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毒杯の晩餐と百の献立  作者: 水前寺鯉太郎


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第八十二夜 ―― 貴族の裏切りと、ゲリラの牙 ――

第八十二夜 ―― 貴族の裏切りと、ゲリラの牙 ――


 王宮の円卓。並べられた駒のうち、いくつかが横倒しになり、泥に汚れている。

 ザルカ王は、その泥を拭おうとして、手を止めた。

「……勝利の美酒は、裏切りの毒で汚されたか。アーロンは戦いに勝ちながら、味方の『欲』に負けたのだな。サフィア、高潔な志を持つ者ほど、足元を掬われるのは世の常なのか」

 サフィアは、倒れた駒を一つ拾い上げ、第八十二夜の語りを始めた。

◆ サフィアの語り 第八十二夜 ――「独立の夢と、泥濘の退却」

 アーロン率いる反乱軍は破竹の勢いで連勝し、王の甥を討ち取るまでに至りました。彼はこの好機に、次代の王と目されるオーガスト・エドワード・ファラーら支配者層に、真の独立のための決起を促します。

 しかし、己の領地と権益を惜しんだ貴族たちは、土壇場でクナ王国と内通し、アーロンを裏切りました。

 反乱軍は壊滅的な大敗を喫します。辛くも逃げ延びたアーロンは、もはや正規軍を率いることはできませんでしたが、その闘志は衰えませんでした。彼は闇に潜み、ゲリラ戦を展開しては裏切り者の貴族を次々と葬り、クナ王国の安眠を脅かし続けたのです。


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