責任
「ぐ・・・な、なぜ・・・」
コンクリートの上に転がるアルカとアミスの横で、フタミは両膝を着き胸を押さえながらリースを見つめた。
「ケジメですよ。あなた方には今回の騒動の責任を取っていただきます。」
「・・・何も撃つこたないでしょ。」
うつ伏せに倒れていたアルカが顔を上げ苦しそうに言う。
「おや、まだ意識がありましたか。確かにこんなことまでする必要はありませんでした。・・・シーノを始末できていれば」
「え・・・?」
リースの言葉にフタミ達は耳を疑った。
シーノはロケット弾で車ごと吹き飛んだ筈だ。
「ここに来る途中、オギノさんからシーノが生きていたと連絡がありました。今後のことを考えると、確実に彼は報復を企てるでしょう。」
シーノが生きていたとあれば、今夜と同等かそれ以上のドンパチが連日複数箇所で同時開催されることになる。
「そこで今回の件を穏便に解決させるためにも責任の所在を明確にし、シーノと交渉することにしました。」
「全責任を三人に被せるなんてそんな無茶を・・・」
アミスが苦しそうに身体を起こしながら言う。
「ああ、アミスさん無理はなさらないでください。飾り気はありませんがシナリオは用意してあります。」
アミスを気遣いながらリースは続けた。
「それでは皆さん、今までハイコールドシティのためによく働いていただきありがとうございました。しばらくゆっくりお休みになってください。」




