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会合-2

-会合-話し合うため集まること

 今朝、彼女を見た教室には、乱雑に置かれた机が夕陽に照らされているだけだった。


 息を吐く。


 ここに来た理由も何となくだが、安心してしまった自分がいた。


 帰宅しようと踵を返す。

 そこには黒いセーラー服に白銀の髪。

 見間違いかと疑うほど美しいコントラスト。

 両手を後ろに回してこちらに微笑みかけている。

 その仕草で国が滅びる。


「こんにちは。」


 そう言う声は川のせせらぎのような、小鳥の囀りのような。とても、不思議な気持ちになる声色だった。


「こんにちは。」


 俺が形式的に返すと、驚いたような表情をする。


「へぇー。君、驚かないんだね。」


 まるで驚くのが普通かのような言い草だ。


「今朝、充分驚いた。」


 驚きの表情は笑顔へと変わった。


「君、面白いね。」


 その言葉に今度こそ驚かざるを得なかった。

 自分は面白い方ではないと思っていたが、初対面の人に言われたならば、俺は面白いのだろう。


「ふふふ、どう?少しお話ししない?」


 なぜ?


 そんな疑問が頭をよぎる。

 もう夕方だ。

 いつもなら家に帰っている時間。

 こんな初対面の怪しい美女と二人っきりで会話するのにメリットなんて……美女?


「喜んで。」


 二つ返事で了承した。



 空き教室に入り俺は適当なイス、彼女は窓枠に座った。


「はしたないな。」


「ふふふ、この時期の特権。」


 そう言いながら窓の外を眺めている。


「改めまして、こんにちは。お名前は何て言うのかな?」


 定型文だ。


「……ハルキ。」

「上の名前は?」

「……上の名前は嫌いなんだ。」

「そう、私はレイ。」


 聞いてもいないのに名前を名乗ってくる。


「上の名前は?」

「ふふふ、君が聞ける立場かな?」


 それもそうだ、と思った。

 しかし、レイか……。

 どんな字を書くか分からないが、本当に幽霊なのかもしれない。

 曽根山に言われたことが頭をよぎる。


「それで、話ってなんだ?」


「私はお話ししようと言っただけで、話があるとは言っていないよ。」


 目線は変わらず外に向いたままだ。


「じゃあどうするんだ?」 

「君が何か話題を提供してよ。」


 飛んだ無茶振りだ。

 帰りたくなってきた。


「じゃあ、レイの好きなものはなんだ?」


「ふふふ、いきなり呼び捨てとは、なかなかやるね」


「そんなつもりはない。」


「ふふふ、そうかー私の好きなものか……」


 指を顎に当て、考えるようなそぶりをする。

 とてもわざとらしい。

 しかし、絵になってしまうのは元の素材の良さからだろうか。


「あ、」


 何か思いついたように、

 やはり、花のような笑顔で


「君は私が好き、かな?」


もっと書きたい!けど至らない!!でも書きたい!!!

よろしくお願いします。

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