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巡る導師に惚れぬものなく  作者: 亜城優


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軍人?さんたち

家を出て、また歩き出した。街を出て街道沿いにいけば問題なさそうなので、道に迷う心配もないかな。そう思いながら街の門を潜ったところで、なにやら女の子たちが話をしている。兵隊さんかな。軍服を着てる。それにしては妙に上品な感じだけど。


「こんにちは。こんな街の外でどうしたの?」


「ん?ああ、こんにちは。通行の邪魔だったかな」


「申し訳ございません」


「いやいや。全然そんなことはないよ。ただ、綺麗な女の子たちが話をしてるから、話しかけたくなっただけなんだ」


「はは。ありがとう。なに、たいしたことはないんだ。これから行く道を確認していただけでね」


「もしかしてアドリアに向かうの?」


「いや、そのもっと先さ。アドリアも通過地点ではあるけどね」


「そうなんだ。実は私はこれからアドリアに向かうところだったんだけど、途中まで一緒に行かない?」


「ふむ。私たちと一緒に行きたいのかい?」


「一人旅は寂しいからね。こんな美人さんたちとの旅なら楽しくなるかなって」


「ベアトリスはどう思う」


「ジャンヌ様がよろしいのであれば。わたくしから申し上げることはございません」


「うん。では一緒に行こうか。ジャンヌだ」


「シアンだよ。よろしくね」


新たな旅の仲間を得た。

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