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女騎士団長、異国に召喚させられ、聖女と祭り上げられる。  作者: DC224T
第1章~騎士団団長、聖女になる
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着々と諜報活動!

さて…


サーラに就寝のご挨拶を済ませて…私は神殿に転移しました。


「こんばんは」


「お待ちしていました」


メリダス様と面会です


今回は戦争回避の為に、色々な準備支援の要請をしに来ました


まずはイグラシア大王国の金銀銅貨と各拠点の事をお願いしようと思います


お願いしたいことを紙に纏めて、それを見ながら交渉します


「金銀銅貨を全て50枚…それと拠点なんですが、王都郊外に、未使用の教会があります…そこを第7騎士団の拠点にしていただいて構いません。神父やシスターに偽装すれば気がつきにくいですし、人の出入りは信仰が強い方々だと思われやすいと思います!あと…教団から毎月運営の為…分配金も与えるように致しますので…後で一緒に転移しましょう」


「ありがとうございます!」


事細かく内容を確認しつつ、ラインツ王国とフェアラインの動向を報告していました


…残念ながら、イグラシア大王国側は意欲的に侵略しようと目論んでいる方向で間違いなさそうです


イグラシア議会で国軍側が海域の調査を国王に申請し、メリダス教団は当然ながら反対したのですが…残念ながら賛成多数、反対1で海域の調査を進める方向になったそうです


長距離特化の造船もその方向になったことで開始され、1ヶ月後には調査を始めるらしいです


…やはり大陸の存在が気になる様子でした


私もバルクへッド大佐が出現したお話をメリダス様に報告


「残念でなりませんね…元を辿れば…皆、私の子孫なので争って欲しくはないのですが…交渉で解決するのが一番ですが…最悪は開戦、最小限で決着が着けばいいのですが」


「その為に私達…ラインツ王国が暗躍させていただきます!」


メリダス様が安心して過ごせる世界にするために、私がやらなきゃいけません


今日から本格的に行動が始まります!


メリダス様の言っていた神父やシスター不在の教会に例の転移石を設置して、準備完了!


部下達がこの転移石の箱を中心に転移して来る様になっています


そういえば…ガードナーの頭がツルツルになったのは、司祭になるためだったのですね!


何も考えずツルツルにして差し上げたのですが…適職かもしれません!


神殿に戻り、メリダス様と別れた後


執務室に転移して、出向開始をガードナーに伝えました


「活動資金は一人辺り1種類1枚づつですよ!いいですね?多く持っていったら困る人が出ますからね」


私が各々に金銀銅貨を渡し終える、大声で宣言します


「潜入開始!」


私が宣言すると、騎士達が転移石の入った箱に触れてはどんどん…その場から消えて行きます


行き先はもちろん、あの教会。


それを敬礼で見送る本部に残す騎士達…かっこいい!



教会を拠点に活動する人数は10人。


今回のメンバーの男女比は男性25人、女性25人の半々で


夫婦を偽装するタッグの騎士が6人と、メリダス教団聖騎士にねじ込んだのが3人、国軍本部への極秘潜入は1人、王宮への極秘潜入1人、残り3名は連絡要員で確定しています


国軍本部と王宮は非常に危険かつ難易度が高く、専門性がかなり高い為…私個人に付き従う'イブ'の隊員2人をそれぞれ送り込みました


全員が転移して行ったのを見守った後…私はお父様のいる元老院に転移します


最近、転移を使いすぎて操作が非常に緻密になってきました


クローゼットの中に転移したり、テーブルの下にも転移できるようになりました!


ガードナーのガードナー事件はもう二度と起きませんね!


「おお!アイリス!」


「お父様~」


転移に気がついていたお父様は、私を抱き上げてくるくると回ってくれます


…小さい頃にお父様のくるくる…好きでした


ちょっと懐かしい気分になりました


お父様が私を優しく降ろすと本題に入ります


「お父様?実はお願いがあってお伺い致しましたの」


自分…らしくない両手を前に合わせてお父様の位置から上目遣いに見えるように顔向きを上げます


…こうすると、お父様へのお願いがすんなり通りやすいのです


「いいぞ!アイリスのお願いは全て許す!パパはアイリスが国を滅ぼそうと、教会を作ろうと商会を作ろうと味方になるぞ!」


即答で許可を貰いました、さすがに早すぎる許可に驚いてしまいましたけど…時間が惜しい今…非常にありがたいです!


