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七彩武装(プリズムアーマーズ)  作者: 松岡透
第1章 風の国 フローラ編
22/24

第20色 回想

皆さん、こんにちは、木葉です。


前回のあらすじです。


前回、(ウロボロス)の最高幹部を名乗る男『アルファ』が登場しました。


ここから、物語はどのように変化していくのか...誰にも予想はできません。


松岡さんは、プロットを一切作ってないようなので、文字通り、誰にも予想出来ません。


では、本編をどうぞ。

話は、少し前に遡る...


───────────────────────


『地底宮殿』...


それは、セイリュウが住んでいたダンジョンの名前である。


数多くの冒険者がここに入り、しかし、セイリュウによって屠られた。


未だ、この世界(ゲームのほうではなく、文字通りこの世界)では、地底宮殿を突破し、セイリュウを撃破したという実績はない。


その難易度のせいか、冒険者達の足が遠退いていて、今、この城は閑散としている。


つまり、何が言いたいのかというと...


───────────────────────


『暇じゃ~...』


セイリュウはぐうたらしていた。


最奥の『謁見の間』で、本来なら威圧するように見せるその大きな体が、だらしなく床に転がっていた。


だが、それも仕方ない。なぜなら、ここ一週間、この『謁見の間』までたどり着いた冒険者の数は、なんと、ゼロ。


一応、冒険者たちはこのダンジョンのなかに入ってくるも、ほぼ全員雑魚モンスターの戦利品(ドロップアイテム)集めか、無策に謁見の間まで突入しようとし、道中で罠やモンスターに倒されるマヌケかのどちらかだ。


稀に謁見の間まで辿り着く者もいるが、先ほど述べた通り、ここ一週間、そのような冒険者はついに現れなかった。


だから、


『暇じゃ~...』


何度も同じ言葉を呟くセイリュウのことを少しは同情してほしい。


『同情するなら冒険者をくれっ!』


いや、セイリュウ...さすがに三人称のナレーターにまで反応する必要ないから。


『...ふんっ!』


なぜか機嫌を損ねられる(ナレーター)


...とまあ、そんなことはおいといて。


とにかく、セイリュウは暇だった。


そんなときだった。


「...『強者殺し(ジャイアントキリング)』」


どこからともなく、声が聞こえた。


次の瞬間、


セイリュウの8段あるHP(具体的には、12000000HP)が、一気に吹き飛んだ。


そして、HPが、1()7()残った。


『なっ...』


さらに、大ダメージを受けたことによるスタンが発生した。


そのせいで、元々床に転がってたセイリュウは、一切身動きがとれなくなってしまった。


喋ることも出来ない。


動くことも出来ない。


無論、反撃も出来ない。


この世界の、知性あるモンスターにおける死とは、言うなれば、リセットである。


今まで培った経験をすべて忘れてしまい、新たな個体として生まれ変わる。ネトゲ用語でいうところの、再POP(リポップ)と言ったところか。


人間に例えると、記憶喪失である。


セイリュウは、この世界で生まれて初めてこの現象を覚悟した...が、そいつは、セイリュウのほうをちらりと見ただけで、


「...『無限龍(ウロボロス)』本部へ、こちら、『七星(セブン)』、コードネーム『アルファ(一番星)』だ。セイリュウの撃破を確認、帰投する」


まるでセイリュウにはもう興味がないとでもいう風に、誰もいない空間に話しかけた。


そして、アイテムや魔法による離脱ができないはずの地底宮殿で、彼は、空気に溶けるように消えた。


『...助かった...のか?』


そいつがいなくなってしばらくして、スタンが解けたセイリュウは、そう呟いた。


そして、自分に自動回復効果のある魔法をかけて(ちなみに、この魔法は秒間10000HP回復するという優れものであるが、非戦闘中のみでしか使えない魔法である)、そいつの最後の言葉について考え始めた...


しかし、結論は出なかった。


解ったのは、『無限龍』という言葉の意味と、それと対になる集団...


七彩武装(プリズムアーマーズ)』のことだけであった。


もう一つ、『そいつ』こと、『七星』のアルファは...


なんの因果か、再び、セイリュウと対峙しているのであった。


───────────────────────


そして、現在に至る訳じゃ。


まさか、この様なところで再び相見えるとはのぅ...


奇遇なものじゃ。


妾も、アルファとやらも、視線を交錯させたまま、動こうとしない。


「ッチ...」


急に奴が舌打ちした。


「まさか、討伐できていなかったのか...いくら、四神とはいえ、HP10000000越えなど...異常にも、ほどがある」


どうやら、攻撃したあと、ほぼ消えかけのHPバーのみをちらりと見て、討伐したと勘違いしたようじゃな...


と、いうより、妾からしたらダメージが10000000越えの方がよほど異常だと思うがの...(参考までに、妾と七彩武装の最終決戦の時の、ユッカの一撃あたりのダメージは5000ぐらいだと言っておこうかの...ついでに、ヒカリの発動した召喚魔法の威力は6600000ほどじゃ...これはこれで人外じゃがの)


「また、仲間から、文句言われる...」


仲間...


「お主らの仲間とは、何者じゃ?」


「普通、敵に、情報漏らすかよ...」


まあ、当たり前じゃな。勿論、期待などしておらんかったが。


「おーいっ!セイリュウちゃーん!」


っと、ようやく見つかったか、探したぞ...


「...今度こそ、けりをつけてやる」


そういって、アルファは、地底宮殿の時と同じように消えた。


まったく...危ない目にあったわい...


後で、はぐれたユッカにお仕置きをしてやらないとな...


ユッカがはぐれなければ、こんなことにはならなかったしのぅ。


とりあえず、今は...


「ユッカ~っ!探~し~た~ぞ~!」


ユッカの方に向かって走ろうかの。

皆さん、こんにちは!テルルです。


今回もまた、モヤモヤとした終わり方になったのではないでしょうか?


セイリュウのHPを一撃で11999983減らすアルファという敵キャラ...


すいません、松岡さん...少しキレます。


こんな化け物勝てないよ!!!!


おかしいでしょう?!


もっと現実的な強さにしてくださいよ!!


もう、戦うこっちの身にもなってください...っ!


しかも、七星っていう名前から察するに、あと


作「はい、この話終了。ネタバレ厳禁」


...危ない危ない...ネタバレするところでした。


お久し振りです、松岡さん...今日はどうしたんですか?


作「うん。ちょっと報告があって、いつも夢幻の方では自分自身であとがき書いてるからいいけど、七彩武装(こっち)じゃ、そんなに機会がないからね」


へえ...で、報告とは?


作「はい。私、松岡透は、3月某日、中学校を卒業しました!これからは、高校生としてこの『小説家になろう』に作品を投稿させていただきます!」


へぇ、松岡さんの住んでる時間軸ってもう卒業式終わったんですね。


作「うん。さすがに小説と時間軸を合わせたらめんどくさいことになるからね」


でしょうね。


では、今回は、ここら辺であとがきを終了します!


では、さよなら!


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