↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

48/56

同盟と戦略

「まず、得た情報を整理して伝える。ただ、真偽は別だ」

 


そう言うとジルヴェスターは、前置きなしに話し出した。


「魔獣の増加について、リアンツァは国王側も含めて一切関与していないと言うこと。アルダーンへの戦支度は帝国からの脅しによるものだということ。そして、アルダーンと戦になれば、弱ったところを帝国に潰されるとわかっているため、支度を長期化させて誤魔化していたということだ」


騎士たちは考えるように、眉間に皺をよせ、下を向いたり、天井を仰いだりした。


ラウレンツが低く声を出す。


「すべて帝国のせいにした、辻褄合わせの調子のいい話にも聞こえますな」


「俺もそう思っておりました。……ですが」


ディートリヒが話しはじめた。


「リアンツァの王太子——チェーザレは、来ました。約束どおり、十騎で。それも怪我を負い、馬を三頭失って。……仲間を一人、ゴブリンとの戦いで崖から落として、亡くしております」


リアンツァへの敵対心の強い男の口から出た言葉に、ラウレンツが目を見開いた。


「そこまでして協議に来た連中を、信用すると?」


ディートリヒが何か言いかけた。


それを遮るように、頭の前で手を組んで机を見ていたジルヴェスターが、顔を上げ、鋭い目を向けて口を開いた。



「そうだ。リアンツァと同盟を組んだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。