便りがいのあるお父様です!


「ありがとうございますお父様!大好きですわ!」


「パパもアイリスが大好きだよ!」


お父様の頬に軽くキスをして、私はすぐにローゼンハイムのお屋敷に転移します


お父様…多分、舞い上がってるかもしれません


転移してすぐに、お屋敷の前にいる護衛にお声をかけます


「ドーマンとセラ?私ですよ」


「お嬢様!!なんとお無事で!!」

「お嬢様!?お無事で何よりです!」


あっ…そういえば、帰ってきてからお家に帰ってませんでしたね…


お母様がいらっしゃらないように…

お母様がいらっしゃらないように…

お母様がいらっしゃらないように…


心の中で3回ほど祈ってから、お屋敷の中に入ります


「お嬢様!?」


執事のフェルクリスがお出迎えをしていただきました


あぁ…良かった、お母様のお出迎えでしたら…お説教されてしまいますもの


フェルクリスがいるのなら、ここで用件をお伝えして転移すれば…お母様とエンカウントせずに済みそうです


「フェルクリス、イブの出番です」


「左様でございますか…手筈はいかほど?」


フェルクリスはローゼンハイム家が持つ最強の極秘組織…'イブ'の総司令官


彼に言えば、すぐに部隊が動き…すぐに結果が出ます


「部隊数1、潜入先は例の国の王宮衛兵に扮して同胞の諜報活動支援…必要となれば生死は厭わない、とにかく迅速かつ隠匿でお願い…騎士団本部第7部隊駐在所にて転移石での任地Aに移動…案内は第7騎士団潜入中の同隊員CBが受け持つ」


「了解…これより実行部隊05に遂行させます」


イブが行動開始しました


これで…明後日には王宮の衛兵の一部が入れ替わってくれます…


じわじわと…内部からゆっくりと毒を回してるのを実感できて楽しいですね


思わず笑みを浮かべてしまいました


「ありがとうフェルクリス…それと、お母様とは任務が終了してからお伺いするわ…あと、お茶会などの参加も騎士団関連の名目でお断りしておいて頂戴」


「仰せのままに」


フェルクリスに用件を一気にお伝えした後、私はバークレイ国王陛下のいらっしゃる王宮に転移しました。


…謁見の間から失礼させていただきます


「またか!」とはんば呆れた様な声を上げる陛下に問答無用で私は報告します


…今さらでしょ?


「緊急です!かの国の動向が判明しました!やはり侵攻の方向で間違いありません!」


「そうか…解決法はこちらからかの国に行って交渉をするか、迎撃するかの2択という訳か…して…猶予は?」


さすがです国王陛下


私の発言ですぐ切り替えてくれてありがたいです!


「敵の造船開発の進行次第です!文明技術は同等かそれ以上!」


「そうか…王太子率いる使節団を転移で送れないか?」


「入国経路を特定されると危険です!」


やはりか…と陛下はため息をつきながら玉座にもたれ掛かります


私ももうちょっと猶予があると思っていましたが、バーデンボーグ総司令とバルクヘッド大佐もかなり行動力があり…非常に厄介な相手です…いっそのこと闇討ちしてしばらく時間稼ぎできないでしょうか…?


逆にダメでしょうね… 私ったらすぐに暴力に振り切ってしまう邪心を正さないといけませゆね


「各自急ぐように発破をかける!また何かかの国で進捗があったら連絡するように!」


陛下への強制謁見は終わったので、次は重要人物であるオルグスさんの所に転移っ!


…青と白を基調にした綺麗な神殿ですね


真っ先に神殿の中庭に転移したおかげで、目的であるオルグスさんと遭遇できました。


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