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女騎士団長、異国に召喚させられ、聖女と祭り上げられる。  作者: DC224T
第1章~騎士団団長、聖女になる
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バルクヘッド大佐…再び!

その後も色々と準備を行っていると…もう夕暮れが迫ってきました。


「…ガードナー?後はお願い」


「はい団長!」


私が執り行えなかった事をガードナーに任せて、私は急いで着替え…執務室からイグラシア大王国の王宮に転位して行きました


転位した先は、なんとか自室に留められて安心しました


「ふぅ…なんとか間に合いましたね」


卓上に備え付けられた懐中時計に目をやると…ちょうど朝の5時くらいで安心しました


とりあえず、幻影魔法を解除して…布団の中にモソモソと入りました


モコモコで気持ちいいですね…


疲れはしませんが…ちょっとだけ眠らせていただきましょう


☆☆☆☆☆


副団長…ガードナーはスースーする頭を触りながら考え事をする。


「これが転移の魔法で…これが呪文、…だが、まず団長が転位先の場所を見せて貰えなければ行けねえぞ…」


とりあえず、今日は時間切れだ。


活動に必要な備品や資材を用意した所で勤務時間が終わった


とりあえず…また明日…団長が戻ってきたら、向こう側の金貨や銀貨…銅貨を大量に入手してもらい、一陣の俺とナタリア…ケビンの3人で現地の拠点確保をしなければならない


…下手すると50人規模で1拠点はさすがに目立ちすぎる


最低でも拠点は10箇所は確保しないといけない


…いや、待てよ?あえて店舗やその他の施設を作れば怪しまれずに転移できるか?


だがなぁ…資金が沢山必要になるかもしれない


団長は現地での支援者がいるとは聞いたが…資金提供をしてくれるだろうか…?


そこが心配だ…団長はたまに抜けてるから、変なボロを出さないでくれよ~頼むから…


ガードナーの願いを知ってか知らずか…アイリスは布団の中で夢を見ていた


☆☆☆☆☆☆☆


「聖女様…起きてください」


サーラのモーニング方面で目が覚めた私は、大きな伸びをして起き上がりました


昨日はメリダス様からの光魔法の指導があったので…今日は魔法なんたら機関の誰々さんの所で魔法指導がありましたっけ?


サーラに身支度をしてもらい、朝ごはんを軽く食べて…


魔法なんちゃら機関に向かいます。


…これから朝から夕方までみっちりと勉強させられるのですが…頭の中では騎士団の構想と活動について考え込んでいました


「…聞いていますか?」


「えっ?はいっ!」


サーラの問いかけに気がつかなかったみたいで、私は思わず立ち上がってしまいました


ゴチン…と頭が馬車の天井に当たり…自分が馬車に乗っていることを忘れていました


「だ…大丈夫ですか!?聖女様!」


「大丈夫ですよ…無駄にレベルだけは高いので痛みがありませんわ」


心配するサーラに愛想笑いをして、座り直しました


「これから、魔法研究機関に行きますが…みだりに物を触らないようにしてくださいね!あそこは奇妙な物がいっぱいありますから…変な物を触って聖女様が怪我をするのが心配です」


あたかも触る前提で、子供の様な扱いされているとは…さすがに私も下手な物は触りませんよっ!


ちょっと不機嫌になりながら、その魔法研究機関に到着しました


「ヨウコソ ヨウコソ…セイジョサマ!ナカニオハイリクダサイ」


アイアンゴーレムの警備員が門を開いて、私を歓迎していただきます


喋られるゴーレムが作れるんですね! なんかワクワクします!


魔法研究機関に入ると、室内では色々な方々が忙しなく研究していらっしゃいました


魔石を原動力に風烈を与える大砲、魔力で伸縮する剣…


ここには大王国の主要武器らしき情報が沢山ありますね


今はゴーレムについて行っていますが、周囲を見て歩いています


「サーラ…なんとなく私がみだりに触っちゃダメって言われる意味が分かりました…お恥ずかしながら、ワクワクしちゃって…手を出しそうになりましたもの…」


「そうでしょうね…聖女様、普段から気を引かれた物を触る癖みたいな所ありますから…」


え?私…そんな癖ありましたか?


ステータスプレートとか、魔力を注ぐと光る照明とか…手のひらをかざすだけで開く扉…


…確かに初めて見た物を何回も無駄にやっていましたね


「身に覚え…なかったのですね」


「…いっ…言われて気がつきました」


クスクスとサーラは笑っていました…

…行動を改めないといけませんね


ゴーレムの体格で横幅ギリギリの通路を器用に歩いて、先導してくれていましたが…途中で立ち止まってしまいました


「…なんでしょう?」


「さぁ…?」


私達は顔を合わせて、何があったのか分からず立ち止まっていました


すると、ゴーレムが急にこちらの方向に倒れて来ました!


「わわわわっ!」


サーラは慌てた声を出し、尻餅をついて驚いていましたか…


私は片手でゴーレムの体を支え…優しく寝かせてあげました


「ここで会うとは…思いませんでしたな」


ゴーレムの先に立っていたのは…バルクヘッド大佐でした


…ゴーレムに何かしらの攻撃を加えた様で、顔がくしゃくしゃに潰れてしまっていました


「…バルクヘッド大佐、状況をよく確かめてから倒してください…危うく私達、潰されそうになりました」


「ハッハッ…それは失礼、障害物が道をふさいでいましたのでね…切り伏せたまでですな」


初対面の時とはずいぶんと態度が違いますね


いいえ…私の事を敵視している…という点では一緒ですか


とにかく、狙われているのはよく分かりました


「…軍人というのは野蛮な方が多いみたいですね、施設の中だと言うのに…」


「ハッハッ…言ってろ、あの教皇と何を企んでいるか知らんが…私はお前の正体を暴いてやる…その仮面が剥がれた瞬間…お前を切り伏せて駒肉にしてやる…」


脅しですか…全く品がない方ですね


これだから軍人というのは嫌いなんですよ


どこの国でも戦う事しか考えていませんもの


「…あなたにできるかしら?私…強いですよ?」


「ハンッ…小娘が」


バルクヘッド大佐は憎まれ口を言って立ち去って行きました


「な…何だったんでしょう…?」


「さぁ…虫の居所が悪かったのでしょう?気にしないで行きましょう?」


私は尻餅をついていたサーラを引っ張り上げると、ゴーレムの体をよじ登って進みます


全く…道中が大変になりました…慰謝料を請求したいです


サーラの手を掴んで、ゴーレムの上に引っ張って登らせていると悲鳴にも似た声が後ろから聞こえました


「なんてっ…なんて事を!バルク…ヘッド…!やはり…やはりあの男かっ!」


今日のご教示していただけるはずのワトキンスさんが、寝そべったゴーレムを見てすごい剣幕で怒っていました


その後、私達の存在に気がついたワトキンスさんは…私に魔法記録を渡し、バルクヘッド大佐を追って歩いて行きました


私達は、仕方なく…約束した部屋で魔法記録を読みながらお待ちしていましたが…


夕方になってもワトキンスさんは帰って来ず…


私達はそのまま帰る事にしました…本当に無駄足でした


その後、魔法研究機関の出口でズタボロにされたワトキンスさんを発見しましたので…ヒールで治療して帰りました

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