第98話 黄のパレス代表の実力、そして襲撃戦の終幕#2
アルスの先制攻撃、それが華麗に決まり、攻撃を受けたライオットが睨みつけてくる。
しかし、それをもはや無となった表情で見つめながら、アルスはあえて相手が準備するのを待った。
それも彼なりの怒りの表現の仕方だ――即ち、全力を出させて完膚なきに叩きのめすための。
「ハハッ、これは一杯食わされたね」
怒りを露わにするライオットに変わり、ミュステルの声色は落ち着いていた。
打ち抜かれた顎をさすりながら、立ち上がったライオットに続いて立ち上がると、
「油断していた.....というのは、ただの言い訳になるだろうね。
もっと言えば、別に油断もしてなかった。単純に避けれなかった」
「なら、降参でもしてみるか? もっとも僕がそれを容認するかは別だが」
「うっわ、完全に上から目線うっざ。
こうして私達がしっかり立ち上がるのを待ってるのも含めて。
まさかさっきの攻撃が再び通じるとでも? もうその速度も慣れたから!
っていうか、近づけさせないし!」
「では、見せてもらおうか。僕の足と君達のコンビネーション......一体どちらが上かを」
「調子に乗んな!」
アルスの言葉に激怒し、ライオットが自身の前にステッキを掲げる。
瞬間、空中にはいくつもピンク色の光弾が浮かび上がり、それを一斉に発射。
視界を覆う光の弾幕がアルスの目を軽く焼く。
しかし、そんな光の雨の中を、アルスは何の迷いもなく走り出した。
光弾の飛んでくる位置がわかっているかのように僅かな肉体操作で躱していき、あまりにも最低限の躱し方しかしていないためかまるで体を透き通っているようだ。
「全然、当たらない。なら、これはどうだ――煌めくアイドルの光」
光の雨が絶えず降り注ぐ中、その雨が一発も当たらないことにライオットが歯噛みする。
そして、彼が取った行動は自身の前に大き目のハート型の光を三つ。
それを直進してくるアルスに向かって砲撃として放った。
いくつものハート形の奔流が直線状に連なり、その方向にあるものの一切を吹き飛ばす。
衝撃が大気を揺らし、眩い光線がアルスの視界を瞬く間に焼いていく。
しかし、その攻撃は直線攻撃でしかないため、アルスは跳躍して簡単に躱すと、
「ミュウ姉、今だ!」
「全く、しゃべったら不意打ちの意味がないだろう」
アルスが飛び上がった後ろ側、声に反応して振り返ればそこにはミュステルの姿がある。
相変わらず全く気配のない出現。しかし、そのネタはすでに先日の新幹線事件で割れている。
もっとも、それでも対処に難しい類ではあるが。
「相変わらず、驚かすのが好きなようだな」
「サプライズが嗜みなもんで」
振り抜かれたミュステルの杖を、アルスは手に持っていた棍棒で受け止める。
それによって、ミュステルの攻撃が終わったわけだが、攻撃の流れ自体が終わったわけではない。
「そしてサプライズというのは、受け手側のリアクションが盛大で初めて完成する。
というわけで、怒れる弟の攻撃を食らってやってくれ。君の最大のリアクションでもって」
直後、アルスの周囲に一斉に光弾が現れた。
まるで光の点で球体を作るよう周囲を包みこむと、それを一斉に中心に圧縮。
針の筵といった空中で逃げ場の無い攻撃がアルスを攻撃する。
「御免被るな。それに、空中に誘い込んだからといって僕が無力とでも?――纏雷防陣」
瞬間、アルスは自身の棍棒を三棍棒へと変形させ、それを手の内で回転させ始めた。
棍棒の先端が激しくアルスの周囲を飛び交い、加えて雷を纏ったそれが薄い膜を作る。
文字通り、全身に纏うかのような雷のバリアが周囲の光を代わりに接触、爆発させた。
すぐさまそこには大きな砂煙が舞い、それがアルスの体をもみくちゃに包み込む。
「一度防いだからといって調子に乗るな」
