97話 蛇身の逆襲
うわぁ…暑苦しい。
実際私ちょっと焦げたし。
ユウマは完全に力尽きたようだ。
怪我がまだヒドイからかロボは分離しない。
「あんた強いんだし。ちょっと手加減したらどうニャ?」
「馬鹿かお前?手加減したら俺が殺されてるわ。」
「あらマジニャ?」
「まぁちょっと火加減はしたが…最後加減し忘れたけど燃えなかったしな。」
「まぁあんたにそんな器用な…」
ゾンッ
突如下から刃が飛び出しジローの右腕を切り落とした。
私たちは一瞬でその場を離れた。
刃は手探りなのか足音を追ってか
ジローを追ってツギツギと突き入れられる。
「お嬢ちゃん、兄ちゃんを連れて逃げろ!」
「…あぁもう!わかったニャ!」
今はジローに巻かせるしかない。
私はジローを連れて逃げようとすると
そこには巨大な狼が一匹たっていた。
獣人じゃない。ロボだ。
「緊急事態だからな。私はユウマをあの娘に回復させる。コハル殿はジローのサポートを」
「わかったニャ」
ロボはそうゆうと体育館の入り口から退避した。
便利だなぁ私にもあーゆー機能無いかな?
おっとそんな悠長なこと考えてる場合じゃない。
ジローは相変わらず刃に責め立てられていた。
今は避けてるがこのままじゃ…
ガコン!
案の定、床の一部が抜けた。
「ジロー!」
「あぁ?」
「いったん逃げるニャ!」
「わかった!上のプールで落ち合うぞっ!」
「了解ニャ!」
ブワッ
抜けた幾つもの穴からチラリと見えたのはオレンジの影…しかも羽生えてなかった?
私は抜ける床を気にせずグングンダッシュすると
もと来た入り口までかけ上がった。
ゾンッ!
私のすぐ横から刃が飛び出す。
え?私?
ジローの方に行ってよ!
私は廊下を走る壁から刃が突き出てくる。
下から無いのは救いだが、
進路を塞ぎつつ刺しこまれるので非情に危うい。
一階に上がる階段の先で刃が突き入れられた。
あれ?引き抜かない?
刃がそこから伸び体育館の壁まで達する。
うわぁ~何するかわかるわぁ~
刃はそのまま建物の壁沿いを走り始めた。
想像通りならここにはいれない。
私は一気に階段をかけあがる。
急げ!間に合え!
ガコン
足場が揺らぐ。
私が一階にたどり着くと同時に
二階か下が切れて落ちた。
無茶苦茶だよ…
私はそのまま地下の階段を探し上がる。
けっこうな深さだ。
降りてすぐの扉を開けると更衣室。
さらに抜けると視線の上には25メータープールが天井にあった。
下は床まで5メーターほど。
見れば小さな飛びこみ台まである。
良いプール持ってんなぁこの学校。
私はプールの天井に降り立った。
ドゴン!床の一部が壊れ金の腕が現れた。
開けた穴からジローが這い出してきた。
「うおおおっ死ぬかと思った!」
そうゆうジローの真後ろから刃が飛び出る。
ザクザクザク!
ジローは急いでこちらに走ってきた。
ジローがいた場所は3×3くらいのイビツな形に切り取られ空に落ちた。
そしてそこから現れたのは羽を折り畳みつつ入ってくる蛇だった。
ここで戦るしかない。
私たちは臨戦体勢をとった。
あぁ…せっかく用意したバトルフィールドが…




