35.名無し村の卒業
「私たちの村に、名前をいただけませんか?」
夢の大地で、ヒナノがまっすぐ俺を見上げている。
そう頼まれても、俺はすぐには答えられなかった。
ヒナノに俺の名前を決めてもらった時は、本人が呼びやすければそれでいいと思っていた。だが、村の名前となれば話は別だ。
そこで暮らす者だけではなく、これから訪れる者も口にする。下手をすれば、何十年どころか何百年も残るかもしれない。
(さすがに、思いつきでは決められないな)
「カザン様?」
『俺が一人で決めていいのかと思ってな』
「ですが、私たちはカザン様にいただきたいのです」
『なら、みんなにも聞いてみよう』
ヒナノが小さく首を傾げる。
『そこで暮らすのは、村のみんなだ。呼びたい名前がないか、聞いてきてくれ』
「皆で考えた名前を、カザン様に選んでいただくのですか?」
『選ぶというより、一緒に考えたい』
神が授ける名前としては、少し格好がつかないかもしれない。
それでも、村人たちがこれから何と名乗りたいのかを無視して、俺だけで決める気にはなれなかった。
「分かりました。明日、皆さんにお伝えします」
『頼んだ。それと、もう一つ伝えてほしいことがある』
「はい」
『この山には、まだ村のみんなに話していない俺の眷属が二体いる』
ヒナノが目を丸くした。
「眷属様が、ほかにもいらっしゃるのですか?」
『ああ。一体はコロ。赤橙色をした、手のひらくらいの小さなスライムだ』
「手のひらくらい……」
『地面の下を調べたり、余分な熱を吸収したりしてくれている。温泉のもとになった地下水を見つけられたのも、コロが地下を探ってくれたおかげだ』
実際には俺と一緒に見つけたのだが、コロがいなければ、あれほど早く地下の空洞まで意識を伸ばすことはできなかった。
「コロ様ですね。覚えました」
『様はつけなくてもいいぞ』
「カザン様の眷属様を、呼び捨てにはできません」
(もう様が二つついてるんだけどな)
訂正しても増えそうなので、諦めてもう一体の説明へ移る。
『もう一体はヴァル。黒曜石のような鱗と金色の目を持つ、火竜の幼体だ。今は山道や領域の外側を見回ってくれている』
「火竜……」
ヒナノの声へ、驚きと畏れが混じる。
『まだ子どもだ。真面目で、勝手に人を襲ったりはしない。小さな翼がある黒い竜を見ても、槍を向けないように伝えてくれ』
「分かりました。ですが、どうして今まで教えてくださらなかったのですか?」
『魔物と間違われないよう、会わせる時期を見ていたんだ』
「そうだったのですね」
『……という理由もあるんだが、伝えるのを忘れていた』
「そちらが本当なのですね」
『村のみんなには、もう少し柔らかく伝えてくれると助かる』
「ありのまま、お伝えします」
(変なところで正直なんだよな、ヒナノは)
夢から去っていくヒナノを見送りながら、明日の村人たちの反応を考える。
怒りはしないだろうが、呆れられる可能性はある。
「かしこみかしこみ、村名の選定であれば、私めにも案がございます」
いつから待っていたのか、フランが恭しく一礼した。
その両脇では、コロが期待するように弾み、ヴァルが小さな胸を張っている。
(聞こうか)
「神火大霊峰カザン大神御鎮座、万民守護、永代繁栄第一聖都、という名はいかがでしょう」
(村の名前を考えてるんだぞ)
「将来の発展を見越しております」
(見越しすぎだ。今は家が何軒か集まってるだけだぞ)
「では、現状に合わせ、末尾を第一聖村へ改めます」
(そこだけ直しても長い)
フランの背後で、赤い炎の花が一輪咲いた。どうやら、かなり自信のある案だったらしい。
「日常においては、略称を用いれば問題ございません」
(略すことを前提に名前をつけるな)
「ぷる」
コロが一度、大きく弾んだ。
「コロ殿より、コロ村との案が提出されました」
(本当にそう言ったのか?)
