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巡る導師に惚れぬものなく  作者: 亜城優


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お別れセ

無理矢理感あるけど、最後ユキで一旦締めかな。一回違うグループ行きたい。

家に帰ってきた。リビングに行くと、ユキが一人でテレビを見ていた。せっかくだしふれあいたい。声をかけよう。


「ただいま。ユキ。今暇?」


「お帰りなさい。シアンさん。大丈夫ですよ。どうしたんですか?」


「なにってことはないんだけどね。もっとユキと一緒にいたいなって」


「そうなんですか?じゃあほら、こっちきて一緒にテレビ見ましょうよ」


「じゃあそうしようかな」


ユキの隣に座る。そうしたら、ユキがこちらに体重を預けてきた。


「寒い?」


「いえ。ただシアンさんとくっつきたいなって♡」


「そっか」


そっとユキの肩を抱いてあげる。


「……なんだか幸せですね。ずっとこんな時間が続けばいいのに」


「本当にね」


「……でもいかないといけないんですよね。ずっとここにはいてもらえない」


「……そうだね。でもまた来るよ。約束する」


「今日お別れ会しましょうか。あんまりズルズル引っ張って行くと、どんどん別れにくくなりますし」


「唐突だね」


「ええ。明日の朝、シアンさんにはこの家を出て行ってもらいます。実は今日みんなと話をしてたんですよ」


「……そっか。寂しくなるね」


「だからお別れ会をするんですよ。ちゃんとみんなの中にシアンさんを残して行ってください」


……え?


「……ご飯を一緒に食べるんじゃないの?」


「それはいつもやってるじゃないですか」


「まあね」


「……もし不安なら、今から予行演習しときましょうか」


「え?」


ちゅー


唇を奪われた。


「意外と強引だね。ユキ」


「そうなんですよ?シアンさんが知らない私がまだまだいっぱいいるんですから!だから、今夜はもっともっと私を知ってもらいますからね♡」


散々ユキと予行演習をした後、みんなで食べたご飯はいつもより少し豪勢だった。

その後。お風呂を上がると、みんながリビングで待っていた。


「……ちゃんと責任は取るよ。いつのことになるかはわからないけど、将来みんなで広い家で暮らそうね」


「不束者ですが、よろしくお願いいたします。シアンさん」


「照れくせーけどよ。まあ。好きにしてくれよ」


「私はもう準備できてるよー」


「私もですよシアンさん。シアンさんの準備は、私がしてあげますね♡」


思い出に残る夜になった。

バンドもまたちゃんと書きます。これっきりということはない。

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