同居はじめました。
俺は金木を連れて、俺が住むマンションに帰った。
「えっと…何から始める?」
「お笑いってよく分かんないし、何でもいいよ~」
「よく分からないって、じゃあ、お前がお笑い芸人目指す理由はなんだ!」
「お金が欲しいから」
「…」
こいつ…そんな理由で芸人目指しているのか…。
「芸人って言っても、今は全然儲かってないからな」
「ふ~ん、別にそれでもいいよ。あっ、にくまん冷めた」
「!?」
なんだこいつ!話が通じない!こいつはアホの国から来た、アホの王子様か!
「とりあえず、ボケかツッコミ…いや、お前にツッコミは無理だ。俺がツッコミをやる。いいな」
「了解~!」
「…」
なんかフワフワしているな…。
「ねえ、コンビ名変えるんでしょ。オレはそういうの苦手だから、公が考えてよ」
あっさり俺の名前言ってるし…。ハムって言われるよりはマシだけど…なんかムズムズするな。
「…今は思いつかないから、後で考えるよ。それでいいだろ…良」
「……へへっ」
俺が名前を呼ぶと、良はニッコリと笑った。見た目は大人っぽい子供で、頭脳は子供だな。
シュンシュンシュンシュン。
「おっ、やかんのお湯が沸いたか」
のっそり立ち上がり、台所に行く。
「良ってハーブティー飲めるの…うわっ!」
良に背中を向けながらお茶の準備をしていたら、いきなり後ろから良に抱きつかれた。
落ち着け自分!抱きついているのはでかい大型犬抱きついているのはでかい大型犬抱きついているのはってちがうだろ!怖がるな自分!
「…俺、後から抱きつかれるの苦手だから離れろ。熱い物持っているし」
「公はいい匂いがする…」
ちくしょう!話が通じねぇ(泣)!
「ねぇ…エッチなこと…してもいい?」
「して…たまるかこの野郎!くらえ!火事場のデブ力!」
「うわっ!」
俺はブチ切れて、良を背負い投げた。
「あっ!お茶、かかってないか!?」
「ん~、大丈夫だけどビックリした。すごいね。背負い投げ出来るんだ。こんな狭いとこで」
「狭くて悪かったな。つーか、お前…さっきのどういう事だ」
「エッチしたいって言ったこと?あれは本心だよ。しないの?」
「するか!」
こいつ…ゲイだったのか……。
「つまんないの~」
気をつけなきゃ、また襲われそうだな。
「ねぇ、この部屋家賃いくら?」
「いきなりなんだ」
「いくら!?」
「…3万円」
「オレの部屋は5万円。でも、最近家賃払えなくなってきたんだ」
何が言いたいんだこいつ…。
「オレの部屋に住まない?ネタ合わせとか今後の話もしたいし、2人で家賃分ければ2万5千円。公は5千円も節約できるんだよ」
たしかにいい話だが…襲われそうでなんか怖いな。
「どんな部屋だ?」
「バストイレキッチン付き、個人部屋が2部屋。あと壁は防音になっているよ」
防音だと!それなら部屋でネタ合わせしても、隣りの人に怒られないって事じゃないか!
「その話、乗るよ。でも!俺は女が好きな普通の人間だ!俺はお前とやらしい事は絶対しない!いいな!」
「…わかった」
と言う訳で、俺はこいつと同居することになったが…。
「…はぁ、バイト疲れたな……」
良の部屋を開けると…。
「……あっ、公。おかえり…。公も…一緒にする?」
「するか!」
知らない男を連れ込んで、Hしていた。
「つーか、またしてるのか!お前の部屋開けると90%エロ現場!疲れている俺を癒すってこ」
「ん…もっとし」
「するな!続けるな!俺を癒せー!」
こいつと同居したのは、間違いだったな…。
『死刑囚子育てプロジェクト』は今日か明日の深夜更新予定です。
そして、完全に昼夜逆転してますが、今から寝ます。




