↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/32

第24話「古城探索①」

スクウェア・エニックスの月刊雑誌Gファンタジー10月号が大好評発売中です!

⛤『魔法女子学園の助っ人教師』

◎コミカライズ版、最新話が掲載されております。

ぜひ読んでみてください!


⛤特報! 

『重版』決定!!

⛤『魔法女子学園の助っ人教師』◎コミカライズ版コミックス第3巻

《スクウェア・エニックス様Gファンタジーコミックス》


皆様のご愛読と応援により

『重版』が決定致しました!

ありがとうございます。

既刊第1巻~2巻も大好評発売中!

書店様で、ぜひお手にお取りください。


※宜しければ原作の小説版《ホビージャパン様HJノベルス刊》

こちらも大好評発売中の第1巻~7巻もあわせてお読み下さい。

 翌日……

 一旦、自宅の『魔境城』へ帰還。

 ゆっくり休養し、ダンとスオメタルは、再び出撃した。


 引き続き……

 擬態した冒険者ルウとツェツィリアの容姿と出で立ちで、

 依頼案件である王都郊外の古城近くを歩いていた。


 あと10分ほど歩けば、まもなく古城。

 深い森に囲まれた高台に築かれていた城である。

 もっと最寄りまで、転移魔法で跳んでも良かったのだが、『最終のすり合わせ』をし、探索調査へ臨もうというスオメタルの提案を、ダンがOKした。


 会話は当然、念話である。


『マスター、作戦はいつもと同じで構わないでございますか?』


『ああ、ノープロブレム。問題ないだろ』


『御意でございます。アンデッドの頂点は不死の王ノーライフキングでございます。続くのが吸血鬼の始祖……で、ございましょうか』


『まあ、な』


『ですが、マスターは既に魔王軍のノーライフキングを10体以上を倒してございます。個々の能力差はあり、油断は禁物でございますが、基本問題はないと思われるでございます』


『だな! もし巣食っているのが、吸血鬼の始祖でも同じ、葬送魔法でノープロブレムだ』


『はい、マスターの葬送魔法は、他の魔法同様、通常の術者が行使するより破壊力が増しております。つまり勇者ブーストがかかっておりますゆえ、通常の葬送魔法の軽く10倍以上の威力がございます。加減に注意してお使いくださいませ』


『了解。追放されて、勇者専用武具を返却しても、勇者の能力は失われず、そのままなのはありがたいや』


『はい、良くあるパターンでございます。世間一般の方々は勘違いされております。特別な武具を装着しても、すぐ勇者になれるわけではございませぬ』


『まあ武具よりも、あくまで中身……だものなあ』


『御意でございます。勇者武具は外観こそ派手でございますが、見た目ほど使えない場合が多いでございます』


『だよなあ……だから返しても全然惜しくなかった。ジャンク屋魂にも全然響かなかったよ』


『ご尤もでございます。さあ、スオメタルもフォロー致しますゆえ、今回の案件も軽くクリアするでございます』


 そんな会話をしながら、森を抜け、高台を上がり、

 ふたりは古城へ到着した。


 見やれば、全て石造りの外観はダンの自宅同様、純粋な城と言うより、

 砦に近い、城砦である。


 だが放棄されて100年経ち、城自体も、周囲にめぐらせた石壁も古び、

 完全に崩れ落ちていた。


 月日だけではなく、かつて行われた戦いの影響もあるのだろう。

 言葉は悪いが、いかにも不死者《アンデッド》が巣食う城に相応しい。


『よし、行くか!』


『レッツラゴー! でございます』


 顔を見合わせ、頷いたふたりは、古城へとつ、にゅうしたのである。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 軽く飛翔し、石壁を乗り越えたふたりは城内へ入った。