「ぷる」
(同じ音しかしてないぞ)
今度はヴァルが一歩前へ出て、翼を広げた。金色の目は真剣そのものだ。
「ヴァル殿からは、ヴァル村との対案が提出されております」
(お前たち、村人はまだ名前すら知らないからな)
コロの身体がしぼみ、ヴァルの翼が静かに下がった。
(そんなに露骨に落ち込むな。明日、ちゃんと紹介してもらうから)
コロの身体がぱっと膨らみ、ヴァルが勢いよく顔を上げる。
その横で、フランまで期待に満ちた目を向けてきた。
(フラン村も候補に入れないぞ)
「まだ何も申し上げておりません」
(顔に書いてあった)
フランの背後に咲いていた炎の花が、少しだけ傾いた。
◇ ◇ ◇
翌朝。
村の中央へ、大人も子どもも集まっていた。
村長の手には、来訪者の記録をつけるための木の板がある。誰が、どこから来て、何日滞在したのか。その一番上だけは、村の名を書くために空けられていた。
「始める前に、ヒナノから神託がある」
村長に促され、ヒナノが一歩前へ出る。
「昨夜、カザン様へ村の名前をいただきたいとお願いしました」
村人たちが静かに続きを待つ。
「カザン様は、ここで暮らす皆さんと一緒に考えたいと仰っています。ですから、まずは皆さんがどんな名を望むのか、聞かせてほしいそうです」
「お山が、わしらの考えも聞いてくださるのか」
「はい。それから、名前を考える前に、もう一つお伝えすることがあります」
ヒナノは一度、山の方角へ顔を向けた。
「この山には、カザン様の眷属であるコロ様とヴァル様がいらっしゃいます」
しばらく、誰も声を発しなかった。
「……どちら様じゃ?」
ガンゾウが、皆の疑問をそのまま口にした。
「今から説明します」
ヒナノは、コロとヴァルの姿や役目を、昨夜聞いたとおりに伝えていく。
小さなスライムが地面の下を調べ、山の熱を整えていたこと。黒い鱗を持つ火竜の幼体が、人知れず山を見回っていたこと。
「つまり、わしらは知らぬ間に、その御二方にも守られていたということか」
「はい」
「なぜ、今までお姿を見せられなかったのじゃ?」
ガンゾウが尋ねると、ヒナノは迷うことなく答えた。
「魔物と間違われないよう時期を見ていたことと、カザン様が皆さんにお伝えするのを忘れていたためです」
(柔らかく伝えてくれって言ったよな?)
村人たちの間に、何とも言えない沈黙が落ちる。
「神にも、うっかりはあるらしいな」
村長が静かに呟いた。
「日々、火山であられるのだから、お忙しいのじゃろう」
「火山であることの、どの辺りが忙しいんだ」
「噴煙を出したり、止めたり……」
「今、考えただろう」
「火山神様の御心を、人が決めつけてはならん」
「便利な言葉で逃げるな」
(俺を挟んで言い争わないでくれ)
ヒナノは口元を押さえて笑いを堪えた後、話を戻した。
「お二方とも、人を襲うことはありません。近いうちに姿を見せてくださるそうですので、驚いて武器を向けないようにとのことでした」
「コロ様は、触ってもいいの?」
子どもの一人が手を挙げた。
「コロ様がよいと仰れば」
「どうやって聞くの?」
「『ぷる』というお声で、お返事をされるそうです」
「嫌な時は?」
「……おそらく、違う『ぷる』です」
(そこは俺にも、はっきりとは分からない)
「分からないうちは、勝手に触るな」
村長が子どもたちへ言い聞かせると、何人かが残念そうに頷いた。
「話は分かった。まず、村の名を決める」
村長が木の板を掲げる。
「思いついたものがあれば言え」
「火神大鼓村」
誰よりも早く、ガンゾウが答えた。
「大鼓を外せ」
「では、火神村じゃな」
