ウイッチーズ
「こんにちは。お嬢さん達」
「……?あら。珍しいわね。こんな森の中で他の人と出会うなんて。お名前を伺っても?」
「ルナです!」
「あんたじゃないわよ」
「……シアンだよ。この子はマコト」
「……よろしく」
「私はアリア。以後お見知り置きを」
まるでお姫様みたいに挨拶をしてくれるアリア。
「私はカノンだよ。お兄さん。すごいね。お兄さんだって。私男の人なんて生まれて初めてみるよ」
「今度こそいいよね?初めまして。ルナです!」
「よろしくね。三人とも。でね、実はアリアが持ってるその球について話があってね」
「あら、これかしら。この美しい私にぴったりな、美しく輝くこの球」
「その美しい球なんだけどね、たぶん私たちの友達の落とし物だと思うんだ。だから、できたら返して欲しいんだけど」
「あら、そうなの。返して差し上げてもいいのだけれど……」
そうねえと少し考え込む様子のアリア。何故かニヤニヤしている他の二人。少しの間があってアリアがニヤリと笑うと、
「ではこうしましょう。シアンさん。いまから5分間、私たち三人であなたを捕まえようとします。見事5分間逃げ延びればあなたの勝ち。コレはお返しいたします」
「おいかけっこってことかな」
「その認識で結構です。ただし私たちは……」
その瞬間。三人を纏う空気が一変した。
「魔女ですが」
「魔女だけどね〜」
「魔女だよー」




