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奈落の空  作者: ぴこ
跳梁跋扈編
94/179

94話 蛇身討伐(2)

92話での間取り説明が舌足らずだったので

少し訂正しました。

この体育館は一階が更衣室、シャワー、プールのガラスばり観覧。

地下がプールになってます。


体育館は二階から上ですね。

申し訳ない。

俺が階段から下に降りると廊下になっていて

手近なドアを開いた。

左右にバスケットゴールが見える。

床までの高さは10メートルくらいか?

今いる位置はちょうど真中。


コハルちゃんたちは?と思った瞬間、一方のゴール下のドアが勢いよく開く。


蛇かと身を隠したが出てきたのはコハルちゃんだった。

ゴールを伝って下に降りている。


よし、合流だと思ったら今度こそ蛇が飛び出し、俺の正面の下辺りに着地した。


こう見るとでかいな。

尻尾まで合わせたら6メーターはあるんじゃないか?

あれと戦うとか憂鬱だな。

まぁやるっきゃない!


おっジローさんも来た。

戦闘開始といきますか!

初手はジローさんか。

いや、コハルちゃんも行くみたい。

俺はなんだか出遅れてしまった。


ジローさんは左、コハルちゃんは右へ回り込む。


蛇は一瞬悩んでジローさんに向き直った。

その爪をジローさんに振り下ろす。

ジローさんはそれを避け腕を掴んだ。


ゴオッ!

ジローさんごと火柱が上がる。

マジであの炎虎なんだな。


空気が焼ける。


しかし蛇はそれをものともせずもう片方の腕でジローさんを引き剥がしにかかる。


それを避けながらその手を蹴りあげた。

一瞬炎が上がるが密着しないと燃え上がりはしないみたいだ。


それと同時にコハルちゃんが爪で蛇の後ろから頭部に切りつけた。

ギンッ!

その髪さえも鋼で出来ているのか刃は通らない。

瞬間蛇の体が独楽の用に回り尻尾が旋回した。


コハルちゃんは奴の肩を蹴って上に飛んでかわしたが、ジローさんは腕でブロックするも直撃して吹っ飛ばされた。


止まらず追撃がジローに向けられる。

コハルちゃんは再び奴の後ろから沸きに刃をつき入れる。

そして俺も奴の後ろからその頭部に組み付いた。


反応は劇的。

倒れて動けないジローを無視して

奴は俺を引き剥がそうと腕を伸ばす。


危ねっ!

俺は奴の腕から逃れて後ろに飛ぶ。

奴はこっちを向く。

鋼の顔がこちらを見た。

その動かない瞳が鉄仮面の無機質な目が俺を捕らえた。

そして笑った。

えっ?


奴はその爪を俺に伸ばす。

なんだ?


俺はそれを横っ飛びにかわす。

そのままその巨体をくねらせこちらに迫る。

左右から腕を振り回し俺に襲いかかってくる。

なんだ?なんだこいつ?


俺は振り下ろされる爪から逃れるために後ろに飛び続ける。

奴は執拗に攻撃してくる。

俺だけを。

その間にも後ろからコハルちゃんが切りかかり、復帰したジローさんが蹴りをいれ拳を振るうが

見ようともしない。


なんだこの執着?


このままでは壁が…

俺は大きく後ろに飛び壁の金具に足をかけると

奴の上を飛び超えにかかった。

すると奴の体が上に延び上がった。

そうだ…こいつの全長は6メートル前後。

これくらいの高さじゃ…

奴の頭上を越えようとした俺のさらに上まで奴はその延び上がると。

その両腕を振り上げ組む。

そして振り下ろした。


「ガッ!」

腕で防いだが強い衝撃と共に床に叩きつけられた。

床を被う鉄骨がひしゃげめり込む。

そこにさらにやつの爪が振り下ろされた。

ガキッ!

腕をクロスして防いだが確実に引き裂かれると思っていたが、堅い音がして奴の爪を防いだ。

その隙にジローさんとコハルちゃんがやつの尻尾を引っ張りスッ転ばせた。

俺は下敷きになる前に床から体を引き抜き

横に飛ぶ。


爪は何故ささらなかったのかと腕を見ると。

腕を亀の甲羅が被っていた。

これは…

(前の亀蟹の肉を食ったからな。)

そんなこと出来るのロボ?

(まだ馴染んでないから上手くいくか自信は無かったがな)

いや、すげーよこれ!


俺達は一度合流しつつ距離をとる。


奴は鉄骨に挟まったのか起き上がるのに手間取っている。


「どうする?逃げるニャ?」

「逃げても追ってくるだろ?」

「そうですね。ここでなんとかしましょう。」

「なんか策でもあるのか?」

「私にいい考えがあるんニャけど♪」

「うわぁ嫌な予感しかしない。」

「俺もだ。」

「いいから耳かすニャ!」

虎と狼はしゃがんで猫に耳を差し出す。


「……………………………な感じニャんだけど。」

「俺のリスク高いなぁ~」

「がんばれ兄ちゃん!」

「ねっどうニャ?どうニャ?」

「…それで行ってみますか!」

「採用ニャ~♪」

「任せたぜ兄ちゃん!」


蛇は起き上がりこちらに向き直った。

やるしかない。


そして第2ラウンドがはじまった。


続きます。

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