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粛清1

「さぁ…パレードだ!」


予定していた時刻…寝静まった夜中の2時。


俺は最強魔動兵器[エクプロシス1]の照準をはるか遠くのローゼンハイム家の屋敷を狙いを定める


この[エクプロシス1]は魔法研究機関から強奪した最強兵器だ。


魔動砲の様な形状をしているがトリガーがあり、そこからエクスプロージョンを誰でも発動できる兵器。


7ヶ月も前…


俺はドミトリー、バルクヘッド大佐の部隊にいた。

最凶最悪と名高い部隊。


人殺しと女は自由…まさしく素晴らしい職場だった


何もかも最高だったのに…


あの女がすべてを終わらせた。


聖女を偽装したスパイ。

どうやってあの聖女がスパイとして潜入できたかはどう考えても難しい…



だが、そんなことはどうだっていい。


あの女に俺の全てを壊された


なら…今度は俺の番だ。


7つ子が生まれた?知らねえよそんなの。


その7つ子のおかげで、アイリス・ローゼンハイムの家は特定できたのが救いだった


あの女は転移魔法をポンポン使う


あれは消費魔力が異常に使う最悪な魔法にも関わらず…だ


だから種を撒いておいた


俺達、イグラシア大王国残兵隊が各地で騒ぎを起こしておいた


あいつの騎士団が諜報活動メインなのは知ってるからだ


だから各地を混乱させたので撹乱できたはずだ


巻いた種の中には最大級の物も巻いた。


反聖女運動


あれはすごいエネルギーとコストがかかった


それ故、あの女はしばらく向こう側で足止めできたはずだ


大丈夫… 大丈夫だ


きっと上手くやれる


あいつから大切な家族を奪い…悲しみに耽ればいい。


「よし…照準は定まったぞ!」


「ドミトリー将軍!では…行きましょう!我ら野望のため…夢と散らん!」


トリガーは引いた。


…だが何も起きなかった


なぜだ?なぜ出ない?


俺は照準から目を離して部下達に言う


「何してる!何故でないんだ!」


だが…明らかに状況が変わった。


先ほどまで意気揚々としていた部下達が…死んでいたのだ


全員…全員が首のない死体となっていた


そんな馬鹿な…


50人もいたんだぞ!?


それが無音で…あり得ない…


「…嘘だろ」


「本当に…嘘だったら良かったのかもしれないね」


エクプロシスの前に男がいた。


それは憎きローゼンハイム家の髪色に似た長身の男


「ったくよお…ずいぶんと物騒なモン持ち込みやがって…お前、死刑な?」


左には憎きアイリス・ローゼンハイムが髪を短くした女がいた


あり得ない…何が起こった?


「サイレントですよ…フフ、驚いたかしら?久しぶりに使ってみたのだけれど、まだ魔術師として活躍できるかしら?」


今度は右側にも!


クソッ…逃げるか


逃げるしかない!


俺は後ろを振り向き逃げようとした…


だが…目の前には男がいた。


「小わっぱ…儂は敵には容赦せん、命が惜しければ…自首するんだな!」


目の前の男は両手に片手剣を持っていた


俺は、右の女の方に逃げた。


生きる可能性があるなら…女だ!


女を押し倒した隙逃げられる


逃走して…またやり直すんだ!


よしっ走れ俺!


だがしかし…


「魔法は便利ですよね、身動きが取れない魔法という物も始めてですよ」


か弱そうか女は魔法で俺の足を封じた


クソッ…クソッ…!


「…ま、小物にしては上出来ですかね」


いつの間にか背後を取られたあの若い男に…切られ


俺の視界は一瞬にして暗転した


クソ…次こそは…必ず…



☆☆☆☆☆☆


イグラシア王国

  

「時間だ」


予定時刻8時となったので行動を開始する


我々には辛い時間帯だなと思いながら、任務の遂行の為に行動する


俺達は第7騎士団所属の分隊…'トロイ'

我々の主が指示したイグラシア大王国軍残党の同時襲撃。


本土も時差があるが同時行動が始まっている


「敵勢力約30名、敵勢力約30名」


同じ騎士隊員であるマークが繰り返し報告する


こちらは8名である


普通なら不可能な状況だが、我々には可能とする武器がある


「状況開始…ハイド」


透明化の魔法、ハイド

闇属性の上位魔法であり、我々…暗殺スキル持ちに適正がある魔法だ


我が主、アイリス様の家系…


ローゼンハイム家も我々と同規模の極秘諜報部隊が存在すると噂されている


実態は定かではないが…彼らは間違いなく存在している


前回のイグラシア大王国での作戦でも身分は明かされていないが協力されたのだ…間違いなくいる。


「ぐぁ…」


敵の背後を取り…口を押えて喉をダガーナイフで切りつける


今回の事件を起こさなければ、生きていたであろう


旧大王国軍の軍服を身に纏った哀れな死体を見つめる


…イグラシア大陸の相手は実にやりやすい


諜報機関や諜報部隊は全くといって言いほど存在しないからだ


堂々と太陽の下で闊歩する兵士ばかり…


我々の様に月光の下で動く兵士がいないのだ


効率良く…素早く敵を殲滅し、気がついた頃にはアジトを制圧していた


周囲は大量の血液を流し続ける死体ばかりが転がる


「作戦終了…0830」


たった30分で決着か…手応えがない


私は血が付着した天井を見つめ、ため息を吐いた


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