28話 限界突破・強化
「よう!」
大金を手にした瞬間から気分が良くなっている。
逆に言えば警戒をしていない状態ともいえるのだが、それは置いといて白は武器屋へ寄る。
「ずいぶんと気分がいいな、何かあったのか?」
「ちょっといいことがあったのさ。」
「で、何の用だい、まさかそのことだけなわけないだろう?」
「冷たいね武器屋のおっさん。・・・武器を手入れしてほしいだけですよ」
「なんだ、そんなことか。」
薙刀を見せる。
「ふむ・・・ある人から教えてもらった武器だが、こまめに手入れしないと刃がダメになるな。」
「この武器を使うときは注意して使ってくれ。そのほうが武器も喜ぶ。」
「あ、ああ。」
「とりあえず56マールいただく。」
「加工が必要だからな。」
「ちょっと高すぎないか?」
・・・
「武器の限界を超える加工をする。そもそもこの武器はそれ用に考えられた武器なのかもしれない。」
「だからちょっとばかり値が張るが。やるか?」
「やります。」
「では56マールきっちりいただいた。しっかりやるから完成を待ってくれよ。そうだな・・・3日くらいで終わると思うから、これを持って行け。」
武器屋のおっさんが渡してくれた武器は、刀のようだ。
「これは?」
「カタナと呼ばれる異国の武器だ。すでに限界突破加工をしてある。手入れがほぼ不要だからそれを使ってな。」
「おっと、値段のことはいうなよ。薙刀が出来るまでの仮の武器だ。当然薙刀が出来たら返してもらうからな。」
「お、おう」
「ありがとな。じゃあ」
「おう!」
まさか刀が存在するなんて・・・やはりこの世界も日本人の影響を少しばかり受けているみたいだ。
「ジョーさん、稽古お願いします」
「じゃ、始めるか。」
そこから3日。修行漬けになっていた。
今回覚えたスキル・・・(中に前回のスキルもあり)
シールドブレイク(打) ダガーシュート(射) 影斬り(斬)
狂戦士(強化) ブレイブスタン(打) ブレイブソード(斬) ブレイブマジック(斬・魔)
ヒート・ブレイブ(炎・強化) ウィンド・ブレイブ(風・強化) クリアソード(爆)
かなりブレイブモード専用のスキルが増えて行っている。
そして、クリアソードはいわゆる最上級魔法のようなもので、今のMPでギリギリ使えるようだ。
今のMPがどれぐらいあるのかはまだわからないが、今は某竜クエストのマダンテのようなものと思っていいだろう。
そして三日後。マールは124になり、そろそろ稼ごうかと思っていたところ。
「すっかり忘れてた。見に行かなきゃ。」
薙刀のことはすっかり忘れていた・・・
「やあいらっしゃい。できてるよ。」
見た目は変わっていないが、何か輝きのようなものが違う。
「自動補修機能付き、武の薙刀だ。大事にしろよ。」
「ありがとう。」
少しだけ世間話をし、店から出た。
今日やることの確認をし、ギルドへと足を運ぶ。
「今日はこのクエストがいいかな・・・」
―――――――トロル一体の討伐―――――――
このクエストを選んだ瞬間から、白の運命は決定された。
(テーレッテー テーレッテー)
漆黒の竜のもと修行をすることになった白。
地獄のトレーニング内容を見せつけられ困惑するが、漆黒の竜が更に条件を追加していく。
白はこのトレーニングと共に条件として出した三種のシレンを乗り越えられるのか!
次回へ続く!(続かない)




