19-1 高火力アタッカーは背水の陣なのだわ!
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秋夢鏡「これからアイツが何をするか分かっていても、流石に肝心な証拠の部分は詳細に知ってるわけじゃないから分からないわ」
手あたり次第読み漁り、どんどん時間が過ぎていく
秋夢鏡「……ん?」
秋夢鏡「適性不足=廃棄予定者?遠征?コスト削減?記憶……?駄目だわ、ここの部分だけは消されてるわね」
秋夢鏡「よく分からないけど適性の低すぎる人は人体実験送りってこと?」
秋夢鏡「そういえばここって覚醒者が結構働いてる筈なのに少ないのよね。警備の人達も最低でもA級かB級だし、どこの会社でもそれ以下のランクの人普通にいるのに何処にもいないのよね。そういう話すら挙がらないし」
秋夢鏡「まさか行方不明者ってそういう意味も含まれてたりするの……?だとしたらドン引き、この調子じゃ外部から雇った人もうっかり秘密を知った人も全員消されたのね」
秋夢鏡「まぁでもこれで使えそうな資料は手に入ったわ、後はさっさとここからとんずらするだけね」
資料を持ち出し廊下に出る
研究員2「おい、そこのお前!」
秋夢鏡「は、はい!?」
研究員2「集会だ、集まれ」
秋夢鏡「集会……ですか?」
研究員2「なんでも会長がここに来るんだとよ、研究員全員に話があるとかでよ」
秋夢鏡(水篠がここに……ヤバいわね、ここでバレたら間違いなく戦うしかない)
秋夢鏡(しかも戦い方も何の能力者かも全然知らないから、いざやるってなったらもう全力でやるしかないわ)
地下研究所 大広間
現場には水篠の他にも村瀬と黒城が来ていた
秋夢鏡(げっ!黒城と村瀬!?なんでアイツらまでここにいるのよ!このままじゃ本当にヤバいわ、普通のS級ならともかくアイツらと3対1なんて冗談じゃないわよ)
水篠「忙しいところ悪いね、早速だが今はまだ全然退勤時間じゃないんだけどさ、今日のところはみんな自宅に帰ってもらえるかな?」
責任者「え?それは…どういうことでしょうか?」
水篠「実は今日はここの掃除をしないといけなくなるからさ、君達には二日ほどここを空けてもらいたくてね」
責任者「はぁ、しかし研究が止まってしまいます」
水篠「まぁしょうがないよ、我慢するさ。特別にこの件も有給扱いってことで話通すからさ」
責任者が指示を出し、研究員が片づけを開始する
黒城「なぁ、本当に侵入者なんているのか?」
水篠「いるよ、ここに入れる権限のある人間は予めデータを登録していてね。権限の無い人間が入ると自動的に僕のところに連絡が来るんだ」
秋夢鏡「一先ずできるだけ目立たないように周りに紛れ込んで去るしかないわね」
水篠「……」
立ち去ろうとする秋夢鏡に水篠が近づいていく
水篠「ねぇ君!」
秋夢鏡「は、はい!」
水篠「君、新人さんかい?」
秋夢鏡「は、はい!そうです!」
水篠「………」
秋夢鏡(何よ……なんか言いなさいよ)
水篠「いいや、気のせいみたいだ。早く帰りな」
秋夢鏡「は、はい!」
水篠はそこから離れていく
秋夢鏡(何よ驚かせないでよ、本当に終わったと思ったじゃない)
黒城「全く面倒だな。ここの薬品類は面倒な代物だってのによ、こんなところで暴れることになっちゃ取り寄せてる俺が面倒じゃねぇか」
村瀬「本当にね、警察関係者を止めておくにも限界がある。下手な抵抗しないで捕まってほしいものだよ」
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