「外す決断だけは早いな」
「湯けむり村はどうだい?」
湯場へ通うようになった老婆が言う。
「温かい湯が湧く村だと、外の者にも分かりやすいよ」
「なら、黒岩村はどうだ。これから鉱石を掘るなら、その方が――」
「コロ村!」
大人の声を遮って、子どもが元気よく叫んだ。
「まだ会ってもおらんだろう」
「でも、丸くて小さいんでしょ。きっとかわいいよ」
「ヴァル村の方が強そうだ!」
別の子どもが対抗する。
「火竜だぞ!」
「コロの方が言いやすい!」
「強い方がいい!」
「名前は戦わせて決めるものではない」
村長が止めても、コロ派とヴァル派に分かれた子どもたちの声は収まらない。
やがてガンゾウが、すべてを解決する名案を思いついたように手を叩いた。
「では、コロヴァル神火湯けむり黒岩大鼓村でどうじゃ」
「どうして、全部入れた」
「皆の意見を大切にした結果じゃ」
「村の名を言い終える前に日が暮れる」
「急いで言えばよかろう」
「毎回急がなければならん名前は却下だ」
その後も、山村、赤花村、火の里と、いくつもの名前が挙がった。
「カザン村でよいのではないか?」
誰かがそう口にした瞬間、ヒナノの胸元にある神器へ熱が宿る。
短い神託を受け取ったヒナノが、目を瞬いた。
「今、カザン様より『却下』と」
「返事が早いのう」
「それだけは、どうしても嫌らしいな」
(自分の名前を、毎日あちこちから呼ばれる村なんて落ち着かないだろ)
「神託によって最初に退けられた案として、記録しておこう」
「余計な記録を残すな」
村長がガンゾウの手から木炭を取り上げる。
笑いは起きたが、肝心の名前は決まらない。
皆が考え込む中、村長は少し離れた場所へ顔を向けた。
昨日運び込まれた男が、毛布を肩へ掛けたまま座っている。そのそばには、妻と幼い娘もいた。
「外から見れば、この村はどう見えた?」
突然意見を求められ、男が慌てて姿勢を正す。
「昨日来たばかりの私どもが、口を出してよいことでは……」
「中にいる者には、見えないものもある。何でもいい」
男は困ったように妻と顔を見合わせた。
その隣で、娘が小さく手を挙げる。
「火のお山が、みんなを守ってくれる村」
少女の声に、村人たちが静かになった。
「大地が動いて、魔物から助けてくれたの。お山の温かいお湯も、お父さんを温めてくれた」
「では、火山に守られた村ということか」
村長が尋ねると、娘は少し考えてから首を横へ振る。
「でも、お山だけじゃないよ」
少女は、レンや槍を持って戦った大人たちを見る。
「村のみんなも、お父さんとお母さんを守ってくれた。お山の火を怖がらないで、一緒に守ってるの」
誰も、すぐには言葉を返さなかった。
半年前ならば、同じ言葉は出なかっただろう。
村人たちは、山が動くのを待つだけではなくなった。
武器を作り、訓練し、浅層ダンジョンで魔物との戦い方を学んだ。そして昨日は、俺が少し手を貸しただけで、自分たちの判断によって一家を守り切った。
(火に守られながら、火と共に誰かを守る村、か)
意識の奥へ、一つの名前が浮かぶ。
だが、その名前に込めるものを、短い神託だけで伝えるのは難しい。
「今夜、カザン様へ皆さんの案をお伝えします」
ヒナノの言葉に、村長が頷いた。
「では、続きは明日だ。それまで、ほかの案も考えておけ」
「コロヴァル神火湯けむり黒岩大鼓村も、もう一度よく――」
「考えなくていい」
◇ ◇ ◇
その夜、夢の大地へ現れたヒナノは、村で出た名前を一つずつ俺へ伝えた。
ガンゾウの長すぎる案まで律儀に読み上げようとしたので、それだけは途中で止めた。
