第02話:耐えて、捨てられて、手に入れたもの――
扉が閉まる音は、思っていたよりもずっと小さかった。
かちり、と。ただ、それだけ。
窓から差し込む朝の光が、床の上に四角い形を落としている。
空気は先ほどと何ひとつ変わっていないはずなのに、白雪姫の肺には、やけに重たく感じられた。
部屋の奥。壁際のベッドの上に、白い掛け布団の膨らみがひとつ。
「……ごめんなさい……ごめんなさい……」
その中から、途切れ途切れの声が、まだ漏れ続けていた。
白雪姫は、足音を立てないように一歩を踏み出す。
ぎしり、と床板が鳴った。
「――ッ‼」
布団の膨らみが、跳ねるように縮こまる。
「……っ、ごめんね」
思わず、その場で足を止めた。
(……そっか。音も、だめなんだ)
胸の奥が、じくりと痛む。
この子にとっては、近付いてくる足音そのものが、もう〝恐怖〟なのだ。
白雪姫は、ゆっくりと膝を折った。
そのまま、四つん這いになる一歩手前のような格好で、じりじりと床を進んでいく。
立って歩けば、それだけで大きく見える。
だったら――小さくなればいい。
ベッドの脇まで辿り着くと、白雪姫はぺたんと床に座り込み、両膝をついた。
ベッドの上で蹲る子の目線よりも、ずっと低い位置。
顔を上げれば、自然と、下から見上げる形になる。
「……こんにちは」
できるだけ、柔らかく。
布団の端が、ほんのわずかに動いた。
隙間から、目から上だけが覗く。
陽だまりを透かしたような、温かな焦げ茶色の瞳。
その瞳が、怯えたまま――白雪姫を捉えた。
白雪姫は、動かなかった。
近付きもしない。
覗き込みもしない。
ただ、そこに座ったまま。
そして、右手を、そっと差し出した。
――翠織のように、相手に向かって伸ばすのではなく。
ベッドの縁の、シーツの上に。
手のひらを上に向けて、ことん、と置いた。
届く距離ではない。
その子が、手を伸ばさなければ、決して触れられない距離。
「大丈夫だよ」
白雪姫は、笑った。
「お布団、取ったりしないから」
――その声に。
布団の中の子の視線が、ゆっくりと持ち上がった。
手のひらから、腕へ。腕から、肩へ。
そして、顔へ。
そこで、初めて。
二人の視線が、真っ直ぐに重なり合った。
「……ぁ」
小さな唇から、掠れた声が漏れる。
雪のように真っ白な、長い髪。
同じく白銀に煌めく、大きな瞳。
――人間の色では、なかった。
こんな人間は、絵本の中にしかいない。
なのに。
その顔立ちは、あまりにも幼くて、柔らかくて。
少し赤らんだ頬も、綻んだ口元も、怖いところなど、どこにも見つからなかった。
(……このおねえちゃん、へん、なの……?)
布団の中で、その子は思う。
(わたしと……おなじ……?)
――〝化け物〟。
そう呼ばれたのは、自分だった。
普通じゃないから。人と違うから。
なのに、目の前の少女は。
誰よりも普通じゃない色をして、そこで――笑っているのだ。
強張っていた肩から、ほんの少しだけ、力が抜けた。
その子の視線が、再び、ベッドの上に置かれた白い手のひらへと戻る。
そして。
布団の隙間から、小さな右手が、おそるおそる、伸びてきた。
「――ゆっくりで大丈夫だよ」
白雪姫は、動かない。
「拒んだりなんて、しないから」
その言葉に背を押されるように。
小さな手は、震えながら、少しずつ距離を詰めて――。
ぺたり、と。
白雪姫の手のひらの上に、触れた。
――温かい。
その子は、目を瞠った。
雪みたいな髪をしているのに。
氷みたいな瞳をしているのに。
その手のひらは、春の日だまりのように、じんわりと温かかった。
白雪姫は、そっとその手を握り返す。
――その、瞬間だった。
ぞくり、と。
繋いだ手の内側で、何かが膨れ上がった。
❆
「――えっ」
ぼうっ、と。
二人の手のひらの隙間から、黒く濁った紫色の炎が噴き上がった。
安心と緊張が入り混じった、ほんの一瞬の揺らぎ。
それが、幼い身体の奥に蟠っていた魔力の栓を、いとも簡単に抜いてしまったのだ。
炎は瞬く間に、白雪姫の右手を包み込む。
「――っ、あ」
じゅっ、と。
肉の焼ける、嫌な音がした。
「い、いやぁっ‼」
悲鳴を上げたのは、白雪姫ではなかった。
「はなして……っ、はなしてぇっ‼」
布団を跳ね除けて、その子は必死に腕を引き抜こうとする。
顔は、まっ青だった。
幼い頬に、じわりと黒い文様が浮かび上がっている。
