表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/58

時空の魔女…

重要な家族会議が終わり…


私は弟…ハヤトを抱きながら、家族団欒の時間を過ごしていました


「まだ一つ…話したいことがあるの、ここにいる全員に聞いてほしい話よ」


次女…アリスを抱き抱えたまま話を繰り出すお母様


お父様もルドを抱き抱えながら…真剣な顔でお母様を見つめます


真剣な空気なのに、全員赤ちゃんを抱き抱えている状況で…ちょっと面白いですね


「私とアイリスに【不老不死】のスキル…あれは呪いなの」


私とお母様はその【スキル】によって、歳も取らない、永遠に生きる人間になってしまっています


お母様は21歳からずっと歳をとらず…


私は16歳からずっとこのままになってしまうそうです


「…多分、私が産んだ女の子は皆…【不老不死】の呪いにかかってるわ」


アリス、カテリーナ、ミリィ、ルカ…


私だけに及ばず、この子達も【不老不死】のスキルを…?


そう考えると…かなり残酷な呪いです

愛する人と一緒に年齢を重ねる事ができない…


お父様やお兄様達ともお別れする事になる…


ハヤトとフェリクス…ルドも私よりも歳を重ねてしまうのですね…


「その元凶は…私の妹のせいなの」


お母様に妹がいたのですか!?


…もしかして、あの部屋にいた少女…?


私とお母様に似た…あの子が、お母様の妹…


つまり私の叔母ということですか


「あの子のせいで…アイリスとこの子達に重い罪を背負わせてしまったわ…」


「…君がその話をするってことはつまり、封印が解かれそうなの?」


オリヴィエさんが真剣な眼差しでお母様を見つめます


封印するほどの事…何か良からぬ事が起きそうですね…

もっと詳しく話を聞かなければいけない事案ですね…


「…母上、できるだけ率直かつ明確にお話しください」


お兄様達の目も鋭くなって来ました


クレイお兄様は収納魔法から紙と羽ペンを取り出し、聞き耳を立てていました


まるで…騎士団の調書を取っている様…


「そうね、簡単に言うと…私の魔法の才能に、バカな妹が嫉妬して…禁書に記された魔法を使って暴走したわ、それでバカな妹ですけど家族だから救いたくて私とドウェイン、エカテリーナとオリヴィエの4人でバカ妹を封印して…私は【不老不死】、ドウェインは寿命を削られて、エカテリーナは常人の数倍の時間を…オリヴィエは時間を巻き戻される代償を受けた…って所かしら?」


お母様のみならずお父様、エカテリーナ夫人も…オリヴィエさんもそんな代償を受けていたのですね…


私がお母様の精神世界で見た…あの部屋は、封印された叔母様だということですね


「それで…私、妹を殺すわ」


「…時空の魔女に手を掛けるのかい!?ヤバイよそれ!絶対やめた方がいい!僕らの事はいいけど…子供達に君は必要なんだよ!?バカな事考えちゃダメだ!!封印をもう一度施すだけで充分なんだから!見ただろ!?君が一番…あの恐ろしさを知ってるはずだろ!」


オリヴィエさんが慌て始め、お母様を説得します


私とお兄様達は何がそれほど危険なのか…分かりません


お父様に至っては、目を瞑り…お母様の決断を尊重しているご様子でした


「メーヴィス…あなた…死ぬつもりでしょ?…どうしてあなたが今さらになって子供を産んだか…今分かったわ、ドウェイン様の寿命も…もう少ない、【不老不死】である今のうちに、自分達の子供を産んで…この世界に自分達の痕跡…いいえ、軌跡を残してから…時空の魔女を殺して…子供達に残る呪いを解く…バカじゃないの!?あなたって人はいつもそうやって…!」


「エカテリーナ、あなたには叶いませんね…そうね、ドウェインだけを見送って死ぬなんて嫌…私だけ残りたくないもの!子供は宝…その宝の一部はもう輝いてるのよ?私達が死んでも…エリックとクレイ…アイリスが子供達の面倒が見れるのよ…アイリスには悪いけど母親の代理になってもらうわ、それが合理的でしょ?」


お母様…私にお母様の様な役目は荷が重いです


それに…いくら私がお母様の代わりになっても、お母様にはなれません


でもお母様は自分が行く事が使命の様に仰っていました…


それが納得いきません!


「なら…お母様じゃなく、私が行きます」


私は立ち上がり…そう宣言しました


そこにいる全員が呆然としていました


何がいけないのでしょう?

お母様は弟たちに絶対に必要です

お父様もしかり…


そして、現実的に考えて…頼れるのはお兄様達と私。


エカテリーナ夫人もオリヴィエさんもここにいればいいのです


「私が…全部片付けてやります!」


「ハハハ…【剣聖】は闇を断ち切る…僕は必要かい?アイリス」


「はぁ~…その【大聖女】様も【剣聖】様も…戦略がねえと勝てないだろ…せめて【軍師】であり…同じ【剣聖】の俺も連れて行け」


私達3兄妹は阿吽の呼吸で立ち上がります


お兄様達が来ていただければ…底なしの闇さえ、光を通す事ができるはずです!


「…いけるかも!うん…いける!エリック坊にクレイ坊の【剣聖】に…【大聖女】のあいりすーがいれば…あの核を破壊して、あれにトドメを刺せるよ」


魔術師団の団長からお墨付きを貰いました!


【大聖女】は魔女、魔族、魔王を倒せる光魔法のスキル…なら、私が出ればその魔女も倒せます!


「そういうことですか…私としたことが、見落としていましたね…、アイリスは聖女なのに…私のエゴで勝手に守るべき者と…決めつけていました、騎士様…どうか私達を時空の魔女の呪いからお救いください」


お母様…いいえ、ローゼンハイム侯爵夫人から、私達、騎士ににお願いされました


任せてくださいお母様!騎士団総長と副総長、団長が動くのですから!


時空の魔女?も裸足で逃げ出すに違いありません!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