「もちろん、調子になど乗っていない」
空中に広がる煙に向かって、ライオットが再度光の弾幕を作り出そうとステッキを掲げる。
そんな彼の背後を取るようにアルスが回り込むと、無防備な背中に棍棒にした一突きを放った。
雷を纏った一点集中攻撃。
その先端は棍棒にしては荒々しい雷の刃が装着されており、突かれれば貫かれること間違いなし。
加えて、雷が通過した箇所からたちまち焼き焦げてしまうだろう。
「――ぃ!?」
その攻撃に対し、反応が遅れた――否、アルスの攻撃が早すぎたためにライオットは振り向くのが精一杯。
故に、その攻撃が直撃するかと思われた矢先――、
「さすがにそれは姉として見過ごせないかな」
その雷刃の先端、それがぶつけられた杖によって僅かに逸れていく。
アルスとライオットの両者、その二人の間にミュステルが現れたのだ。
結果、その攻撃は代わりにミュステルの頬を僅かに掠めるだけで終わった。
その後もアルスが続けざまに攻撃しようとするも、今度は目の前から二人同時に消失。
次に離れたのは、アルスの位置から十メートル以上離れた位置である。
その事象に対し、アルスは一度構えを解いて大きくため息を吐き、
「場所を無視した空間跳躍......いや、空間転移と表現した方が良いか。
この世界は面倒な魔技を敵側に与えてくれたものだ」
「でも、そのおかげでボクはこうして弟を助けられている。
誰しもが君みたいに都合のいい人生を送れるわけじゃないんだよ。
君のような恵まれた環境下で生きてなんかね」
「なんだ? まさか今の僕の状況に『嫉妬』しているのか?
だとしたら見当違いも甚だしい。僕が恵まれているはずがない。
何も知らないくせに勝手に羨んで嫉妬するな。迷惑だ」
「うわ、いっちょ前に自分は苦労して生きてきた人間アピールするつもり?
そういうのマジウザいんだけど。
そんな苦労があって今成功してるとか言われてもウザいだけだから」
「.......ひがみ、妬みは醜いとよく聞くが、こうして対面する正しく聞いた通りだな。
もはやこのやり取りを続けていても耳が腐りそうだ」
「なら、話題を変えるかい? いいよ、ボク達は寛容だからね。
それに、こう見えてもしゃべるのが好きなんだ。しゃべりは相手の人間性が見えるからね」
「なら、僕からお前達に尋ねることは一つ――」
そう言葉を一度切り、アルスは姿を雷に変える。
紫電が一瞬にして拘束を駆け抜け、次に現れた時は敵二人の背後だ。
大きく振りかぶった棍棒を横薙ぎに振り抜く。
ブンッという音から遅れてバチッと弾けた音が鳴る。
棍棒の弧を描いた軌道上に雷が通過した証拠だ。
しかし、その攻撃はあいにく二人とも後ろに下がられて躱されたが。
とはいえ、それで攻撃が終わったわけではない。
「それはお前達がわざわざ俺達をここに誘い込んだ目的だ」
遠隔攻撃を得意とするライオットを優先的に狙うように、アルスは瞬く間に接近。
棍棒で唐竹割りする勢いで振り抜くも、その一撃はライオットが横にしたステッキで防がれる。
すると、アルスの横側から銀閃が煌めき、それが真っ直ぐ穿つように飛んできた。
咄嗟にライオットから距離を取れば、それはミュステルの剣だ。
どうやら彼女が持っていた杖は仕込み杖だったようだ。
それを抜いたということは、いよいよ彼女も本気と見ていいだろう。
「それはどういう意味かな!」
ライオットがステッキを振りかざし、<可愛さに焼死しろ>を放つ。
空中から出現した光弾が流れ星のように降り注ぎ、それが地面に着弾後に爆発。
周囲三メートルの範囲で爆炎と爆風が周囲を巻き込み、それが断続的に続く。
「決まっている、お前達はわざと僕達に居場所がバレるように情報を流した。
これまで一切の足取りが掴めなかったのに、突然だ」
「だから、ボク達が罠を張ったと?