「わたし、ばけものだからっ‼ やけどしちゃう‼ おかあさんみたいに、やけどしちゃうからぁっ‼」
――灼けた背中。床の上でのた打ち回る母。
――触るな‼
あの日の光景が、目の前の白い手に重なって爆ぜる。
だから、離して。
お願いだから、離して。
わたしに触ったら、みんな、こうなっちゃうから――。
「――大丈夫」
引き千切らんばかりに暴れる腕を。
白雪姫は、逆に、ぎゅっと強く握り返した。
「……えっ」
その子の動きが、止まる。
燃え上がる炎の向こう。
白い髪の少女は、眉ひとつ動かしていなかった。
「私もね――」
白雪姫は、笑ったまま言った。
「――少しだけ、化け物みたいなものだから」
――ふっ、と。
部屋の温度が、下がった。
繋がれた手の周りで、宙に漂う埃が白く凍てつき、きらきらと舞い始める。
窓ガラスに、みるみるうちに霜の花が咲いていった。
まだ霊術と呼べるほどの形にはならない、ただの、ありったけの冷気。
それが、二人の手のひらを芯から包み込んでいく。
「……っ」
黒紫の炎が、怯むように縮み。
やがて、しゅう、と白い靄に変わって――掻き消えた。
あとに残ったのは。
繋がれたままの、二つの手だけだった。
「…………」
その子は、呆然とそれを見つめていた。
消えている。
あの、誰にも止められなかった炎が。
お母さんの背中を焼いた、あの炎が。
この、お姉ちゃんの手の中で、あっさりと。
「……けせ、るの……?」
声が、震えていた。
「うん」
「……こわく、ないの……?」
「怖くないよ」
白雪姫は、握った手を、ゆるく揺らしてみせた。
「だって、私の方が、たぶん冷たいもん」
――その瞬間。
幼い胸の中で、何かが、音を立てて崩れた。
ずっと、ひとりだと思っていた。
この世界で、こんな変なものを持っているのは、自分だけなのだと思っていた。
だから捨てられたのだと。仕方がないのだと。
――なのに。
(……いた……)
わたしと、おなじ人が。
わたしを、怖がらない人が。
ここに、いた。
❆
もう大丈夫だろう。
そう判断した白雪姫は、手を繋いだまま、ゆっくりとベッドの端に腰を下ろした。
少しだけ軋む、木材でできた施設のベッド。
「おいで」
空いた左手で、隣をぽんぽん、と叩く。
「…………」
その子は、少しだけ迷った。
それから、掛け布団を引きずったまま、おずおずと膝で進み――ちょこん、と白雪姫の隣に座った。
肩が触れ合う距離。
その子は、ぎゅっと白雪姫の手を握り直した。
(……小さい)
白雪姫の胸が、また少しだけ痛む。
握り返す力が、あまりにも弱い。
なのに、決して離そうとしない。
「ねえ」
できるだけ、世間話のように。
「お名前、教えてもらってもいい?」
「…………」
しばしの、沈黙。
やがて、消え入りそうな声が返ってきた。
「……黒花……黒華」
「くろばな、くろかちゃん」
「……うん」
「じゃあ、黒華ちゃんだ」
白雪姫がそう呼んだ瞬間、黒華の肩が、びくりと跳ねた。
――名前で、呼ばれた。
もう、ずいぶん長いこと呼ばれていなかった。
〝化け物〟でも、〝お前〟でもなく。
「……うんっ」
黒華は、こくこくと頷いた。
「黒華ちゃんは、いくつ?」
「……ごさい」
小さな左手が、ぴん、と五本の指を立てて掲げられる。
「わあ、五歳かあ。もうお姉さんだね」
「……おねえさん?」
「うん。だって、ちゃんとお名前も言えるし、指も五本出せたもん」
「……えへ」
ほんの一瞬。
黒華の口元が、ゆるりと綻んだ。
それを見て、白雪姫の胸に、じんわりと温かいものが広がる。
(……よかった。ちゃんと、笑えるんだ)
「ねえ、黒華ちゃん。おうちは、どこ?」
「……おうち」
「うん。どんなところにあったか、覚えてる?」
「…………」
黒華は、しばらく俯いて考え込んでいたが。
「……わかんない」
ふるふる、と首を横に振った。
「おっきいおうち……だったとおもう。おおきい、しかくいの。……でも、どこかは、わかんない」
「そっか」
無理もない、と白雪姫は思う。
まだ小学校にも上がっていない子だ。
自分の家の住所を諳んじられる方が、よほど珍しい。
(……お父さんとお母さんのことは……)
訊いてみようとして、白雪姫の言葉が、喉の奥で引っ掛かった。
――たたかないで。ぶたないで。
さっき、この子が布団の中で繰り返していた言葉。
差し出された翠織の手を、反射で弾いたあの動き。
(……訊いちゃ、だめだ。今は、まだ)
そう思って、口を噤んだ、その時だった。
「……あのね」
