5.恋のお悩み
最近は、ぼっちを卒業しました。
ウェンディやエミリーと一緒にいることが多い。
一人は、やっぱり寂しかった......。
ウェンディは、元気で明るいおしゃれさん。
エミリーは、おしとやかなお嬢様って感じ。
えーと、かくいう私は、真面目で努力家のプリシラ・メルヴィルです。
二人みたいにモテるわけじゃないけど、いいの!
仕事に生きる女性だって素敵だもん!
一族の希望の星なんだから。
女の子三人で話していると、よく恋の話になる。
私は、提供できる話はないけど、ウェンディもエミリーもモテる。
エミリーは親の決めた婚約者がいて、ウェンディは好きな人はいるけど、なかなか素直になれなくて、その人に告白できないんだって。
告白しちゃえば、いいのにって言ったら、そもそも女性から告白するのは、はしたないと言われていて、あまりよく思われないそうだ。
ただ待っているだけなんて、まどろっこしい。
明るくて、元気なウェンディなら誰だって、好きになると思うけど。
難しいんだね、恋のお悩みって。
ウェンディの好きな人って誰なんだろう。
聞いても顔を真っ赤にして教えてくれない。
だから私はウェンディの視線を追ってみた。
お、あれは同じクラスのオスカー・ハミルトン君だ。
いいとこのお坊ちゃまだったっけ。
ふーん、なるほど。
わかっちゃったけど、言わないよ。
友達だからね。
でも、エミリーには、話しちゃうかも......。
エミリーと二人でウェンディの恋の行方を見守っていたら、大変、ライバルが現れた。
隣のクラスのキーラ・ベネットさん。
オスカー君の幼馴染なんだって。
がんばれ、ウェンディ。負けるな。
キーラさんは、名前のとおり、キラキラしてる。
華やかで、男子が好みそうな美人だ。
でもウェンディだって、負けてない!
優しくて、誰にでも親切だ。
おしゃれさんだし、明るくて一緒にいて元気になる。
ただキーラさんのオスカー君へのアタックがすごくて、ウェンディは押され気味だ。
聞いたところによると、キーラさんは最近婚約解消したので、新しい婚約者を探しているのだとか。
のんびりしていたウェンディもちょっと焦って、告白することにしたようだ。
「何も言わずにキーラさんにオスカー君を取られるより、振られるかもしれないけど、自分の気持ちを伝えたい。」
そうだ、そうだ。その意気で負けるなー。
でも意気込んで告白しに行くのに、寸前で臆病風に吹かれるらしい。
もう二回も何も言わずに戻ってきた。
「勇気が欲しいの。プリシラの自白魔法で手伝って。
私が何が何でも、オスカー君に本音をしゃべっちゃうようにしてもらえる?」
お安い御用です!
私は、タイミングを見計らって、ウェンディに自白魔法をかけた。
結果はどうだったって?
もちろん、告白成功だよ。
オスカー君も真っ赤になって、頷いていたよ。
このプリシラ・メルヴィルにかかれば、恋のお悩みも無事解決です!
この後、クラスの女子からいろいろ相談されるようになりました。
『友達たくさん作る計画』順調です。




