12話
やっぱりヒロイン一章で出そう。
あと3話4話したら出そう。
確かにSPは慎重に使うべきだ。
だが今のところ水属性魔法と氷属性魔法のLv,1を覚えたら上げたいスキルはない。
恐らく貯めになるだろう。
剣術スキルを上げても良いのだが、レベルアップで新しい魔法が使えるようになる魔法スキルのように、剣術スキルをレベルアップすることで何かすごい技が覚えられたり、ということが無いのだ。
もしかしたらLv,3まで上げれば何かあるかもしれないが……
(確信が持てない限りSPは使いたくない)
それに婆さんは反復使用でもスキルのレベルが上がると言っていた。
であれば急ぐ必要はない。
その後は冒険者ギルドで駆除報酬を受け取った。
小鬼15匹、影狼3匹。
1500+3000リルで4500リル。
これにて全財産は11690リル。
角兎の毛皮は売らなかった。
一日に10000リル以上のアイテムを集められないなら9999リル分のアイテムが貯まるまで買い取りは止めておいた方がいい。
(さて、そろそろログアウトするか)
現在リアルの時間は夜10時過ぎ。
明日は休日ではあるが日々の睡眠サイクルこそが肉体の健康を保つのである。
翌日、暮羽が起き出して来たのは9時過ぎ。
朝食も食べずに洗面所を済ました後、軽くネットサーフィン。
昼前に起きてきた母親と目玉焼き載せトースト、インスタントのコーンスープを朝お昼ご飯として食べた後、自室に引っ込んでゲームにログインした。
ログインした途端、視界端にメールマークが見えた。
(何か変な感じだな)
と、思いつつステータスウィンドウを出してフレンドタブに切り替える。
案の定トータからのメッセージであった。
『森で狩って待ってる』
との事。
『分かった今行く』
と返信して街の外に向かうのだった。
暫くしてトータから位置情報の返信があった。
驚いたことに位置マーカーを視界に表示できる。
今回は道中で角兎を4匹倒し、肉を四塊集めておいた。
「よお!クレハ!」
トータは森の入り口辺りまで出てきて待っていた。
「〈解析〉」
「んお?」
◆
トータ Lv,10 男 人間
【称号】
〈御使い〉
【職業】
〈剣士〉
【能力値】
VIT:75/150(-75) (15)
MAG:50/50(+) (5)
STR:150(-75) (15)
DUR:150(+) (15)
QUI:50(-25) (5)
LUC:100(+) (10)
AMP:50(+) (5)
ATT:100(+) (10)
【属性値】
FI:100(+) (10)
TH:100(+) (10)
IC:100(+) (10)
AQ:100(+) (10)
WI:100(+) (10)
EA:100(+) (10)
LI:100(+) (10)
DA:100(+) (10)
【技能】 SP:1000 (100)
〈片手剣術 Lv,1〉
〈両手剣術 Lv,2〉
〈無属性魔法 Lv,1〉
〈見切り Lv,1〉
〈回避 Lv,1〉
〈防御 Lv,1〉
〈体術 Lv,1〉
〈格闘 Lv,1〉
【付与効果】
〈身体機能低下 20%〉
〈身体機能低下 30%〉
【特性】
〈人格補正:良(秀達) C〉
〈空腹 D+〉
〈脱水 C〉
【武器】
〈鉄の片手直剣〉
【防具】合計DUR+0
〈白いシャツ〉DUR+0
〈肌着〉DUR+0
〈黒いスラックス〉DUR+0
〈下着〉DUR+0
〈靴下〉DUR+0
〈革靴〉DUR+0
【装飾品】
〈革のウエストバッグ〉
◆
「Lv,10か」
「えっ、なんで分かったんだ?」
「〈解析〉の魔法だよ。無属性魔法 Lv,2で覚えられる」
そんなこんなで森に入った訳である。
トータは昨日のログアウト後、色々調べていたようで──
「攻略情報サイト見付けたんだよ」
「攻略情報?このゲームの?」
「うん」
「……そういうのって流して良いのか?」
「良いんだってよ。本格リリース後のプレイヤーはこの情報と獲得経験値ブーストで頑張ってって事らしいぜ」
「へぇ……何か良い情報とかあったか?」
「ずぇーんぜん。森で出てくるモンスターとか武器屋の場所とかしか書かれてなかった」
「駄目じゃん……」
これからに期待、といった所だろうか。
ちょっとした情報交換は程々に、狩りを始める二人。
だったのだが──
「レベル上がんねぇ!」
天に吠えるトータ。
木々の葉に遮られて天には届かない訳であるが。
「……影狼六匹倒して、やっとLv,11か」
勿論、小鬼も24匹仕留めているが、それでもLv,11。
「パーティー組んでるから経験値が分散してるのか……?」
「にしてもだろ!」
明らかに経験値の入りが悪くなっているとしか考えられない。
「……コイツら、俺らよりレベル低いよな」
「ん?あぁ、狼なら二つか三つくらい、ゴブリンなら五つか六つくらい下だよな」
ちなみにあの後トータも〈無属性魔法〉スキルをLv,4まで取っている。
「……もしかして、格下だと経験値が少なくなる?」
「げぇ!?マジで?」
「いや、確信は無いけど……」
クレハの立てた仮説にげんなりするトータ。
「……まあ取り敢えず飯でも食おう」
クレハとトータが合流したのはゲーム内時間で早朝も過ぎた朝方。
それから狩りをして最早昼過ぎであった。
(これは……なかなかハードだ)
ここでクレハの所持アイテムとか書こうかな。
後で追記するかも。