それはさすがに考えすぎじゃないかな。
ボク達だって人間だよ? ミスすることもあるさ」
アルスの言葉に返答しつつ、接近してきたミュステルが剣で攻撃してくる。
弟が絶えず周囲を巻き込む攻撃を放つ中自ら飛び込んでくるとは、大した胆力と信頼関係だ。
しかし、それがあるからといって早々にアルスに攻撃が届くわけではない。
そもそもの話、ミュステルが交戦中の間にライオットが範囲攻撃をするはずがないのだ。
つまり、現状の周囲の爆発はミュステルの攻撃をサポートするための、自分の動きを制限するための攻撃でしかない。
それを踏まえれば対処の仕方もまた変わってくる。もちろん、油断は禁物だが。
鉄剣と銀棒が何度も交差し、その度に周囲にバチバチと火花が散っていく。
甲高い音が鳴り響き、すぐさま爆発音にかき消される。そんな状況でも会話は続いた。
「時期があまりにも不自然だ。
貴様らが尻尾を見せ始めた時が、丁度『怠惰』のアビス王の討伐が公表されたタイミング。
言うなれば、この時代の勢力図が書き換わるタイミングだ」
「仮にそうだったとしても、罠とわかっておきながら結局ノコノコ来てんじゃん! ばっかじゃないの!」
「『竜巣に入らずんば竜卵を得ず』......今度はお前達の王を殺すんだ。
それぐらいのリスクは飲んで然るべき」
「だったら、ボク達双子の竜が哀れな侵入者を噛み砕いてあげよう」
瞬間、ミュステルが大きく距離を取り、先ほどまで周囲で暴れていた光弾がアルスを取り囲む。
先程までライオットの頭上から無差別に放っていたのに、突然自分を囲むように現れた。
それはつまり、この出現はライオットの光球をミュステルが転移させたということ。
「雷竜の咢」
そんな光弾に周囲を向けていた刹那、突然アルスを囲むように巨大な顎が現れる。
雷で構成された、さながら巨大な水生生物が水の中から飛ぶ鳥に食らいつくように大きな口を開き、そのまま閉じ込めてきた。
「――っ!?」
その攻撃に対し、アルスはこの戦闘で初めて大きく眉根を寄せる。
この攻撃はミュステルのものだ。しかし、ミュステルの魔技は<空間転移>とネタが割れている。
であれば、本来一人一つしか使えない魔技が複数使えるのはなぜか――そうか、なるほど。
「『羨望』の効果か」
「ご名答。これから君はライの光と君自身の力によって焼け死ぬんだよ」
「嫉妬」の侵食効果――『羨望』は侵食した相手に耐えがたい「嫉妬」を植え付ける。
「怠惰」の侵食能力『不精』とは違い、それは他者を襲う危険性があり、極めて厄介な侵食能力だ。
しかし、それはあくまでデメリットという一側面でしかない。
というのも、アビスが侵食能力には適応すれば、ちゃんとリターンがあるのだ。
それが『羨望』の場合だと、「相手の技を自分のものとして使うことが出来る」というものだ。
自分に使えない技を相手が使う――そのズルさに嫉妬し、同時に羨望する。
その羨望を具現化し、隣の青い芝生をそっくりそのまま真似し、最初から自分の技ように扱う。
まさしく「嫉妬」に駆られた者が扱うに相応しい能力と言えよう。
故に、ミュステルは自身が扱える<空間転移>とは別に、アルスを真似た雷の魔技が使えるのだ。
されど、それでもそのズルさにも弱点は存在する。それは――、
「全く持ってバカにされたものだ。
僕が一体どれだけのこの魔技を磨いてきたとでも?――雷電の繭」
アルスは右手に持つ棍棒を三棍棒に分けると、それを一気に振り回し始めた。
雷を纏った棍棒が文字通りアルスの周囲に膜を作るように動き、雷でバリアを形成。
ここまでは先程の<纏雷防陣>と効果は一緒だ。
