第19色 七星
皆さん、お久しぶりです。ユッカです。
すいません。一ヶ月近く空いてしまいました。
なんでも、松岡さんが受験なので、どたばたしていて、実際1カ月くらい『なろう』を失踪していたらしいです...
と言うわけで、今回は、松岡さんのもう一つの作品『夢幻』を同時刻に投稿しています。
よかったら、そちらも見てください。
さて、前回のあらすじです。
前回、IAOの世界に戻ってきて、ウロボロスに関する情報を集め始めました。
そして、何やらテルルが、重要な情報を見つけてくれたらしいのですが...?
それでは、本編です。どうぞ!
テルルの報告に対して、さらに冒険者カードが震えました。
今度は、キラさんからでした。
『どこに集合しますかー?』
すると、また返事が。テルルからです
『とりあえず、このメッセージを見たら、冒険者組合に来てください』
・・・・・・
・・・・
・・
と、言うわけで、三度やって来ました、冒険者組合。
ここに、テルルがいるはずですが...
あ、いました。
待ち合い用のロビーみたいなところで、椅子に座っていました。
向こうも私が来たことに気づいたのか、こちらに視線を向け、目が合いました。
「ユッカ先輩」
「とりあえず、全員揃ってから詳しいことをお願いできる?」
「わかっています」
そして、待つこと数分。
意外と早く、全員集合しました。
「で?その、不可思議な情報ってなんだ?」
「えっとですね、まず、このクエストの詳細を見てください」
といって、クエスト詳細の画面をこちらに見せてくるテルル。
「情報って、新しいクエストのことですか?」
「うん、まあ、とりあえず、見てほしいです」
そこに記載されていたクエストの詳細を下に記載します。
───────────────────────
『謎の新ダンジョン調査』(緊急)
クエスト難度・・・武器ランク48(必須)
報酬・・・成果に比例したセントを支払う
(ちなみに、この世界の通貨の名前はセントと言います。アメリカではありません。聖という意味です)
クエスト概要・・・風の国フローラにおいて、未知のダンジョンを発見した。早速国の兵士たちが偵察に向かうも、敵の強さが尋常ではなく、64人が全滅してしまった。
フローラは、このダンジョンの調査を冒険者組合に依頼した。
危険度が非常に高く、装備している武器のランクが48に満たない冒険者は、このクエストを受理できない。
───────────────────────
「なるほど、これは妙な話だな」
全員が一通り見終わると、真っ先に感想をいったのはルナでした。
「え?何が?」
「お前...よく見ろよ。このゲームじゃ普通、武器ランクによるクエスト受理禁止なんて無かったはずだろ?」
「あ、...そっか」
「それに、難易度も妙に高いですよ」
今度は、ヒカリちゃんが発言しました。
「普通、この手の新サブダンジョン生成イベなら、上層が初心者や無課金者でもまあまあ狩れるエリア、中層がガチ勢エリアで、下層が廃人レベルのプレイヤーの狩場、て言うのが、普通なんです」
「へえ...」
「このダンジョンは、私も見たことがありません。つまり、メインダンジョンではありません」
「え?まだ未来っちすら到達してないグランドクエストのメインダンジョンって可能性は?」
「ありません。何故なら、8章のメインクエの時点で、既に推奨武器ランクは50を越えます。私が今いる13章レベルになると、推奨武器ランクは200です」
か、カンストの4倍?!
む、無理でしょ、そんなの!
「要するに、上層でもグランドクエスト8章レベルのサブダンジョンが普通なわけない...って、言いたいのか?」
「はい」
「...でも、本当にウロボロスと関係あるのかな」
私の呟きに反応したのは、コノッチでした。
「それは、行ってみないとわからないよ。...どうせ僕たちにはなんの情報も、ヒントすらもないからね。まずは、足を使うことが重要なんじゃないかな」
「まあ、妥当ね」
「私もその案に賛成ですー」
「なら、クエストを受理するか?」
うん。
そう、言おうとして、今さら気づいた。
私、村正以外でランクが48以上の武器、持ってない。
その事を皆に伝えると...
「じゃあ、この前私がクエスト報酬でもらった太刀で偽造しておきましょう」
え?
「はい、先輩、ランク48太刀『天叢雲』です」
「...えっと」
ヒカリちゃん、何で天叢雲なんか持ってるの?
その言葉が聞こえたかのように、ヒカリちゃんが答えてくれた。
「私、主武器は杖なんですけど、結構他の武器も使うんですよ?」
な、なるほど...
「じゃあ、とりあえず、そのクエスト、七人パーティーで登録しよ...う...って、あれ?」
「どうした?」
「コノッチ...セイリュウちゃん、どこいったの?」
「あ...忘れてた...友夏里のことを探してたときに、別行動してたんだった...」
...............
クエストを受ける前に、みんなで、セイリュウの捜索を開始しました。
───────────────────────
「おーーーい!ユッカぁーーー!どこにいったのじゃぁぁーーー!」
全く、妾を童子扱いしているわりに、ユッカのほうが童子のような行動をしておるではないか!
本当は、探す義理が無いのじゃがの!
...まあ、妾とユッカの仲じゃ。探してやらんこともないがの。
その時
トンっ。
しもうた、人探しに夢中になっておった故、人にぶつこうてしもうた。
「いてて...すまんかった。ちと、急ぎの用でな」
ぶつかった相手は、町中にも関わらず、真っ黒なマントを着ておった。
こちらを見てくる気配はあるが、顔はよく見えない。
「...」
じゃが、ぶつかった相手が謝罪してくるようすはなかった。
それどころか、こちらの顔ををジロジロと覗いてきよる。はっきり言って、不快じゃ。
その時、
「...お前は」
「...な、なんじゃ」
マントで口すら隠しているせいか、くぐもった声が聞こえた。
途端、一気にマント男の殺気が解放され、ククリナイフのようなもので妾の喉を断ち切ろうとした...っ!
「てりゃ!」
気合い一発、声を張り上げ、全力でステップ回避をした。
まだ、攻撃は終わってなかった。
ククリナイフを振り回す...否、舞うという形容がふさわしいナイフさばきで、妾の急所を狙う。
じゃが、龍の形態より人間の形態のほうが、実は動きやすいのじゃ。
小回りが効くしの。
妾のAGI(妾のような人以外の生命体でも、ステータスの概念はあるのじゃ)で、避ける。
そして、マント男の攻撃がやんだ。
「お前、セイリュウ、だな?」
「そうじゃ?よく気づいたの」
「...なぜ、死んでない?あのときの、奇襲で、殺した、はずだ」
「...まさか、お前は...」
「...そうだ、俺の、名前は...
無限龍の最高幹部『七星』が一人、アルファだ」
お久しぶりです。コノハこと、桐谷木葉です。
何やら、気になる終わり方をしたようですが...
とうとう出てきました。敵の影が。
そして、セイリュウの運命やいかに、といったところでしょうか。
まあ、この時点での僕はそんなこと、知るよしもないのですが...
ちなみに、松岡さん、この小説を、『夢幻』の最新話を投稿してから書き始めて、100分で書き終わったそうです。
そういえば、松岡さんって、執筆の計画はどのようにたててるのでしょうか?
少し気になりますね。
では、今回はこの辺りで。
次回も、読んでいってくださいね。