ぽつり、と。
黒華の方から、声がした。
「おかあさん、やけどしちゃったの」
「…………」
「わたしのてから、ぼうって、おひさまみたいなのが出て。……おうちが、もえちゃって」
小さな手が、白雪姫の手を、ぎゅう、と握り締める。
「おかあさん、わたしのこと、かばってくれたの。……それで、せなかがね、まっかっかになっちゃって」
「……うん」
「あついあついって、ずっと、ないてた」
白雪姫は、ただ相槌を打つ。
言葉を挟むことが、恐ろしかった。
「……そしたらね」
黒華の声が、少しだけ小さくなる。
「おかあさん、こわいかおしたの」
――こわいかお。
たった五文字。
その五文字に詰め込まれたものの重さに、白雪姫は息が詰まりそうになった。
「それから、あそんでくれなくなって。ごはんも、ひとりでたべるようになって。……おとうさんも、ちかづくなって」
「…………」
「でもね、でもねっ」
黒華が、ぱっと顔を上げた。
その瞳が、縋るように白雪姫を見る。
「このまえ、ひさしぶりにおはなししてくれたのっ。キャンプいこうって。かぞくみんなでって、おとうさんが、わらってくれたのっ」
「……うん」
「だから、わたし、いいこにしてたの。まっててねって、いわれたから。ずっと、まってたのっ」
――ずっと。
その言葉を口にした瞬間。
黒華の声から、勢いが抜けた。
「……でも、こなかった」
掛け布団を握る手に、力が入る。
「くらくなって。……ずっと、まってたのに。こなかったの」
「…………」
「だから、あるいてかえろうとしたの。でもね、こわいどうぶつが出てきて」
「……こわい、動物?」
「うん。まっくろで、おっきくて。よだれがいっぱいでてて」
――魔物だ。
白雪姫の背筋を、冷たいものが走り抜けた。
「たべられちゃうっておもったの。そしたらね」
その時。
初めて、黒華の顔に、綺麗な笑みが浮かんだ。
「あかいおはなが、いっぱい、ぶわぁーって、とんできて」
小さな両手を広げて、懸命に再現してみせる。
「それで、ドカンってして。……こわいどうぶつ、いなくなっちゃった」
「――……っ」
白雪姫は、息を呑んだ。
赤い花。
――紅い、桜の花びら。
(……まさか)
考えるより先に、身体が動いていた。
繋いだ手を通して、意識を研ぎ澄ませる。
白櫻姫や翠織に叩き込まれた、神子にとっての基本――霊力感知。
(――黒華ちゃんの、魂の、外側……服……髪……肌……)
途端。
肌から、粟立つほどの情報が流れ込んできた。
――焼けつくような、苛烈な火の気。
(……紅葉ちゃんだ)
間違いない。あの不死鳥の炎の残り香。
――そして、それに寄り添うような、温かく眩しい、命そのものの気配。
(これは、白櫻姫ちゃんの……)
白櫻姫の霊力。
二つが混じり合い、溶け合った残滓が、この子の服と髪に、うっすらと纏わりついている。
そして、その奥に。
粘つくような、巨大で異様な――魔力の名残。
(……この魔力……あの、海龍の……⁉)
『――ええ。間違いないでしょうね』
胸の奥から、涼やかな声が響いた。
『あの夜、わたくしと紅葉が海岸で放った一撃。その余波です』
(……じゃあ、この子……)
『ええ。この子が森を彷徨っていたのは、ほんの数日前――昨夜か、その前夜。……つい、先刻の出来事ということになりますね』
白雪姫は、隣に座る小さな身体を見た。
あの日、自分たちが海岸で戦っていた、まさにその時。
この子は、山の向こうの森の中で、たった一人で魔物に追われていたのだ。
――そして、あの時の戦いで放たれた一撃で、助かった。
(こんなに小さい子が……一人で……っ)
誰にも気付かれないまま。
誰にも、名前を呼ばれないまま。
「……それからは?」
「……おぼえてない」
黒華は、こてん、と首を傾げた。
「あるいてたら、うみがあって。……そしたら、ねむくなっちゃって。おきたら、ここだったの」
「……そっか」
白雪姫は、繋いだ手に、そっと力を込めた。
(……お父さんとお母さんは、たぶん)
考えたくは、なかった。
けれど、黒華の話を順に並べれば、答えは一つしかない。
炎を出した。母親が火傷を負った。怖がられた。
そして――待っててね――と言われて、森に置いていかれた。
(……捨てられた……ってことだよね。この子)
拳を握り締めたくなる衝動を、白雪姫は必死に堪えた。
繋いだ手が震えたら、この子はきっと、自分のせいだと思ってしまう。
(……落ち着け。落ち着くっちゃ、私)
