表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜の舞う摩天楼  作者: ハイク
第一章 チュートリアル
35/68

34話 パーティ

寝ると朝になる。

それは常識だ。


白は絶望的なまでのニートだが、体内時計はしっかりしていた。

「今日も朝が来た」

目覚めの良い朝。

ギルドへ行く準備をして、また何か良いクエストを探しに行く。


「俺もすっかりこの生活に馴染んできたな・・・」

そう独り言を言いつつ、クエストが張り出される掲示板を見ていると、


「あ、白さん、ちょっとこちらへ」

「?」


そう言われて連れてこられたのは面接室のような場所。

「話があります。」


「オーガジェネラルを討伐してもらえますでしょうか。」

「え?」


「この街の近辺でS級個体が確認されました。そして、この街の最大戦力は白さん、あなたしかいません。」

「あなたはトロルジェネラルを4体、オーガを1体討伐しましたよね。」

「その時点でもうあなたはA+、いや、Sランクに相当します。」

「討伐作戦は明後日決行します。できるだけ少数で行くのが望ましいため、パーティメンバーは4人までとさせていただきます。」


つまり緊急クエスト?






…結局一人で行きそうになった。

作戦当日。レイカから声をかけられ、

「一人とは、気取り過ぎにも程があるわ」


「レイカさん、どうしたんですか?」


「どうしたもこうしたもないわよ・・・」


「オーガジェネラルを倒しに行くんでしょう?それも一人で・・・」

「私も連れて行ってもらわないと勇者の名が廃る。」


と半ば強引に仲間になっていった。


その他にも次々と、

「よう坊主、オーガジェネラル討伐に行くんだってな?」

「武器屋のおっさん!? 店はどうしたんですか?」

「おい、俺の名前が「武器屋のおっさん」だと思ってないだろうな?俺にはラースというちゃんとした名前があって・・・」

「で、何の用ですか?」

「おいおい、いや、おい、・・・はぁ。俺もそれにつれて行ってくれよ。」

「お、ラースゥー、お前もコイツに同行頼みに来たのか?」

「ジョー、お前もか」

「今はこの町の最高ランクだからな、コイツに抜かされるまでは・・・な?」


人数が揃ってしまった。

まあ良いに越したことはないのだが・・・

「では、行ってらっしゃい」

「絶対帰ってきてくださいね!」


何かのフラグが立った音が聞こえたが、まあいい、今はオーガジェネラルだ。


報告のあった森に行く・・・

あれ?


ここは・・・


前に来た事がある。

あの洞窟、ゴブリンのいた洞窟だ!


「ちょっと待っててください。」

「「おう」」

「わかったわ。」


懐かしいな・・・と思い出す。

しかし、そうのんびり思い出していられる時間はなかった。

すぐに後ろからどかん、と音がし、慌てて戻る。


「こ、こいつが・・・」


オーガジェネラルと遭遇した。


戦闘準備に入る。

全員一斉に武器を取り出す。

レイカは杖、ジョーは剣、ラースは大剣だ。


オーガジェネラルとオーガの大きさはそれほど変わらないが、オーガなら普通は身に着けてはいない、「防具」を装備している。


まずは突っ込んでみる。そう言い俺は突っ込む。

・・・ガキーン。


堅いっ!

オーガジェネラルの拳が来る。

・・・ここだ!!

一瞬、閃いた事を実戦してみる。

パンチを受け流し、足を斬る。

そして威圧感から切り払いで離脱する。

「ブレイブスター!」

と技名は叫んだが、感覚で攻撃する。

味方には当たらないように前方だけに向けて攻撃する。・・・いや、ここは縦切りのほうがいいか。

と思い、綺麗な縦切りを力強く繰り出す。


・・・味方は何をしてる?

ふと気になり、周りを見ると、

「っく、一体どこから沸いたというの!?」

「ラース!白の援護を!」

「分かった!」

なんとゴブリンの集団が押し寄せてきている。

このオーガジェネラルが原因か?

「(叡智)」

「(こんにちは、何でしょう?)」

「(この事態はオーガジェネラルが原因か?)」

「(いえ、これは魔王の魔力によって大量にモンスターを生み出しているものと推測されます。)」

「(そうか、ありがとう)」


・・・考える暇がない。

戦いながらなので少し油断すれば致命傷が来る。

さっきの会話だって半分しか覚えていない。

「ここが頑張り時・・・だろ!!」

大剣を振り回し、一番威力の高い構えで力を溜める。

その間は無防備になる。中断し即防御することも出来るが、ここで中断したら攻撃は当てられない。

「・・・・・・・・今だ!!」

「頼んだ白!!」

100%以上の力を出し切り、なおかつ防具の弱い場所ピンポイントに切り付ける。

普段武器防具を見ているラースだからこそ出来る技だ。

防具の弱点を突いた所で、少し防具が剥がれた。


「ありがとよ!」

ここはチャンスだ・・・MPなど気にしない。

クリアバーストッ!!


いつもと違う構えで、薙刀を地面に突き刺す。

辺りに白い霧のような物が出、それを薙刀を振り回し集めていく。

・・・・・・一閃。

薙刀が白い霧の効果で槍のような切れ味を持っている。

突いた所、前方からすさまじい爆発が"連鎖"する。

そして、さっき切りつけた足、離脱するときに切り付けた胴にも爆発が及び、オーガジェネラルの「防具」は爆発に耐えきれず散った。

そして、オーガジェネラルはこの爆発、一閃を受けてもなお生きている。


全身血だらけになりながら咆哮を上げ。

「(危険・・・危険・・・)」

「・・・?」

システムが警報を鳴らす。

にも関わらず白は、

「畳みかけるぞ!!」

・・・自身の力を過信し、すべてを失う結果となる。

(テーレッテー テーレッテー)

何とか剣豪ララに相打ちという結果にしたものの、勝ち負けをハッキリさせたい白は再戦を申し込む

その言葉がララの琴線に触れ、これ以上戦うのなら殺し合いにするという話を受ける。

命を賭けた決闘に白は挑むことを決意。ララからエリクサーをもらい、真剣勝負が始まる!

次回へ続く!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