うるさいやつら
その後も探索を続けた。しかし龍の秘宝は発見できず、日も暮れてきた。暗くなると危ないし、もう戻ろうか。そうですね。なんてやりとりしていた時、何やら騒がしい声が聞こえてきた。
「見なさいこの輝き。なんと美しい球なのでしょう。このアリア様にぴったりね。あなた達もそう思うでしょう。カノン。ルナ」
「はいはいそーね。そんな無駄に大きくてなんの役にも立たなさそうなもの。きっとこの世の誰と比較しても、アリアが一番似合うわね」
「ルナはお腹空いたよ〜。なんでもいいからご飯食べようよ〜」
なんだか派手な格好をした三人組が騒いでいる。魔法少女的な、ちょっとフリフリした感じ。しかもよく見てみると、
「ねえシアンさん。赤い子が持ってるのって、例の秘宝じゃないかな」
マコトに耳元で囁かれた。ちょっとびっくりしたので、
「そうだね。私もそう思うよ」
耳元で囁き返した。ひゃん。と小さい声で鳴いてこっちを睨んでくるマコト。自分もやったじゃんか。
「……どうしますか」
「話をしてみようか。そうしないと始まらないし」
「あんまりまともじゃなさそうな格好してますけどね」
自分のパンキッシュな格好も、世間から見たらあんまりまともそうじゃないのだが、割と自分のことは棚に上げてしまうマコトだった。