「どの名前がよいと思われますか?」
『あの子が言ったことを、名前にしたい』
「火山に守られ、村の人々も共に守る、という言葉ですか?」
『ああ』
この村は、俺が一方的に守るだけの場所ではない。
村人たちは、俺が与えた熱や水、鉱石を使い、自分たちの暮らしを作り始めている。危険が迫れば武器を取り、俺の力が届かない場所にいる誰かへも手を伸ばす。
なら、その両方を込めればいい。
『火守』
「ひもり……ですか?」
『火に守られる。それだけじゃない。火を守り、火と共に誰かを守る』
俺がいなくても生きていけるように、とまでは言わなかった。
けれど、いつかそうなってほしいとも思っている。
『火守村。みんながよければ、この名前にしたい』
ヒナノは何度か、確かめるようにその名を繰り返した。
「火守村……」
やがて、その顔へ柔らかな笑みが浮かぶ。
「はい。とても、私たちらしい名前だと思います」
『それと、明日はコロとヴァルを村へ向かわせる』
「お二方に、お会いできるのですね」
『先に説明してもらったから、いきなり槍を向けられることもないだろ』
「皆さん、楽しみにされていました」
『コロには、触られすぎそうなら逃げていいと言っておく』
「違う『ぷる』を聞き分けられるよう、私も努めます」
(そこは無理しなくていいぞ)
◇ ◇ ◇
翌朝。
再び村人たちが集まったところで、ヒナノは山から授かった名を告げた。
「火守村です」
火に守られるだけではなく、火を守り、火と共に人を守る村。
ヒナノがその意味まで伝えると、村人たちは静かに山を見上げた。
「火守村……」
村長が、最初にその名を口にする。
「俺たちも、守る側に入っているんだな」
レンがどこか嬉しそうに呟いた。
「入っているだけではない。そうあり続けろということだ」
父親に言われ、レンが背筋を伸ばす。
「分かってるよ」
「返事は?」
「はい!」
「最初からそう言え」
「昨日も同じこと言われたよ」
「なら覚えろ」
周囲から、小さな笑い声が上がった。
「火守大鼓村ではいかんか?」
ガンゾウが最後の抵抗を試みる。
「いかん」
「まだ一度しか提案しておらんぞ」
「昨日から数えれば六度目だ」
「数えておったのか」
「止めるためにな」
ほかに異を唱える者はいなかった。
村長は空白だった木の板の一番上へ、ゆっくりと三文字を書き入れる。
――火守村。
「今日より、ここを火守村とする」
その名が、集まった村人たちの口から何度も繰り返される。
「私たちが来た村は、火守村なんだね」
最初に村の名を尋ねた娘も、母親の手を握りながら嬉しそうに口にした。
この村の名を、最初に外の者として呼んだのは彼女だった。
その時、意識の中へ新たな文字が浮かぶ。
《聖域内における固有集落の成立を確認》
《集落名:火守村》
《集落管理機能が解放されました》
これまで熱や振動として捉えていた村へ、別の輪郭が重なる。
定住者。
一時滞在者。
住居。
食料備蓄。
そして、村として認められた範囲。
それぞれの情報が、これまでとは違う形で意識へ伝わってくる。
火守村へ逃れてきた一家は、きちんと一時滞在者として数えられていた。
(名前が決まったことで、一つの集落として認められたのか)
まだ詳しい使い方は分からない。だが、これから人が増えるなら、誰がどこで暮らし、何が足りないのかを把握できるこの機能は役に立つ。
「ヒナノお姉ちゃん、あれ!」
子どもの声が響いた。
山道を、小さな熱が二つ近づいてくる。
一つは、弾むたびに軽い振動を地面へ伝えながら。
もう一つは、規則正しい足取りで土を踏みしめながら。
