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異世界文化汚染を食い止めろ!大精霊は、官僚を転生させて地球人を取り締まる  作者: 林和志(林雄介)
2章 王宮で転生対策課長に昇進?しました。俺様最強とでも思うか?
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7.もえもえ、きゅんに裸エプロン!

 有馬悠は、夜中に王宮のメイド達に夜這いをかけられないように、メイド達が部屋から完全に退室したのを確かめる。


 それから、巨大なクローゼットや人が隠れることが出来そうなものは、全て家探しをして安全確保する。

 大神殿から、ついてきた例の巨乳の大神官3人娘は、会議が終わると神殿に帰っていった。大神官3人娘は、「大精霊ソフィアに命じられたハーレム要員」として、悠と一緒に泊まっていく、同衾すると言い張ったが無理やり神殿に帰した。

悠は、誰もいなくなった貴賓室で大精霊ソフィアに祈る。大精霊ソフィアに、呼びかける。

 「ソフィアさん、大精霊のソフィアさん、お話できませんか?」

 王宮の人間が、気づかないような弱い光が悠を包み込む。それから、大精霊ソフィアのいる異空間に悠は連れて行かれた。夢の中のような光りの中にある部屋で、周囲に何があるのかは悠にはわからない。

 「ソフィアさんが、何をして欲しいのかはわかりました」

 「私の口から、あなたに説明をしても信じないと思いました。実際に体験すれば、あなたは聡明な方ですから理解してくださると思い転生させました。悠さん、めちゃくちゃになった世界を復興してくれるのですね」

 いや、官僚なら誰でもよかったんだよね・・・。

嬉しそうにソフィアが悠を見る。図々しいと思いながらも、悠はソフィアに確認をする。

 「いくつか確認させてください」

 「かまいませんよ」

 「1点目、どこまで、この狂気の異世界を元に戻せるかはわかりません。一応、改善方法は模索します。ただ、私も地球で仕事があるので、1年か2年で元の世界に必ず戻して下さい」

 「わかりました。おおまかな指針を示してくれれば、戻します。ただし、あなたを元の世界に戻すには女神フリージアの力が必要です」

 大精霊ソフィアは、役に立たないという事か・・・。

 「2点目、転生者の老化について教えてください。この異世界で経過した時間分の老化を元に戻すことは可能ですか?」

 「出来ますが、異世界での記憶が消えてしまいます」

 ソフィアが、少しだけ寂しそうに悠の顔を見つめる。

 「それなら、何の問題もありませんね。綺麗さっぱり、記憶は消してください。私には、黒歴史でしかない」

 「3点目、これは補足の質問です。私は、異世界人です。また、あなたを信仰しているわけではありません。あなたと2人きりの時はソフィアさんと呼びますよ」

 「ええ、私も悠さんと呼びましょう。フレンドリーで、特別な関係みたいですね・・うふふ」

 悠は、能天気な大精霊を無視して話を続ける。

 「そういえば、ハーレム要員の子達に手を出したらどうなるんですか?。ソフィアさんもハーレム要員に入っているんですか?」

 「あら、やっぱり、絶世の美精霊の私のことが好きなのですね?」

 「嫌いです。ソフィアさんのことは、全くタイプではありません。余計なことを聞きましたね」

 「そうですか、それは残念です。ハーレム要員の子達は、悠さんが自分で試してみますか?」

悪戯っぽくソフィアは笑うと悠はベッドの上で目が覚める。周囲は、まだ暗い。


 「ムニ?」

 キング・サイズのベッドで、悠が両腕を伸ばすと、柔らかいものが彼の両手に当たった。

 ロリ神官のミール、メール、マーレが上目遣いで悠を見ている。

 「え、なんで王宮の部屋にいるの?大神殿に帰ったはずですよね?」

 「ソフィア様の転移魔法です。大神殿で寝ていたら、ソフィア様が夢に現れて、悠様のところで誘惑してムフフなことをしてきなさいと・・・」

 あのバカ大精霊・・・・。3人の大神官のロリ娘は、美人である。美人だが、ここは異世界。自分が、俺様、異世界チートで最強をやるべき舞台ではない。

 「これはハニトラ、手を出したら異世界問題。私の指名はソフィアの討伐」

 悠は、新しい呪文を発明した。


 この世界を救うために、ソフィアを倒し、自分は地球に戻るのだ。

 悠は、ベッドを出ると、ソファーの上に寝転ぶ。3人娘もソファーについて来て添い寝をするが、

 「調停者として命じます。大神官達はベッドで寝なさい」


 冬じゃなくて良かった。部屋の中は、寒くも暑くもない。悠は、パジャマ姿でソファーで一晩、寝ることになった。


 この恨み、ソフィア許すまじ・・・。

「この世界って、黒魔術とか藁人形ないんですかね?」

 悠は、呟く。


 翌朝、朝食は、『悠さまLOVE』とケチャップで書かれたオムライスだった。

「おいしくなーれ、もえもえ、きゅん」

 猫耳ブルマ少女とウサギ耳メイドが不思議な呪文を唱えているのをロリ大神官3人娘は不思議そうな顔で見ていた。

 オムライスをスプーンですくって悠の口に持ってきて「あーん」と食べさせてくれるウサギ耳メイドに、

 「大丈夫です。1人で食べられますから。ありがとう。それより、大神官3人の朝食もいただけますか。あと、裸エプロンで食事を持ってくる文化は日本にはないと他のメイドさん達に教えておいてくれますか」

 「ええ、どうして裸でエプロンの『おもてなし』を知っているにゃん?ご主人様は、超能力者にゃん」

 馬鹿どもは、異世界に最終決戦兵器の裸エプロンまで持ち込んでいたのか、異世界文化汚染は・・・。悠は、呆れかえる・・・。というか、地球人でも、「裸エプロンを知っている人、そんなにいるかな?どこのエロゲ?今、エロゲームでもそんな古臭いシチュエーションあるかな?VHSの団地妻の世界ですよ。テレビ文化全盛期の話題なんだよね」


 数十年前のエロ、オタク文化だよね・・・。老人を転生させている?

 悠は、少し考えこむ・・・。異世界文化汚染の時代設定が、古臭いのだ。

 2000年代の設定が持ち込まれているのか?なぜ?WHY?


 いずれにせよ、自分は、早急に、女神フリージアと大精霊ソフィアを退治し、転生者を地球に連れて戻らなければいけない。元凶は、フリージアとソフィアなのだから・・・。



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