10-2 やっぱり現代ファンタジーって言ったら結局ダンジョンしかないよねー!
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光にゲンコツが入る
秋夢鏡「やめろっつってんのよ」
光「そんなこと言ったってお前大丈夫なのか?後でトラウマで怖くなって動けないとかあったらどうしようもないだろ」
秋夢鏡「そりゃまぁ気にしてないわけじゃないけど、今までに何度も殺されたりした経験があるからあまり怖いとかそういうのじゃないんだ…まぁ苦手ではあるけど」
光「お前は桜か中川さんに張り付いてろ、何かあっても誰かと一緒にいれば向こうも手だしできねぇだろ」
秋夢鏡「うん…ありがと」
桜「配信機材はこれでいいのー?」
配信用のドローンが三台周囲に飛んでるのを珍しそうに見る桜
桜「3台分も映像撮るの?」
白沢「配信画面は切り替えができるんだよ、だから視聴者側は視点を自由に確認できるんだ」
光達が戻ってくる
光「悪い、待たせた」
中川「ではそろそろ出発するとするか」
桜「あ、ちょっと待って!最後に一つだけ!」
光「なんだ?まだなんかあるのか?」
啓介の傍に駆け寄る
桜「達者でね、元気に暮らすんだよ…」
啓介「ふざけてないで早く行ってこい」
啓介に抱き着き、上目遣いで訴えかける
桜「私がいないからって浮気しちゃ駄目だからね!他の女に目移りしたら即死罪だよ!」
啓介「ハイハイ…」
桜「じゃ、行ってくるねー!」
元気よく出掛ける桜を手を振って見送る啓介
一息ついたところでまた来客が訪ねてくる
啓介「なんだよお前ら付いてきてるのかよ」
紫苑「当たり前、あの女がいないなら主を独占できる」
純二「桜の姐さんだけじゃなく他のお二人も気になりますからね、それだったら兄貴の近くに行った方が色々と分かりやすいじゃないっスか」
紫苑がスリスリと顔を擦り付ける
啓介「おい紫苑、やめろ」
純二「兄貴ー、浮気してるから死罪じゃないんスか?」
啓介「やかましい、コイツを退けろ」
純二「紫苑ちゃんを?冗談よしてくださいよ、俺は死ぬ気はないですよ?」
啓介「そんなことより何しに来たんだよ、まさか本当にただ単に俺と配信見に来たわけじゃねぇだろな」
紫苑「携帯で見ても見づらいだけ、ウチの部下に場所取らせた、そこで見る」
啓介「ちなみに場所は?」
紫苑「ラブホ」
啓介「ぶっ殺すぞ!」
純二「冗談っスよ、普通のホテル」
啓介「こんなことにいちいち手間掛けんじゃねぇよ」
紫苑「主が本家に戻るならやらない」
啓介「帰らねぇって言ってんだろ」
ゲートの入り口に人影を通り過ぎる
啓介「……」
52番ゲート、ダンジョン内
内部は洞窟の内部のような構造で奥の方まで薄暗い道が続いている
配信の準備が終了し中川にカメラが向けられ、後は開始するだけ
白沢の配信開始5秒前のカウントダウンが始まる
中川「やあ!フューチャー・ゲートの中川だ!」
中川が喋り出すと一斉にコメント欄にコメントが寄せられる
中川に対するラブコールや、今日も楽しみ、などと言った色んなコメントがあった
秋夢鏡「同接1243人、やるわね」
白沢「社長は見た通り女受けが良いからな、みんなそれ目当てなんだろうよ」
光「クソーッ!イケメンってのはそんなに偉いのかよ!なんで俺の周りはモテる男ばっかりなんだよ!」
中川「今日配信するダンジョンはここ!52番ゲートのA級ダンジョン黒の巣窟だ!」
コメント欄が荒れる、あまりの難易度の高いダンジョンの声に不安の声などが挙がる
桜「A級ダンジョン?Sじゃないの?」
白沢「S級って言ったってA級のダンジョンじゃ大量のモンスター相手にたった一人でダンジョンを攻略なんて普通無理だ」
白沢「A級なら最低でもA級20人、S級が挑むなら最低5人はいないと安全は保障されないと言われるぐらいだ」
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