もっとも、その技が自身の周囲一メートルであれば、<雷電の繭>は周囲五メートルと違いはある。
しかし、防御技という点では同じであるが、そこからひと手間で化けるのがこの技だ。
「解放」
両手でブンブンと振り回した三棍棒を一気に一つの棍棒へ戻す。
両手で握ったそれを足元に叩きつけ、儀式を終えるようにアルスは立ち尽くした。
瞬間、周囲を纏っていた雷の膜は一気に膨張していき、周囲を席巻。
「「――っ!?」」
手始めに、近くにあった雷の咢を破壊し、次いで周囲を囲む光弾を雷の膜で破壊。
それでもその膜の拡大の進行は止まらず、少しずつ部屋全体を覆い始めた。
そのゆっくり迫る衝撃波とでも表現できるそれに対し、ライオットとミュステルは息を呑む。
「さて、これは真似できるかな?」
「―――ぎっ」
余裕をもって振り返るアルスに対し、紳士のミュステルが初めて余裕もなく歯噛みする。
アルスが見せた技、それは『羨望』の恩恵を受けるミュステルでも真似できないものだったからだ。
確かに、『羨望』は対象者のあらゆる技を真似することできる。
それこそ、相手が十パーセントの確率でしか成功しない技も百パーセントで引き出すことが可能だ。
しかしそれでも、「嫉妬」の殉教者が決して手に入れられないものがある。
それは対象者の熟練度だ。
相手の技を百パーセントコピーできる点においては、この能力に勝るものはない。
しかし、それで真似出来る技の威力は使用者の熟練度に依存するのである。
例を出すなら、大男と子供がいたとする。
その大男の最強の一撃を、『羨望』を有する子供は寸分の狂いもなく発動することが可能だ。
しかし、それに伴う結果は変わってくる。
その一撃が自身の筋力に依存するものだとすれば、大男が岩を砕けても、子供が砕けるのはせいぜい三十センチぐらいの石程度になるだろう。
加えて、その攻撃の反動が大男の鍛え上げた筋力だから無傷だとすれば、子供の放ったそれはその肉体では放つに相応しくない一撃であり自傷する恐れがあるのだ。
つまり、『羨望』は相手の技を際限なく使えるという点に関しては優秀だ。
しかしそれでも、それに望む結果が釣り合うかどうかは全く別の話。
それこそ、アルスが先程放った技は<纏雷防陣>から熟練で発展させた技だ。
もっと言えば、技自体は名前を変えているのとひと手間あるかだけでほぼ同じ。
仮に、それをミュステルが真似出来てもアルスのように<纏雷防陣>を超えるものではなく、熟練度が足りずに所詮<纏雷防陣>の二番煎じの能力にしかなり得ない。
「それにこの攻撃は範囲攻撃。このような狭い空間にはうってつけだ。
さて、君は弟を見捨てて一人逃げることが出来るかな?」
「チッ、さすがに腹が立つね!」
アルスがこの攻撃を放ったのは、攻撃を防ぐためでもあるが、それはあくまでついでだ。
本当の狙いは、一番厄介なミュステルに攻撃を当てること。
アルスの足は、ほぼ相手に攻撃を避けられることはない。
それほどまでに瞬時に近づき、相手の防御姿勢よりも早く自身の一撃を放つ。
それに特化させた戦闘スタイルであり、それこそ避けられるとすれば、マークベルトの時間停止という反則魔技しかないだろう。
しかし、ここでミュステルという天敵が現れた。
自身の足がいくら早くても、動き出さずして移動できるものより早いものはない。
攻撃を当てられるチャンスは認識外からの一撃であるが、注視されている以上それも難しいだろう。
だとすれば、移動しても攻撃を避けられないように追い詰めてしまえばいい。
「ミュウ姉! 狙いは私だよ!