 雑草が生え、石畳が劣化したという趣きの中庭が一面に広がり、

 最奥には塔を備えた本館が見える。


 とりあえず本館を目指し、出て来る不死者を蹴散らしながら、

 本館に巣食うであろう、迷宮でいう大元の『主』を倒すというパターンである。


 ふたりが中庭を歩いていると、お約束の亡霊が数十体出現した。

 この城の住人らしき兵士は勿論、近隣の住民らしき農夫、ダン達と同じ冒険者まで混在していた。


 兵士以外に、農夫や冒険者が居るのは、お宝目当や依頼完遂の為に入り込み、

 とり殺されてしまった犠牲者に違いない。


 実体を持たない魂の残滓――亡霊には通常の物理攻撃は効かない。

 破邪の効果のある武器か属性魔法、葬送魔法しか通用しないのだ。


 補足すると……

 葬送魔法とは誰にでも訪れる『死』により召された魂が行くべき異界、

 すなわち天界や冥界へ導く事を術者が手助けする特殊な魔法なのである。


 閑話休題。


 現れた亡霊どもを、ダンはまとめて浄化する事にした。


『浄化《プーリフィカーティオ》!』 


 ひと言しか発しない、限りなく無詠唱に近い魔法発動。

 ダンの手が眩く光ると、放たれた強烈な白光が亡霊どもを包み込む。


 ふたりに襲いかかろうとした亡霊どもは次々と消えて行く。

 創世神教の司祭が行うように、ダンは魂の残滓と化した彼等を天へ送ったのだ。


 しかしまだまだ不死者の攻撃は終わらなかった。

 地面から生えて来るという形容がぴったりの出現。


 剣と盾で武装した兵士姿の骸骨どもが次々と現れたのである。


 ふたりが事前にネリーから聞いていた、

 誰もが、 ぎゃ~! がいこつが~、何度倒しても復活するぅ~! 

 と真っ青になって逃げて来る。

 そのコメントの対象者達に違いなかった。


 ガイコツ兵士どもも、総勢10数体は居る。

 ダン達を認めると、ぎくしゃくした動きで攻撃の意思を示した。


 但しスケルトン型の不死者は亡霊とは違い、完全な精神体ではない。

 いわゆる『骨』に魂の残滓が付着した存在である。

 だから打撃系の物理攻撃でも立ち向かえるし、炎系の属性魔法も有効なのだ。


『スオメタル、ここなら森へ延焼の心配はないし、とりあえず猛炎の魔法、行ってみるぞ。駄目ならさっきよりも、更に威力増しの葬送魔法だ』


『御意でございます』


『撃て(ショット)!』


 スオメタルの返事が終わらぬうちにダンの人差し指から、放たれた魔力は、燃え盛る巨大な炎と化し……

 襲いかかって来たスケルトンども全てを呑み込んでいたのである。

いつもご愛読頂きありがとうございます。

※当作品は皆様のご愛読と応援をモチベーションとして執筆しております。

宜しければ、下方にあるブックマーク及び、

☆☆☆☆☆による応援をお願い致します。


東導号の各作品を宜しくお願い致します。


⛤『魔法女子学園の助っ人教師』

◎小説版第1巻~7巻

(ホビージャパン様HJノベルス)

大好評発売中!


◎コミカライズ版コミックス

(スクウェア・エニックス様Gファンタジーコミックス)

☆最新刊『第3巻』大好評発売中!!


重版が決定致しました!!

新刊をぜひお手にお取りください。

既刊第1巻~2巻も大好評発売中!


※月刊Gファンタジー大好評連載中《作画;藤本桜先生》

☆9月18日発売の月刊Gファンタジー10月号に『最新話』が掲載されております。

一見超ドライですが、本当は優しいルウ、可憐なヒロイン達の新たな魅力をどうぞお楽しみください。


また「Gファンタジー」公式HP内には特設サイトもあります。

コミカライズ版第1話の試し読みも出来ます。

WEB版、小説書籍版と共に、存分に『魔法女子』の世界をお楽しみくださいませ。


マンガアプリ「マンガUP!」様でもコミカライズ版が好評連載中です。

毎週月曜日更新予定です。

お持ちのスマホでお気軽に読めますのでいかがでしょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。