人ほどの村民が領民の全てだ。外の場所では井戸を掘っても水が出ない。細々とこの池の周りで農作物作るか狩りして生活している。またこの池は山から出てくる川はあるが出て行く川はない。経験上水使い過ぎれば池は枯れる事が判っている。
マリエールはお姫様だ。本当はお屋敷でお嬢様をしていないといけないのだと思うが。大人しくなんかしていない。何時も忙しく飛び回っている。文字通りフライで飛び回っている。何処からか水を汲んできて水を配って回る。農業用水と飲料水がある。
「お姫様、飲料水を分けておくれ。」
この村全てが顔見知りだ。農家の主婦がマリエールに声をかける。マリエールは、
「判ったわ。水魔法で作った飲料水を今上げるわ。今日狩ったオークもあるわよ。今出すからみんなに配ってね。」
マリエールは魔法少女だ。未だ6歳にしてアイテムボックスもフライも転移も攻撃魔法も防御魔法も回復魔法も他に色々な魔法が使える。特に水魔法は村の飲料水として重宝されいる。マリエールちょくちょく各家庭を回る。病人や怪我人がいれば回復魔法で治療する。農業用水が必要ならアイテムボックスから取り出して給水する。農民が農業用水を頼んだ。
「お姫様、ありがとうございます。何処で取った水だい。」
農民は礼を言い、尋ねた。
「西の領地の湖よ。ついでオークも沢山討伐したわ。さっき奥さんに渡したから今晩はきっと肉料理よ。」
マリエールは大活躍だ。
そんなマリエールの活躍に、領民は感謝する。たった6歳の子ども出来る事ではないと思うけど、領民には貴族はきっとこういうものなのだろうと納得する。男爵も魔法が使えるからその子どもも使えるだろうと考える。男爵一家も他に付き合い深い貴族がいないからマリエールの異常さをあまり気にしない。他の兄弟姉妹と明らかに違うが個性だと割り切っている。マリエールの存在は村人にも領主一族にもありがたい存在だ。しかもマリエールは気立てがいい。美少女で気立てが良くて領地に貢献するかけがいない存在だ。
忙しい日々送るマリエールだが、知識や貴族とのして振る舞い、音楽や芸術、手芸や裁縫、剣術や体術-------------。全てにおいて万能だ。いったい何時の間にと思う事が多々あるが、今更だろう。
マリエールは領民にも人気だが家族との関係がいい。特に次兄のアレンとの関係は特にいい。良い剣術相手だ。体格の差をもろともせず。マリエール剣術はアレンと互角以上だ。マリエールが手加減しているほどだ。
マリエールは転生者だ。転生したのがあまりに幼すぎて死んだ記憶も前世のはっきりした記憶がない。だけど、断片的に学校に通っていた記憶や医者として働いていた記憶ある。転生特典として膨大な記憶や強大な魔法や能力が無数にある。いずれ魔法と剣と旅で生きていくのは決めている。自分の能力があまりに大き過ぎて一所で生きていくのが窮屈になるのが判っているからだ。
マリエールは海にも出掛ける。海産物はマリエールの好みだ。村民や家族は見慣れぬ食材に驚嘆したが食べみれば美味しい物だ。
「マリエールお姉さん美味しいわ。何時もありがとう。」
妹がお礼言ってくれる。取ってきた甲斐があるというものだ。
マリエールは万能だ。領地の各家庭を周り水や食料を配り、病人や怪我人を治療したりする。




