6-1 恋愛でライバルなんて欲しくないよ!
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死体の処理をしている純二、ベンチで座って話を続ける啓介
啓介「その後は流れさ、彼女は転校して父親の親友に預けられるもマスコミに追いかけられる日々」
啓介「折角事件のことを知ってる関係者、俺の一族も含めて全員殺したのによ…急に異世界なんかが出て来たり、覚醒者だったりで俺にだけ都合の良いで流れで事件は世間からは忘れ去られた」
純二「世界最強の殺し屋一族、夜神の15代目当主になる為の試験だったんでしょー?それなのに親族と直系の当主含め全員皆殺しって…」
啓介「ほとんど憂さ晴らしみたいなもんさ、それだけ俺にとって彼女の存在は大きかったんだよ」
純二「色々と勿体無いっスねー、結局好かれてるんだから付き合えばいいのに頭撫でるだけなんて」
純二「あんな可愛い子、俺だったら速攻でオーケー出しますよ?」
啓介「あ?」
周囲の空気が重くなり、植物は枯れ、周辺の動物達が倒れていく
周りの変化に焦り出す純二
純二「ちょ!ちょっと待ってくださいよ!冗談っスよ冗談!」
純二「俺が兄貴の惚れた女に手を出すなんて!そんなおっかない真似できるわけないじゃないっスかー!」
純二「流石に俺も死にたくはないんで、マジで【ソレ】は勘弁っス…」
啓介、舌打ち
啓介「まぁいい、とにかくそんな事情があるのに今更どの面下げて付き合えってんだよ」
純二「随分とピュアっスね、色々と汚れてる癖に」
啓介「なんか言ったか?」
純二「いえ何も」
話題を強引に逸らす純二
純二「あぁ!そもそも姐さんって当時兄貴の顔を見たんじゃないんスか!事件の当事者でしょう?」
啓介「彼女はその時のことを覚えていない」
純二「はぁ?」
啓介「俺の顔すら覚えていない」
純二「事件のショックスか?」
啓介「それもあるだろうが当時の俺らは小学3年だ、身長差がある筈が無いのに昨日【私よりずっと身長が高かった】なんて言ったんだ、ありゃ覚えちゃいねぇよ」
啓介「何なら一番最初に会った時の俺の顔すら覚えていないだろうな……」
死体の処理を終えその場から立ち去ろうとする純二
啓介「おい、どこ行く」
純二「さっき屋上で殺した連中の処理っスよ、兄貴が遊んでるせいでこんなに遠くまで来ちゃいましたから」
啓介「じゃあこれ持ってけ、明日朝一にウチの【情報屋】のとこに渡せ、明日4人で向かう」
封筒を渡す
純二「情報屋っスかー?」
啓介「なんか問題でもあるか?」
純二「だってあの子、兄貴でも制御できないでしょう?」
純二「それにあの子兄貴の昔の側近でしょう?兄貴が直接命令すればいいじゃないっスか」
啓介「仕方ねぇだろ、俺だってここからの計画は選ばなきゃいけねぇんだよ」
純二「計画?」
啓介「それに書いてある」
封筒を開き、中にある書類を確認する
純二「え?っ!この資料って!」
純二「本気なんスか?」
純二「この資料って犯人の手掛かりになっちまうんじゃ?」
啓介「彼女は人生で一回も負けたことが無い、だから事件の件も含めてそろそろ挑戦してみようと思うんだよ」
啓介「俺と彼女のゲームをな」
純二「マジでやる気なんスか?」
啓介「俺は彼女に約束した、俺の書いたシナリオで楽しませるってな」
純二「でもそれって自分の正体をバラすってことでしょう?何のメリットがあるんスか!」
啓介「俺はこのゲームの駒でしかない、彼女は主人公で俺が主人公に倒される敵キャラ」
純二「姐さんに殺される気なんスか?」
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