部屋に着いたり、マコトと電話したり
王都に入った後、ジャンヌに連れられるまま宿舎まで来た。途中で気になるお店がたくさんあったので、またいろいろ観光したいな。
「よし、では私は任務の報告があるのでね。あとはベアトリスに任せよう。頼んだよ」
「承知いたしました。では、お二人はこちらへ」
「よろしくね、ベアトリス。それにしても、綺麗な建物だね」
「全くでござる。アカツキの本拠地よりよほど豪華な建物でござるよ」
「士官用の宿舎でございますので」
「いいの?そんないいところで寝泊まりしてしまっても」
「ジャンヌ様のお客人でございますから。むしろ、尉官クラスのフロアで我慢していただくことになりますが」
「全然いいよ。そういえば、別に私に対して敬語じゃなくてもいいんだよ?」
ずっと気になっていたんだよね。距離を感じるというか。
「これはわたくしの性分でございます故。ご容赦を」
「そっか、仕方ないね」
なんて話している間に部屋までついた。
「あと1時間ほどで、お夕食のご用意を致します。またお呼びにあがりますので、それまではお寛ぎください」
「わかった。ありがとうね、ベアトリス」
「いえ、失礼致します」
「……1時間か。疲れてるし、部屋で一緒にゆっくりしない?オボロ」
「賛成でござる!あっ、拙者マジカルバナナがやりたいでござるよ」
「え、……二人っきりで?」
「他に誰かいるのでござるか?」
「……そうだね。やろうか」
……しばらく二人で遊んだあと、そういえばしばらく連絡してなかったなとみんなに近況報告のメールを送った。そうしたら。
「……もしもし、マコト?」
「お久しぶりです、シアンさん。やっと連絡くださいましたね?」
あれ、なんかちょっと怖い感じ。
「久しぶりだね。たまたまメール見てたの?」
「そうですね、別れてからなかなか連絡くださらないから、たまにチェックしてたんです。電話も何本か差し上げたんですけどね」
「あれ、そうだったんだ。ごめんね、街に入らないと電波が拾えないからさ」
「いえ、メール読みましたから。でも、しばらく王都の方にいらっしゃるなら、これからはもっと連絡を取れますよね?」
「まあ、そうだね」
「待ってますからね?とりあえず、声を聴けて安心しました。他のみんなにもちゃんと声を聴かせてあげてください。寂しがってるので」
「わかったよ。ごめんね、心配かけて。またそのうち連絡取るからね」
「毎日くださってもいいんですよ?」
「できるだけ頑張るよ。あ、ごめんね。そろそろ時間なんだ。じゃあ、またね」
「ええ、待ってますからね。シアンさん」
……マコトってこんな感じだったっけ。電話越しだと雰囲気変わるのかなあ。
コンコンコン
「失礼致します。お食事のご用意ができました」
「おお、待ってたよ。楽しみだね、オボロ」
「そうでござるね。きっと美味でござるよ」
「どこで食べるの?」
「騎士団の団長から、ぜひ一緒にお食事をとの申し出がございましたので、団長の私室までご案内いたします」
「そうなの?確かに、ちゃんと挨拶しとかないとだしね」
どんな人だろう。ジャンヌと同じ感じなんだろうか。それとも真逆?読めないな。
ちょっと病んできたマコトちゃん。あんまり放置しすぎると、バンド四人に監禁されます。