コロとヴァルだ。
昨日の説明がなければ、槍へ手を伸ばす者もいただろう。実際、レンが槍の柄へ手を掛けかけたが、その腕を父親に叩かれて止まった。
「神託を聞いていただろう」
「分かってる。癖だよ」
「直せ」
「簡単に言うなあ」
二体は村人たちの前まで来ると、足を止めた。
コロが元気よく身体を震わせる。
「ぷる!」
ヴァルは背筋を伸ばし、小さな翼を広げた。挨拶まで対照的だ。
「こちらがコロ様。そして、こちらがヴァル様です」
ヒナノが皆へ紹介する。
「お二方も、これまで人知れず、この山と村を守ってくださいました」
村人たちが揃って頭を下げた。
コロは困ったように左右へ揺れ、ヴァルは当然の礼を受けるように深く頷く。
「コロ様、本当に丸いね」
子どもの一人が言った。
「丸いのに『様』をつけても、敬っているように聞こえんな」
「じゃあ、丸くて立派です」
「無理に褒めなくていい」
別の子どもは、ヴァルを見て首を傾げた。
「火竜って、もっと大きいと思ってた」
「ヴァル様だ」
「ヴァル様って、もっと大きいと思ってました」
言い直しても、内容は変わっていない。
ヴァルの喉元へ熱が集まり、空へ向けて小さな炎が吐き出された。
驚いた子どもが一歩下がった後、目を輝かせる。
「これから大きくなるんだね!」
ヴァルは満足そうに翼を畳んだ。
(あれで納得するんだな)
一方、コロは村人の間を跳ねながら、ガンゾウの前で止まっていた。
初めて見る鼓が気になるらしい。
「コロ様、これは神へ感謝を捧げるための――」
説明の途中で、コロが鼓の上へ飛び乗った。
ぽん、と軽い音が鳴る。
「ぷる」
もう一度跳ねる。
ぽん。
ガンゾウの顔が、見る見るうちに輝いていく。
「村長、見たか。コロ様が祝えと仰っておる」
「遊んでいるだけだ」
「二度も打たれたぞ」
「回数を重ねても神託にはならん」
「かしこみかしこみ、コロ殿による火守村成立の祝奏と拝察いたします」
(フランまでガンゾウ側につくな)
「ぷる!」
コロが三度目の音を鳴らすと、とうとう子どもたちが笑い出した。
緊張していた大人たちの間にも笑いが広がる。
昨日来た娘も、母親の隣で声を上げて笑っていた。
「かしこみかしこみ、火守村の成立を祝い、炎花を一輪咲かせるお許しを賜りたく存じます」
(一輪だけだぞ。それと、誰も驚かせないよう、高いところでだ)
「畏まりました」
村の上空へ、赤い光が昇る。
人々が見上げた先で、その光は大きく開いた。
幾重もの炎が花びらとなり、青い空へ真紅の大輪を描く。火の粉も熱も地上へ落ちず、ただ朝の空を鮮やかに染めていた。
昨日まで火山神を畏れていた一家も、身をすくませることなく、その花を見上げている。
娘は母親の手を握ったまま、小さく呟いた。
「きれい……」
(一輪とは言ったけど、大きさを決めるのを忘れてたな)
「最大の敬意を、一輪に込めました」
(次からは大きさも先に決めよう)
「続きまして、村域の策定、住居の増築、来訪者名簿、迎賓所、そして神殿の建立を進言いたします」
(最後にしれっと神殿を入れるな)
「しれっと、ではございません。最も重要であるため、結びに置きました」
(言い方を変えても後回しだ)
「では、建立予定地の選定だけでも――」
(気が早い)
村に名前がついただけのはずなのに、やるべきことは一気に増えたらしい。
「国の始まりとは、そのようなものでございます」
(まだ村だろ……)
読んでいただきありがとうございます。
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