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【人生はゲーム!最強の敵を倒しながら楽しく復讐目指すよ☆】  作者: 中途半端侍


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5-4 俺が彼女を愛す理由…

1話→ https://ncode.syosetu.com/n5761mp/1/


息も絶え絶えな森崎、しばらく呼吸をして、顔を挙げると



啓介「随分遅い到着だな」



目の前には振り切った筈の男が立っている



森崎「なっ!なんで!!」



啓介「喧嘩を売る相手は選んだ方が良かったな、もう遅いがな」



森崎「ま、待て!助けて!なんでもやる!金ならいくらで…」



言い切る前に四肢と首が両断され、男の叫び声が途絶える



純二「うわー、相変わらずエグイ殺し方しますねー兄貴ー!」



後ろから一人の不良風の男が近づいてくる



啓介「うるせぇ、俺の勝手だ」



純二「酷いっスねー、誰が後始末するか分かってるんスか?」



啓介「だからいつもその分上乗せしてんだろうがよ」



純二「お陰様でいつも良い小遣い稼ぎさせてもらってますよ」



死体に近づき傷口を、現場を確認する純二



純二「こんなに血流して飛び散ってる筈なのに返り血どころか凶器にすら血が付いてないって兄貴本当に人間なんスか?」



啓介「ド素人が、こんなんガキの頃初めて殺した時からできてるわ」



純二「バケモンっスね」



啓介「うるせえ」



純二「そういえば昼間の試験見ましたよ!兄貴ったらよくあんなんで誤魔化切れましたね!



啓介「うっかり試験官ぶっ殺しちまったら洒落になんねぇだろ、殺さない方が無理だ」



純二「あーあ、伝説の殺し屋、誰もが恐れる【死神皇帝】が表ではただのB級覚醒者、しかも女一人にここまでやるなんて泣けてきますねー、こんなの知られたら笑い者待った無しっスよ」



啓介「言いたい奴には言わせとけ」



純二「やっぱり、桜の姐さんが原因スか?」



啓介「……」



純二「難儀なもんっスねー兄貴も」



啓介「当たり前だろ、俺が彼女の全部を奪ったんだからな」



純二「……」



純二「蒼麟家大量殺害事件、使用人含め43人の殺害、白昼堂々、しかも正面から勝負を挑んで一人ずつ監視カメラの死角で一撃、オマケに親族も皆殺し、こんなの殺し屋なら普通誇りますよ?」



啓介「誇れるもんかよ、うっかり好きな子の家族を皆殺しにしちまう間抜けな殺し屋なんてよ」






俺らが初めて会ったのはこことは違う地域の小学校



俺の家は殺し屋の家系、ガキの頃から殺しをすることが当たり前だった



身内だろうが簡単に殺すし殺される、食事だろうが就寝だろうが死と隣り合わせ



だからなのか周りの人間は俺を気味悪がって誰も寄り付こうとしない



当然そんなこと気にもならないし寧ろそれが普通だと思ってた



だが彼女は違った





8年前



桜「ねー!何してるのー!みんなと遊ばないの?」



啓介「興味ない」



桜「じゃあ私と遊ぼうよ!何するー!」



啓介「やらねぇよ、一人でやってろ!」



最初は面倒なだけだった、落ち着きがなくて考え無しで五月蠅い、オマケにベタベタと引っ付いてきて鬱陶しかった





桜「今日も一人なの?」



啓介「うるせぇな、またお前かよ」



桜「大丈夫だよ!ぼっちの君でも楽しめる遊び考えてあげるからさ!」



啓介「…いちいちお節介なんだよ」



俺は何度も繰り返し同じようなやり取りをしている内に、その時の名前の知らない女の子に惹かれていった。



桜「今日は何するー?」



啓介「お前俺と一緒にいて楽しいのか?」



桜「うん、楽しいよ!君は私と遊んで負けてもずっと遊んでくれるんだもん!」





血と断末魔しか知らない俺に初めて声を掛けたのは彼女だった。



俺に初めて笑顔を向けてくれたのも彼女だった。



その時殺しばかりしていた俺には全く理解できない感情が沸いた。



その感情が好意だと気づくのに時間は掛からなかった。




それで俺は思ったんだよ、もっと彼女のことを知りたいってな



だから殺し屋家業から足を洗おうと今度の仕事で最後、そう思ってた…その筈だったんだがな




いつも通りの殺しの筈だった、いつも通り一人一人、誰一人生かさず皆殺し



今までどれだけの達人だろうと何百人いる組織の人間を殺せだのやってきた、だからその時も簡単だった



執事、母親、父親、姉、みんな殺したよ



けど、最後の一人を目の前にした時俺は絶望した



それは俺が好きになった【名前も知らないあの子】だった



その時になってようやく気付いたよ、俺が死体の山にしたその場所は、彼女の居場所だったってことにさ


X(旧Twitter)


↓


https://x.com/ygdILBl6CW62K8v

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