深く、息を吸う。
――だが、冷静になった思考は、今度は別のものを差し出してきた。
この子は、魔力を持っている。
人間なのに。生きているのに。
(……人間で、魔力を持ってるのって……)
脳裏に、翠織の言葉が甦る。
――魔蝕者。
人間、あるいは神子が、魔力に魂を汚された存在。
(……ちがう。ちがうよね)
白雪姫は、隣を見た。
学校に現れた、あの魔蝕者。
言葉にならない呻きを上げ、爛れた腕を振り回し、ただ霊力や魔力を求めるだけの成れの果て。
――比べるまでもない。
この子は笑う。怯える。名前を名乗る。
お母さんに火傷をさせたことを、五歳の頭で、ずっと背負い続けている。
(……こんなに、優しいのに)
それでも。
白雪姫の中で、あの日聞いた声が、消えてくれない。
紅葉が暴走した、あの夜。
自分に言い聞かせるように、翠織はこう言った。
「魔蝕者になってしまった者は――神子として、倒さなければならないの」
――だとすれば。
この子は、自分たちにとっては。
――敵。
「――っ‼」
白雪姫は、勢いよく首を横に振った。
白い髪が、朝日の中で大きく跳ねる。
「……おねえちゃん?」
黒華が、きょとんと見上げてくる。
「……ううん。なんでもない」
(……ちがう。そんなの、絶対にちがう)
魔力を持っているから。化け物だから。
そんな理由で、この子は一度、世界から切り捨てられたのだ。
両親に。
たった一人の、味方のはずだった人たちに。
(……それを、私までやるの?)
冗談じゃない。
自分は、そんなことのために、あの日生き残ったわけじゃない。
『……白雪姫』
(……大丈夫だよ、白櫻姫ちゃん)
胸の奥に、白雪姫は静かに答えた。
(もう、決めたから)
『――くすっ。聞くまでもありませんでしたね』
涼やかな声には、微かな笑いが混じっていた。
『あなたは、そういう人です』
(……でも、白櫻姫ちゃんはいいの……?)
『わたくしは、自分の信じることをするのみです。それに、この体に宿った時から誓っていました。あなたの決めた道なら、わたくしはそれを信じると』
(……ふふっ、ありがとう。白櫻姫ちゃん)
白雪姫は、そっと息を吐いた。
それから、繋いでいた手を、ゆっくりと解いて――。
「……え?」
不安げに揺れた黒華の身体を、両腕で、そっと包み込んだ。
「……っ⁉」
警戒させないように、ゆっくりと。
痛くないように、力は込めず。
左手で、小さな背中を撫でる。
右手で、烏羽色の頭を、梳くように撫でる。
「怖かったね」
「……ぁ」
「ずっと、ひとりで。……いっぱい、歩いたね」
「…………」
「痛かったね。お腹も、空いたよね。……いっぱい、我慢したね」
その一つ一つが、黒華の中の、固く凍りついていた何かに、爪を立てていく。
「――だけど、もう大丈夫だよ」
白雪姫は、耳元で囁いた。
「私と、ここにいるみんなが、黒華ちゃんのこと、守ってあげるから」
――守ってあげる。
その言葉が、黒華の中に落ちた瞬間。
ぽろり、と。
大きな瞳から、雫が零れ落ちた。
「……ぅ」
一粒。二粒。
止まらない。
「……ぁ、ぁあ……」
喉の奥から、言葉にならない声が押し出されてくる。
黒華は、白雪姫の服に顔を埋めた。
「うぁ……ぁああ……っ、うぁああああんっ‼」
――堰が、切れた。
ずっと我慢していたもの。
ずっと呑み込んできたもの。
叩かれても、怒鳴られても、置き去りにされても。
――いい子にしていれば、また笑ってくれるはずだから。
そう信じて、必死に蓋をしてきた一年分の哀しみが。
今、白雪姫の胸の中で、一度に溢れ出していた。
「こわかったぁ……っ、こわかったよぉっ‼」
「……うん」
「わたし、いいこにしてたのにっ‼ まっててっていうから、まってたのにぃっ‼」
「……うん。うん」
「なんで……なんでっ、むかえにきてくれないのぉっ⁉」
――答えは、白雪姫にも出せなかった。
だから、代わりに。
白雪姫は、腕に少しだけ、力を込めた。
ぎゅう、と。
この子が、二度と落ちていかないように。
「……うん。ここにいるよ」
白い髪が、黒華の黒い髪に零れかかる。
「私は、どこにも行かないから」
窓の外では、行縢の山が、朝の光を浴びて静かに佇んでいた。
部屋の中には、しばらくの間。
小さな嗚咽だけが、途切れることなく響き続けていた。
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