17-1 亀は万年?実際万年生きた奴見たことあんのかよ!
1話→ https://ncode.syosetu.com/n5761mp/1/
秋夢鏡「それじゃあその時からずっと?」
紫苑「うん、でも最近直接出向かないと構ってくれない」
秋夢鏡「あぁ…さっちゃんのせいね、アイツこんな可愛い子とさっちゃんを引っ掛けておいて二股なんてどうかしてるわ」
紫苑「え、可愛い…?」
秋夢鏡「えぇ可愛いわ、私から見ても十分に」
紫苑「そ、そうかな…でも主、普段そんなこと言ってくれない…」
秋夢鏡「全くアイツは…」
秋夢鏡「折角だから名前で呼んでみたら?」
紫苑「え?」
秋夢鏡「いつまでも主従関係じゃずっと進展しないわ、特にアイツなんか女の子の気持ち知っておきながら他の女に手を付けるんだもん」
秋夢鏡「いっそのこと本気で惚れさせないとアイツの浮気性は治らないわ」
紫苑「で、でも主のこと名前で呼んだことない」
紫苑「そ、それに…恥ずかしい……」
秋夢鏡「そんなこと言ってたらさっちゃんに取られちゃうわよ!あの子だっていつまでも現状に満足してるわけがないんだから!」
秋夢鏡「呼び方なんて気にしてたら出遅れちゃうわ!」
紫苑「…秋夢鏡はいいの?」
秋夢鏡「何が?」
紫苑「アイツと友達なのに私を応援して」
秋夢鏡「あぁ、それね。簡単な話よ」
秋夢鏡「アイツがさっちゃんと離れてもらわないといつまで経ってもあの子が私の方を見てくれないからよ」
秋夢鏡「毎日毎日私の前であの子とイチャイチャイチャイチャと!あーもう嫌になるわ!」
秋夢鏡「あの子にとっての一番は私の筈なのにー!悔しい悔しい悔しいーーー!!!!」
紫苑「……」
秋夢鏡「というわけだからね?アナタには頑張ってもらわないと困るの」
紫苑「…うん」
秋夢鏡「じゃあ、行きましょう」
紫苑「…あ」
秋夢鏡「どうかした?」
紫苑「主の家のこと話したの秘密にしてほしい」
秋夢鏡「どうして?」
紫苑「勝手に家のこと喋ったって知られたら凄く機嫌が悪くなる。主、あぁ見えて家のことあまり触れられたくないみたいだから」
秋夢鏡「分かったわ」
秋夢鏡(にしても意外だわ、次期当主だの分家だの、アイツの家庭事情って一度も聞いたこと無かったわ、どういうところなんだろう…)
公園 中央広場 噴水前
ベンチで横になって寝ている啓介、鎖で亀達を自分の身体に縛り付けて歩いている桜
桜「ぐぐぐ……もう無理!動けない!はー…はー…はー…はー…」
桜「もう疲れたよ!流石に3匹も運んでられないよ!こんなに可愛い見た目してるのに雑にも扱いたくない!」
桜「そういえばここってさっきみんな集まってた場所だよね?啓介に運ばせよう!」
寝ている啓介に気づく桜
桜「ああぁーーーー!!啓介寝てるーーーー!!」
桜「もう!人がこんなに苦労して運んできたって言うのに!」
桜「もう起きてよ!寝てる場合じゃない……ん?ちょっと待って、よく考えれば寝てる今がチャンスなのでは……?」
回想
教室から出ようとドアを開ける啓介
桜「啓介―!」
開けた直後に飛び掛かって捕まえようとする桜、しかしそれを避けられ床に激突
回想
ジュースを飲んでいる啓介
桜「啓介ー!それ飲ませてー!」
啓介「駄目」
桜「なんでよー!ちょっとくらいいいじゃんかー!」
啓介「どうせ間接キスしたいとか言い出すんだろ」
桜「そうだよ!何が駄目なの!」
啓介「嫌だ、俺はそれ目的でお前のこと見てるとか思われたくない」
桜「いいから寄越せー!」
X(旧Twitter)
↓
https://x.com/ygdILBl6CW62K8v