私は自分でなんとかするから、ミュウ姉は躱すことに専念して!」
現状、ミュステルがアルスの攻撃を回避するための選択肢は二つ。
一つは自身の能力を使用して一人先に部屋に出るか。
もしくは、ライオットを庇いに弟のもとへかけつけるか。
つまりは、「避ける」か「受ける」かの二択だ。
ライオットを回収して躱すにはあまりにも時間が足りない。
仮に成功しても、入り口にアルスが待ち伏せすることは間違いないだろう。
この選択を、ミュステルはどちらを選ぶか。
「バカなのか、ボクが弟を見捨てられるわけないだろ!」
「ミュウ姉......」
「.......」
迫りくる雷の膜、それはバチバチと紫電を走らせ、周囲の金属に雷撃を放つ。
ダンスホールに敷かれたカーペットをジリジリ焼いていき、この場を赤熱で染め上げた。
そんな中、ミュステルは弟を助けることを選択し、その一部始終をアルスはただ黙って眺めた。
「ライ、ボク達二人ならこの攻撃を防げる。力を貸してくれ!」
「もちろんだよ!」
ミュステルが一瞬にしてライオットに近づくと、二人は手を取り合う。
それから迫る来る雷の膜に対して手を伸ばし、
「「雷竜の咢」」
繰り出すは先程も姿を見せた雷の竜。
その巨大な頭が口を開き、迫りくる膜を噛み砕かんとかみついた。
そんな攻防を繰り広げる双子と、それを膜の中心で佇んで見守るアルス。
それから、彼は中指でメガネの位置をスッと戻すと、
「これじゃまるであの時の再現じゃないか......しかも、今度は僕が敵側。
実に気分が悪い。だが――それはそれだ」
アルスの脳裏に浮かぶ、苦い記憶。
その時の状況と今が酷似し、バツが悪いように表情が歪む。
しかしそれでも、この道を歩むと決めたのは、「嫉妬」のアビス王を倒すと決めたのは自分だ。
だとすれば、たとえ修羅に堕ちようと目的だけは果たす。
「姉さん......僕はそれでもやるよ」
決意を言葉にし、未だ攻防を続ける双子に向かってアルスは足を動かした。
一瞬にして距離を詰めると、双子の眼前に躍り出て両手で握りしめた棍棒を振りかぶる。
狙いはミュステル、彼女に向かって棍棒を一気に振り抜いた。
「ミュウ姉......!」
「――っ!?」
瞬間、ライオットが咄嗟にミュステルの体を突き飛ばし、代わりに前に出る。
同時に、自信が持つステッキを掲げ、それで棍棒の一撃を防――
「がっ」
――ぐことはできない。
棍棒はすぐさま変形しへ変形自在な三棍棒へ。
勢いをそのままに先端がステッキを回り込むように移動し、ライオットのこめかみを直撃する。
「ライ!!」
「みゅ、姉ぇ......い、きて......」
「――っ!」
意識を掠れさせながら、ライオットがミュステルに最期の希望を託す。
その意を組んだのか、ミュステルはハット帽のツバを掴み、それで目元を隠すとその場から消えた。
それに気づいたアルスがすぐに視線を動かせば、彼女はすでにダンスホールのは入り口。
「......僕にもそんな勇気があれば良かったよ」
「があああああああぁぁぁぁぁ!」
ライオットが両開きから出ていく後ろ姿を見て、アルスは思い出した苦い記憶と共に呟く。
そんな声もライオットが雷の膜に感電した断末魔によって掻き消えた。
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