16-1 ぶっちゃけガンナーが魔法使っちゃ反則だと思うんだよね!ポジション的に!
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FUTURE GATE事務所
秋夢鏡「ねぇ社長ー、本当に虹亀の依頼無いのー?」
中川「無いね。そもそもアレはS級指定のモンスター、そんなのがいるダンジョンなんて早々出てこないし、あったとしてもS級ダンジョンなんて同業者で利権を争って取り合いになる」
中川「そもそもウチみたいな弱小事務所じゃそんなのできっこない」
秋夢鏡「えぇー…じゃどうすればいいの?武器の素材が無いんじゃ直せないよ」
白沢「こっち側に迷い込んでくるんだったら何の問題ない、アレならダンジョンじゃなく直接こっち側に来てるモンスターだしな」
秋夢鏡「そんなのいつ来るか分からないじゃないの」
白沢「そうは言ってもS級ダンジョンなんてレア中のレア、しかもその中でも虹亀の出現なんて滅多に聞いたことが無い」
白沢「それにこっち側にもし出てきたとしてもS級モンスターだ、相当強いぞ」
秋夢鏡「やっぱりそうよねー」
虹亀、全身が七色光り輝く亀
その身体は周囲の魔力を吸収する特性を持ち、あらゆる魔法を無効化する
そして最大の特徴は7属性全ての数に身体を分離させて敵を攪乱するという特性
それぞれ属性に応じた能力を持っており、完全な七色の状態で発見されるケースは非常に稀
白沢「だいたい分離してる単体の時ですらS級単体で勝てるか怪しい強さなんだ、悪いことは言わないからやめとけ」
公園 中央広場 噴水前
一人ベンチで座って空を眺めている秋夢鏡
秋夢鏡「本当にどうしようかしらねー」
紫苑「秋夢鏡!」
啓介、桜、紫苑の三人が現れる
秋夢鏡「し、紫苑…とさっちゃん?」
紫苑「秋夢鏡の手伝いするって言った、この二人はオマケ」
桜「今日は光はいないの?」
秋夢鏡「兄貴は家で寝てる」
秋夢鏡「ところで……アンタどうしたの?」
啓介「……なんでもない」
桜「こんなことろで何したの?」
秋夢鏡「あぁ、私の銃のことよ。素材が今入手できないからしばらくは試作品で代用するしかないかなー」
桜「試作?」
秋夢鏡「これよ」
秋夢鏡は空間魔法で試作銃を引っ張り出す
紫苑「これ本当に試作品?」
秋夢鏡「えぇ、こっちはいつも使ってる完成品と違ってエレメントカートリッジが使えないから魔力の属性が変更できない」
秋夢鏡「私の場合魔力適性は光属性しかほぼ使い物にならないから駄目、素材も違うから周囲の魔力を吸収なんてのも無理、完全に失敗作」
桜「へー、でも意外と使えるんじゃないの?」
秋夢鏡「駄目よ、エレメントカートリッジが無いと火力も足りないもの」
秋夢鏡「事あるごとにカートリッジを入れ替えて属性を変更するなんて負担が半端ないわ、耐えられる素材なんてそう簡単に見つかるもんじゃない」
紫苑「それでも自分の魔力だけで弾を作れるのは凄い。普通弾は実弾、リロードの度隙ができる、私も銃はたまに使うから分かる」
秋夢鏡「どんなの使ってるの?」
紫苑「これ」
紫苑は自分の銃を秋夢鏡に渡す
秋夢鏡「…随分古いの使ってるのね」
紫苑「モンスターは兎も角、対人戦なら大概の相手はこの程度で十分」
秋夢鏡「これ、あげようか?」
紫苑「いい、それに秋夢鏡、勘違いしてる」
秋夢鏡「勘違い?」
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